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利用者:Almandine/ムラサキウニ

ムラサキウニ
ムラサキウニ Anthocidaris crassispina
分類
: 動物界 Animalia
: 棘皮動物門 Echinodermata
: ウニ綱 Echinoidea
亜綱 : 真ウニ亜綱 Euechinoidea
上目 : ホンウニ上目 Echinacea
: ホンウニ目 Echinoida
亜目 : ホンウニ亜目 Echinina
: ナガウニ科 Echinometridae
: ムラサキウニ属 Anthocidaris
: ムラサキウニ A. crassispina
学名
Anthocidaris crassispina A. Agassiz, 1863
和名
ムラサキウニ

ムラサキウニ(紫海胆、学名: Anthocidaris crassispina)は、ナガウニ科に属するウニの一種。日本の広範囲、中国南東部、台湾に分布し、潮間帯から浅海に生息する。

特徴

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殻径7 cm、殻高5 cm程度になるウニ。多数の長い棘を持ち、全体に暗紫色を呈することが多く、裸殻は灰色。雌雄異体だが、外見から判別することはできない。

分布

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日本海では青森県以南、太平洋では茨城県以南、九州に至る範囲、中国南東部、台湾の、潮間帯から水深20 mの岩礁等に普通に見られる。

生態

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産卵期は9月~11月。受精卵はおおよそ24時間で二腕プルテウス幼生となり、約1ヶ月で四腕-六腕-八腕プルテウスを経て稚ウニとなる。

利用

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食用とされるほか、発生学のモデル生物として生殖細胞が利用される。

食用

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精巣・卵巣ともに、生殖腺が食用となる。特に夏、産卵期前の生殖腺が栄養細胞で満たされている時期が、いわゆる「旬」とされる。

歴史

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古来「ウニ(棘甲贏)」(ムラサキウニ)と呼ばれ、「ガゼ(甲贏)」(バフンウニ)とともに食用とされてきた。

近縁種

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画像 和名(学名) 分布 特徴
アカウニ
(Pseudocentrotus Depressus A. Agassiz)
太平洋岸は茨城県から九州南部の浅海に分布。ムラサキウニよりやや暖海を好み、深場にいることが多い。 色合いが赤褐色を中心に、淡赤褐色から濃赤褐色となる。
キタムラサキウニ
(Strongylocentrotus nudus A.)
の、比較的冷たい海に分布する。 大きさ、外見はムラサキウニに酷似するが、裸殻が緑色から紫色、棘が暗緑色を呈する。

脚注

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参考文献

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