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順次進行（じゅんじしんこう）とは、メロディーの進行の一種で、2度上または、2度下への進行をいう。音程の変化が小さいため、メロディーに弛緩をもたらす。
和音の最低音（ルート）を順次進行にするために、分数コード（オンコード）が用いられることも多い。
2度上への進行は、準強進行と呼ばれ、2度下への進行は、弱進行と呼ばれる。
弛緩（しかん）とは、ゆるむこと、緊張がほぐれるさまなどを指す表現で、緊張の対義語である。[1][2]
参考文献
[編集]ノン・ダイアトニック・コード
[編集]セカンダリー・ドミナント
[編集]副次調のドミナント。Sec.Ⅴと略される。通常、副次調のトニックの先行和音である。
| Sec.Ⅴ（副次調のD） | 全終止（副次調のT） |
|---|---|
| Ⅵ7（Ⅱ-7調のⅤ） | Ⅱ-7 |
| Ⅶ7（Ⅲ-7調のⅤ） | Ⅲ-7 |
| Ⅰ7（Ⅳ△7調のⅤ） | Ⅳ△7 |
| Ⅱ7（Ⅴ7調のⅤ） | Ⅴ7 |
| Ⅲ7（Ⅵ-7調のⅤ） | Ⅵ-7 |
Ⅶ-7(♭5)は、長調の主和音にも、短調の主和音にもなることが出来ない為、セカンダリー・ドミナントは存在しません。Ⅴ7調のⅤであるⅡ7は、DD（ダブル・ドミナント）です。
| Sec.Ⅴ（副次調のD） | 全終止（副次調のT） |
|---|---|
| ♭Ⅶ7（♭Ⅲ△7調のⅤ） | ♭Ⅲ△7 |
| Ⅰ7（Ⅳ-7調のⅤ） | Ⅳ-7 |
| Ⅱ7（Ⅴ-7調のⅤ） | Ⅴ-7 |
| ♭Ⅲ7（♭Ⅵ△7調のⅤ） | ♭Ⅵ△7 |
| Ⅳ7（♭Ⅶ△7調のⅤ） | ♭Ⅶ△7 |
Ⅱ-7(♭5)は、長調の主和音にも、短調の主和音にもなることが出来ない為、セカンダリー・ドミナントは存在しません。Ⅴ-7調のⅤであるⅡ7は、DD（ダブル・ドミナント）です。
トライトーン・サブスティテューション
[編集]ドミナントと共通のトライトーンを持つ和音であり、ドミナント、セカンダリー・ドミナントの代理和音である。Sub.Ⅴと略される。裏コードとも呼ばれる。
| Sub.Ⅴ | D, Sec.Ⅴ |
|---|---|
| ♭Ⅱ7 | Ⅴ7 |
| ♭Ⅲ7 | Ⅵ7（Ⅱ-7調のⅤ） |
| Ⅳ7 | Ⅶ7（Ⅲ-7調のⅤ） |
| ♭Ⅴ7 | Ⅰ7（Ⅳ△7調のⅤ） |
| ♭Ⅵ7 | Ⅱ7（Ⅴ7調のⅤ） |
| ♭Ⅶ7 | Ⅲ7（Ⅵ-7調のⅤ） |
| Sub.Ⅴ | D, Sec.Ⅴ |
|---|---|
| ♭Ⅱ7 | Ⅴ7 |
| Ⅲ7 | ♭Ⅶ7（♭Ⅲ△7調のⅤ） |
| ♭Ⅴ7 | Ⅰ7（Ⅳ-7調のⅤ） |
| ♭Ⅵ7 | Ⅱ7（Ⅴ-7調のⅤ） |
| Ⅵ7 | ♭Ⅲ7（♭Ⅵ△7調のⅤ） |
| Ⅶ7 | Ⅳ7（♭Ⅶ△7調のⅤ） |