利用者:Akaniji/sandbox/2
項目の並び順について
[編集]現行「著者名、著書(論文)名、雑誌名、巻数、発行所名、叢書名、刊行年、参照ページの順で記す」となっています[1]。しかし、この項目の並び順は本文や脚注からどのような方式で言及するかによって異なります。例えば本文で(鈴木 2013)と参照した場合は、当然読者は著者の姓と刊行年で文献を探すわけですから、参考文献節における項目の並び順は著者名→刊行年→…の順で記されてしかるべきです。また、個別参照法に示す「姓頁参照」を行う場合、通常は著者名のみで文献が指示されます。同姓同名の文献が複数ある場合のみ標題でも指示され、検索することを余儀なくされるわけですが、刊行年は半角4文字にすぎず、大して邪魔になりません。番号参照は書誌事項で指示しないので影響はありません。それに、「著者名→論文名→雑誌名→巻号→出版年→ページ」の順で記すのが果たして一般的かというところも注目しています。藤田(2006:624)は日本の学会誌の書誌要素の記述順序の統計をまとめており、この順序を採用する投稿規定は少数派で、2/3以上は「著者名→出版年→論文名→雑誌名→巻号→ページ」の順を採用しています(207規定中140規定)。姓年参照を行う際の便宜やこの状況を鑑み、例外を許容しつつも通常の並び順として例示するのであれば、「著者名、刊行年、著書(論文)名、雑誌名、巻数、発行所名、叢書名、参照ページの順で記す」と変更した方がよいのではないでしょうか。なお、この順序を採用する投稿規定としては社会学評論スタイルガイド(片桐ら 2009)が挙げられます。実際の使用例としてはuser:Akaniji/Template:Cite_jsr/testcasesのような形を考えています。みなさんのご意見をお聞かせください。
- 藤田節子、2006、「国内人文・社会科学系学会誌の投稿規定の分析 (II)」『情報管理』49巻11号622~631頁、(2013年5月11日取得、http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.49.622 )。
- 片桐新自・藤村正之・庄司洋子・川崎賢一・木本喜美子・後藤範章・小林久高・斎藤友里子・樽本英樹・浜日出夫・桝潟俊子・宮本孝二・好井裕明、2009、『社会学評論スタイルガイド 第2版』日本社会学会、(2013年5月11日取得、http://www.gakkai.ne.jp/jss/bulletin/guide.php )。