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利用者:Akaniji/Wikipedia:出典を明記する/複雑版

文献の示し方

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書籍や雑誌記事、オンラインPDFなどの文献を出典や原著論文として示すには、様々な方法があります。ここでは、その一例を解説します。

書誌情報の書き方

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書籍や雑誌記事等を示すとき、書名や記事名だけでは、読者は必ずしも同じ文献には辿り着けません。文献を単一に特定するためには、次のような書誌情報を列記すると良いでしょう。著者姓名、発行年月日、記事名、書名、誌名、巻号、出版社、朝夕刊の別、ページ番号、ISBN、URL、URL取得年月日等です。以下に例を示します。

福見秀雄、1954年、「感染論から見た化学療法論」『科学』24号175~179頁。

詳細は#記載すべき情報をご覧ください。

どこに書き込むか

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文献は括弧書き等で文章内に示す方法も考えられますが、書誌情報は一般に長く、本文の可読性を損ねます。そこで、括弧書きではなく脚注機能を用いれば、可読性を損なわずに済みます。

<ref></ref>タグ間に書き込み、「脚注」節の<references />タグで呼び出す例
入力 結果

ミスラ法は、英国のマイルスとミスラが考案した<ref>マイルス=A・A/ミスラ=S・S、1938年、「The estimation of the bactericidal power of the blood」『Journal of Hygiene』38巻6号733頁、ケンブリッジ大学、PMC: PMC2199673。</ref>。


== 脚注 ==
<references />

ミスラ法は、英国のマイルスとミスラが考案した[1]

脚注
  1. ^ マイルス=A・A/ミスラ=S・S、1938年、「The estimation of the bactericidal power of the blood」『Journal of Hygiene』38巻6号733頁、ケンブリッジ大学、PMC: PMC2199673。

このほか、項目末尾に == 参考文献 == を設け、そこに箇条書き (*) するだけという方法もあります。この場合も、文献の著者名などを目印として、本文や脚注内から個別に文献を指し示すことができます(Wikipedia:出典を明記する/個別参照法)。

書誌情報を「参考文献」節に箇条書きし、本文から著者の姓と発行年で文献を指し示す例
入力 結果

ミスラ法は、英国のマイルスとミスラ(1938年)が考案した。


== 参考文献 ==
* マイルス=A・A/ミスラ=S・S、1938年、「The estimation of the bactericidal power of the blood」『Journal of Hygiene』38巻6号733頁、ケンブリッジ大学、PMC: PMC2199673。

ミスラ法は、英国のマイルスとミスラ(1938年)が考案した。

参考文献
  • マイルス=A・A/ミスラ=S・S、1938年、「The estimation of the bactericidal power of the blood」『Journal of Hygiene』38巻6号733頁、ケンブリッジ大学、PMC: PMC2199673。

先の脚注法と併用することもできます(Wikipedia:出典テンプレート#短縮脚注参照)。

脚注との併用
入力 結果

デゾキシコレート寒天培地は、Leifsonが開発した培地である<ref>坂崎ら(120頁)による。</ref>。


== 脚注 ==
<references />


== 参考文献 ==
* 坂崎利一・田村和満・吉崎悦郎・三木寛二、『新 細菌培地学講座・下II 第二版』近代出版、1990年1月20日、ISBN 4-87402-468-6

デゾキシコレート寒天培地は、Leifsonが開発した培地である[1]

脚注
  1. ^ 坂崎ら(120頁)による。
参考文献
  • 坂崎利一・田村和満・吉崎悦郎・三木寛二、『新 細菌培地学講座・下II 第二版』近代出版、1990年1月20日、ISBN 4-87402-468-6

どんな方法にせよ、文献を個別に指し示したり、該当ページ番号を明記しておくと、読者に親切です。