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ウラアイハワネ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: アトリ科 Fringillidae
: Ciridops
: ウラアイハワネ C.anna
学名
Ciridops anna (Dole, 1879)
和名
ウラアイハワネ
英名
ʻula-ʻai-hāwane

ウラアイハワネ (Ciridops anna) はスズメ目アトリ科に分類される鳥類。絶滅種。別名ヤシハワイミツスイ[1]
名の由来はハワイ語でʻula=赤い、ʻai=食べる、hāwane=ヤシの実[2]を指し、「ヤシの実を食べる赤い(鳥)」の意。
ハワイ島に生息し、観察記録はコハラ, ヒロ、及びコナ地区の山林でのみ知られるが、本種や同属他種の化石は他の島からも見つかっている。
種小名の"anna"は記載者の妻の名前にちなむ[3]

形態

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1907年に描かれたイラスト

全長約11cmで、 ハワイミツスイ類の中では小型の種類。
成鳥の胴体と雨覆は鮮やかな赤色、頭頂部から後頸部及び喉は銀灰色。額・翼・胸・肩・尾は黒く三列風切は白色、脚と嘴は黄色がかっていた。
幼鳥は全体的に茶色がかっており、胸は青灰色、翼と尾は黒色、背中は鶯色だった。

絶滅への経緯

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ウラアイハワネはハワイ特産のロウルというヤシの果実や蜜を餌にしていたと考えられ、英名もそれに基づいている。本種がロウルの生えている場所でしか目撃されなかった事は、それらに強く依存していた事を示している。環境の変化によってこれらのヤシが激減した事に加え、移入動物による捕食等も重なり彼等は絶滅した。
確実な記録は1892年コハラ山地におけるものが最後で、1937年に不確実な目撃報告があった。現在は5体の標本が欧米各地の博物館に所蔵されている[4]

脚注

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  1. ^ 吉井正監修、三省堂編修所編『三省堂世界鳥名事典』三省堂、2005年、517頁。
  2. ^ . http://www.mtos.jp/pdf/H-J_A6_el.pdf) 
  3. ^ Beolens, Bo; Watkins, Michael; Grayson, Michael (October 1, 2014) (English). The Eponym Dictionary of Birds. Bloomsbury Publishing. ISBN 9781472905741. オリジナルのFebruary 18, 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190218081842/https://www.wikidata.org/wiki/Q61745977 February 18, 2019閲覧。 
  4. ^ Walther, Michael (March 2016). Extinct Birds of Hawaii. Mutual Publishing. pp. 199–201. ISBN 978-1939487-61-2 

外部リンク

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