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利用者:(あ)/競馬用語一覧

ここでは、おもに記事にするには短いが、記事中に含めるには解説を要するかもしれない競馬に関する用語、および英語からの和訳に際して役に立ちそうな対訳を集めています。

  • すでに記事になっている項目(例:競走馬三大始祖)などは優先度低いです。記事がない、記事があるけどスタブレベル、または記事にするには分量が足りないものを中心に掲載しています。
  • デフォルトソート準拠の50音順で、長音(ー)はアイウエオに置き換えて並べています。(例:シーザー → しいざあ)
  • 現在私家版ですが、この記事は誰でも編集可能です。項目追加の際には、かならず出典も付記してください。
  • 最終更新:2020年8月2日 (日) 11:56 (UTC)


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アーニングインデックス(英語: eaning index
種牡馬の優劣を判定するための目安のひとつで、出走馬1頭当たりの収得賞金の平均値を1.00として、各々の種牡馬の産駒の平均収得賞金の割合を数値で表わしたもの。1.00が平均となり、数値が大きくなるほど産駒が多くの賞金を獲得していることを表わす。これを算式で示すと(産駒の総収得賞金÷産駒の出走頭数)÷(出走馬総収得賞金÷総出走頭数)となる[1]
上がり
競走または調教における終盤のこと。「上がり3ハロン」という場合、ゴールから逆算して約600メートルのことを指す[1]
汗取り(あせとり)
馬や騎手が減量する際に、毛布や雨合羽などで熱がこもりやすくして運動して、発汗と脂肪燃焼を促すもの。騎手がサウナに入ることを意味する場合もある[1][2]
脚抜きがいい(あしぬき-)
ダートコースが適度に水分を含み、砂が締まって走りやすい状態になっていること[3]
脚を残す
差し・追い込みの馬が馬群から進路を得られず、実力を発揮できないまま競走が終わってしまうこと。脚を余す(あしをあます)ともいう[4]
穴(あな)
人気のない馬が馬券に絡み、配当を高くすることを「穴が出る」という。この穴を出す穴馬というが、人気馬を負かす可能性のある馬のことも穴馬と呼ばれる[2]
併せ馬(あわせうま)
調教のときに2頭以上の馬で並んで走ること。単走と違い、併走させることによって競走馬の闘争本能を引き出し、それをかき立てる効果がある。併せ馬の場合は、能力的に上位の馬、あるいは好調の馬が外を回ることが多い。またタイムは、1頭で調教するより、競り合うので速いタイムが出やすい[1]
あんこ
経験の乏しい見習騎手のこと。「あんちゃん」「あんちゃんこ」とも。一説には東北地方の「兄」の方言からきたとされる[1]
鞍上(あんじょう)
騎手のこと。「くらうえ」と呼ばれることもある[2]

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一番時計
その日、あるいはその週の調教時計の中で、一番速い時計を指す。「あの馬が一番時計を出した」などという[3]
行ったきり(行った行った)
差し・追い込み馬の見せ場がないまま、逃げ馬と先行馬の争いで勝敗が決まってしまうこと[3]。逃げ切りとほとんど同じ意味[2]
一杯(一杯になる)
余力を出しきった結果、バテて失速すること。「4コーナーで一杯になった」などという[1]
一本かぶり
単勝や馬連などの馬券で、一番人気のものが圧倒的な人気になること[1]
焦れ込む(いれこむ、イレこむ)
競走前に極度に興奮し、落ち着かない様子。ひどい発汗をしたり、口から泡を出したりする。その時点でかなり体力を消耗するので、競走本番では能力を出しきれない場合が多い[1]。また、イレ込み癖のある馬を「イレッポ」と呼ぶ[2]

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馬っ気(うまっけ)
牡馬が発情して、馬房内などで陰茎を勃起させている状態をいう。関係者が水をかけて静めたりするが、異常に興奮しているので競走能力に影響することが多い[2]
馬鼻肺炎(うまびはいえん)
ERV(馬鼻肺炎ウイルス)により引き起こされる感染症。感染すると風邪のような症状を呈し、妊娠後期の牝馬が感染すると流産しやすくなる。牧場見学者などがウイルスを媒介することもあるため、予防として靴の消毒などを行うこともある[5]

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エビハラ
屈腱炎の俗称で、単にエビと呼ばれることもある。エビの腹のように腫れるところからこの名がある[1]

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オープン
特に記載のない限り、すべての馬が出走できる競走をオープン競走という。また、収得賞金などを積み重ねて条件戦を脱し、このオープン競走を主戦場とするようになった馬をオープン馬と呼ぶ。すべて出走できるとはあるものの、実際には未勝利馬などの出走が制限されているものもある[1][2]
折り合い(おりあい)
騎手と馬の呼吸の調和状態のこと。人馬の呼吸がうまく合致しているときには、「ピタリと折り合う」などという[1]。一方で、この呼吸が合わない状態は「折り合いを欠く」などと表現される[2]

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仮柵(かりさく)
内ラチ沿いの馬場を保護する目的で、ラチから5メートル、10メートルなどの一定の距離で柵を設けること[1]
ガレる
体調が低下している状態、または必要以上に体重が落ちている状態のこと[1]
管囲(かんい)
馬の大きさ(馬格)を測る基準のひとつで、前脚の膝と球節の中間の周囲のこと。通常、測尺の際は左前脚を測る。一般的には18-20センチメートルが平均で、なかには20センチを超える馬もいる。馬体は四肢によって支えられるので細いよりは太い方が丈夫といえる[2]
カンカン場(看貫場)
「貫を看る」、つまり重量()を計測する検量室のこと[1]。「カンカン」そのものが斤量と同義で扱われる[6]。この「カンカン」(負担重量)を苦にして能力を発揮できないことをカンカン泣きと表現する[6]
感冒(かんぼう)
一般的な風邪のこと[1]

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キ甲(鬐甲、きこう)
馬の首と背の境にある膨らんだ部分。サラブレッドは成長とともにキ甲が高くはっきり突出するのが特徴で、これが腰の線(腰の頂点)より高くなることを「キ甲が抜ける」という[7]
奇跡の血量(きせきのけつりょう)
インブリードの理論において、3代目と4代目に同一の祖先を持つ(3x4)と、血量がその祖先の18.75%となる。過去の名馬にはこの配合で生まれた馬が不思議と多く、奇跡の血量と呼ばれている[1]
斤量(きんりょう)
負担重量のこと。初期の日本競馬においては「80斤」「90斤」といった尺貫法(0.6キログラム)が重量単位だったことに由来している[1]

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屈腱炎(くっけんえん)
競走馬が疾走する上で負担のかかる、前肢に起こりやすいの病気。エビの腹のように腫れるところから「エビハラ」の俗称で知られる。競走馬の能力を著しく減退させ、完治するまでには長い日数がいる。また、再発の可能性が高く、競走馬引退の原因となる場合もある[1][2]

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経済コース(けいざいこーす)
最短距離となる内柵すれすれのコースを通り、不利なく競走をできた場合に使われる表現で、無駄のない(=経済的)走りができたとしてこれを「経済コースを通れた」などと表現する[2]
鶏跛(けいは)
パドックでまれに見受けられる異常歩様で、の歩く様に似ているところからこの名がある。後肢が地面を離れる時に急激に肢を上げる歩様が特徴的である。通常、常歩(歩いている状態)でのみ見られるが、疾走時にはこれが出ないので、競走能力に影響はない[1]

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咬癖(こうへき)
人や馬に噛みつく癖[1]
肯癖(こうへき)
パドックで歩くときなどに、しきりに首を上下させる癖[8]
コズミ
筋炎や筋肉痛の俗称。軽症の場合は指で圧すると痛がる程度であるが、重症の場合は跛行を呈する。馬の動きがスムーズでなく、歩行がぎこちない状態を「コズんでいる」とも表現する。通常は競走前に行われるウォーミングアップで改善される。コズミの状態が悪化すると、歩行はさらにぎこちなくなり、時には動けなくなることもある。これは通称「スクミ」と呼ばれる[1]

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齰癖(さくへき)
馬栓棒や牧柵などに前歯を当てて、空気を飲み込む癖。空気を飲み込むときに「グイッグイッ」と音がすることから、グイッポとも呼ばれる。退屈しのぎやストレス、他馬の真似などが原因とされる。疝痛の原因になるため矯正を要し、対策として馬栓棒にタールを塗ったり、プラスチック製の筒をかぶらせたり、喉に革製のバンドを巻くなどが行われる[8]
ささる
競走中・調教中に突然内側に斜行すること。鞭を入れるとそうなる場合が多い。これに対して、外側に斜行するのはふくれるという。両者とも気性の悪い馬や、経験の浅い若駒に多く見られる[1]。矯正または予防の道具として「イタイタ」と称するハミを使うことがある[3]
挫跖(ざせき)
蹄底(蹄のくぼんだ部分)におきる炎症(内出血)のこと。走行中に後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけた時、あるいは石などの硬いものを踏んだ時などに起きる。「ひらづめ」と呼ばれる蹄底の浅い馬や、肢勢の悪い馬、時として踏み込みの良い馬に発症しやすい。一般に前蹄に多く発症し、蹄に熱をもち、重度の跛行を呈することもある。軽症の場合は冷却することで治癒できるが、患部に感染を伴う場合には抗生物質や抗炎症剤の投与が必要になる。重症化すると蹄冠部や蹄球部から膿が出ることもあり、早急に排膿させる場合は蹄底部をドリルで穿孔することもある[1][9]

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習癖(しゅうへき)
馬のもつ悪い癖の総称[1]
蹴癖(しゅうへき)
蹴り癖。人や他の馬を蹴る癖。人馬に危険を及ぼすため、蹴癖を持つ馬は目印として尾に赤いリボンをつけられることがある[1]
条件戦(じょうけんせん)
収得賞金やクラス分けによって、出走できる条件が制限されている競走のこと。たとえば中央競馬においては「3歳上1勝クラス」「4歳上3勝クラス」などと条件が設定された競走があり、その条件(もしくは条件以下)の競走馬のみ出走できる[1][2]
勝負服(しょうぶふく)
騎手が競走出走時に着用する服。日本の中央競馬の場合、勝負服のデザインは馬主ごとに設定されている[1]

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ステークス
本来のステークスは馬主同士が賞金を拠出して、その賞金を取り合う形式の競走である。現代においては純粋なステークス競走は少なく、ほとんどは競走の施行団体が本賞金を拠出して、それに登録料を付加賞として配分している。特別登録料のある競走は一応全部ステークスで、ほとんどの特別競走がステークス制をとっていると解釈できる[1]
スパーピン(スパービン)
飛節内腫の俗称であり、飛節の前内側に骨瘤が発生する関節炎である。関節を構成する骨が完全に化骨していない若馬に無理な調教をさせると発症しやすい[1]
ズブい
馬自身が積極的に走るタイプではなく、騎手が常に手綱をしごいたり、鞭を入れるなどと指示を出してやらないとレースの流れについていけない馬が「ズブい馬」と呼ばれる[2]。「エンジンのかかりが遅い」などとも表現する[1]。ペースの速い短距離戦には不向きである[1]。古馬になって経験を積むにつれてズブくなることはあり、イレ込みやひっかかりが少なくなるので必ずしも悪いことではない[10][2]

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喘鳴症(ぜんめいしょう)
喉頭部を支配する神経が麻痺し、そのため喉頭口が狭くなり呼吸のたびに「ひゅうひゅう」「ぜいぜい」といった狭窄音を発する病気。ノド鳴りの通称でも知られる。この病気があると呼吸困難を起こすこともあり、競走能力に影響することが多い[2]

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相馬(そうば・そうま)
馬の外見から能力を判断すること。これを見極める目を相馬眼という。一般的には、まず脚がまっすぐ伸びており、皮膚が薄い、目が涼しい(気性が穏やかに見える)、鼻の穴が大きい(心肺能力に関わる)、頬骨が張っている、動きが美しいなどの要素が良いとされる[11]
ソエ
管骨骨膜炎のこと。調教初期の若馬に多く見られる。骨が完全に化骨していない若馬に強い調教を行うと、管骨(第3中手骨)の前面で炎症を起こすことがある。初期であれば運動を軽くして、患部を冷却することにより治癒するが、重症になると腫れ、骨瘤状となり激しい疼痛、跛行を伴う[1]。骨の発育が進むと症状が出ることがなくなり、こうなった状態をソエが固まるとも表現する[12]

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体高(たいこう)
馬の背の高さのことで、地表からキ甲の頂点までのの垂直距離を指す[1]
叩く
(1) 競走中などに、騎手が鞭で馬を叩くこと。「叩いても動かなかった」などと使う。「ステッキを入れる」などの表現も同様の意味[2]
(2) 競走に馬を出して使うこと。「休み明けを叩いて馬体が絞れた」「叩きながら良くなった」などと使われる。「一叩き(ひとたたき)する」は一度競走に使うことを意味し、主に本番となる競走の前にステップレースを挟むときに使われる表現である[2]。また、馬体重を落とす目的で競走に使うことを太めを叩くとも表現する[13]

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抽籤馬(ちゅうせんば)
中央競馬会が各生産地で開催される軽種馬の市場で購買し、抽籤によって均一価格で馬主に売却、配布した競走馬のこと。育成場で一定期間に研究・技術開発のため管理・育成・調教を行った馬を、2歳時に希望する登録馬主にトレーニングセール形式、またはセリ方式で売却・配布する。当初は競走馬の資源確保と新規馬主の開拓などの目的のため行われてきた日本競馬独特の制度で、現在ではセリ市場振興のために行われている。2004年(平成15年)以降はJRA育成馬と名称変更された[1][2]

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使い減り(つかいべり)
短い間隔で何度もレースに出走させたことで、調子を落としてしまうこと。馬体重が一戦ごとに減少することからそう呼ばれる。「使い減りする馬」という場合、一度出走するたびに激しく消耗し、必然的に間隔を空けないと使えない馬を意味する。細身の牝馬などに使い減りしやすい馬が多い[2]

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蹄叉腐爛(ていさふらん)
蹄底の蹄叉部の角質に嫌気性細菌が感染して、蹄叉中溝や側溝の角質が腐敗する症状。この症状だけで跛行することは稀であるが、重症の場合は跛行の原因ともなる。主な原因は不衛生な環境や、削蹄などの手入れの不足にある。治療に際しては、まず腐った角質を除去し、テレピン油と酸化亜鉛、およびイソプロピルアルコールを混合した蹄叉腐乱薬を塗布する。また、幹部を清潔にして乾燥させることが重要となる[1][9]
鉄砲
休み明けに出走する最初の競走のこと。この鉄砲で好成績を残す馬を「鉄砲がきく」と評する[13]
手前(てまえ)
馬が走る場合、左右どちらの脚を前に出して走るかのこと。左肢を前にするときは「左手前」といい、逆に右肢を前に出すのが「右手前」と呼ぶ。基本的に競走馬はどちらを前にしても走れるが、不器用な馬や、四肢のいずれかに故障を持っている馬などはうまく手前を替えられない。手前は特にコーナーを回るときに影響し、手前を替えるのが苦手な馬は右回り・左回りによってスムーズさを欠くことがある[2]
テン
最初、真っ先のこと[1]。競走においてはレース序盤のことを意味し、中盤はナカまたは道中、終盤は上がりまたは終いと表現される[14]。スタート直後の位置取り争いにおけるタイムが速いことをテンが速いと表現することもある[14]。ほか、その馬に騎手が初めて騎乗することをテン乗りという[1]

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当歳馬(とうさいば)
その年に生まれた馬で、とねっことも言われる[2]
特別登録
特別競走に出走するための登録。中央競馬においては、特別競走出走には2回の登録が必要となり、通常は1週間前、G1競走においては2週間前に最初の登録が締め切られる。また、クラシック競走の場合は3回の登録を要し、実施前年10月時点で第1回の登録が締め切られる[2]。また、競走に出走するための最終的な申し込みのことを出馬投票といい、通常は競走の行われる週の木曜日午後3時に登録が締め切られる[2]
特別競走(特別レース)
「○○特別」「○○ステークス」「○○賞」などの名前がついた競走で、事前の特別登録を必要とする。グレード競走はすべて特別競走になる[2]
特券(とっけん)
勝馬投票券の1000円券のこと[1]。かつては馬券が額面ごとに用意(定額勝馬投票券)されており、その中で最も額面が高かった1000円券がそう呼ばれた。マルチユニット馬券への移行により、定額馬券は廃止された[15]
トモ(後)
馬体を前躯・中躯・後躯に分類した際の、後躯の部分のことを指す[7]トモの張りがいいという表現は腰や臀部、後肢のあたりが充実してきたことを意味する[7]。また、後肢の見た目が充実してきたことをトモが出るとも言う[16]
トライアル
クラシック競走などの特定の大競走の前に行われ、競走結果の上位馬に優先出走権が与えられる競走[2]

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ナイラ
腺疫という伝染病の通称。感冒(一般的な風邪)とは別に「馬の風邪」とも呼ばれる。腺疫菌という化膿菌が病原で、リンパ腺を化膿させることが特徴となっている。ほとんどすべての馬が罹る病気で、特に若馬のうちに罹りやすく、冬季から初春頃に多発する。軽いものは抗生物質の投与などで治療されて1-2週間で治るが、悪性のものになると他の病気を併発して最悪死に至ることもある[2]
鉛(なまり)
負担重量の調整に使われる、鉛製の板のこと[1]。勝負服のポケットや、馬の鞍に入れて使われる[17]。使用時は「鉛を背負う」などと表現される[17]

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二走ボケ(にそうぼけ)
休養明けを好走して人気になった馬が、二走めで凡走すること[1]

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主取り(ぬしとり)
セリ市において、出場した馬に買い手がつかなかったり、また価格が出品者の希望に満たないときに、出品者が値段をつけて引き取ること[2]

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熱発(ねっぱつ)
病気などにより馬が発熱すること[5]

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能力検定(能力試験)
地方競馬において競走馬に行われる試験で、デビュー前や一定の期間競走を離れていた馬、他地区からの転入馬などに対し、競走能力の試験が行われている。試験は決められた距離をゲートから走らせるもので、決められたタイム内で走破できない馬は競走に出すことができない[2]
ノド鳴り
喘鳴症の俗称。呼吸時に「ひゅうひゅう」「ぜいぜい」といった狭窄音が出ることが由来[2]

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跛行(はこう)
故障などにより、歩様に異常をきたしている状態。跛行の原因には骨や腱、関節、筋肉、神経などの異常が考えられる[1]。後肢の跛行は寛跛行、前肢のものは肩跛行とも呼ばれる[12]
発馬機(はつばき)
スターティングゲート。出走馬が、スターターの合図で、一斉にスタートを切ることができるように考案された装置。日本の中央競馬の場合は、1926年に「濠州式バリヤー」を導入されたのが最初で、1960年に導入した「ウッド式」のゲート発馬機を採用、以降改良されたゲート型発馬機が使用されている[1]
ハナ(端)
先頭のこと。ハナを切るといえばスタートから先頭に立つことを意味し、またハナに立つといえば競走中の先頭に立って走ることを意味する。ハナを奪い合うといえば先頭の位置取り争いを意味する[14]
ハンデキャップ
出走する各馬に等しく勝機を与えようと、競走成績や最近の調子などを資料とし、馬の能力に応じ重量を増減させる競走形式、またはその負担重量のこと。複数人のハンデキャッパーによって設定される[1]

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平場(ひらば)
特別競走の対義語で、おもに特別登録の必要がない一般の条件戦のこと。同じ条件の競走でも、平場は特別競走に比べ賞金も安く、そのため登録されるメンバーも手薄ということで、格下の競走と見られがちである[2]

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付加賞(ふかしょう)(英語: added money
本賞金とは別に、特別登録料などの積み立てを賞金に還元するもの。日本の中央競馬の場合は特別競走の1-3着に7・3・1の割合で配分される。一方で、地方競馬には付加賞制度がない[1]
フケ
牝馬が発情すること。馬の発情期は春先から数ヶ月の間、3週間位の間隔で周期的にやってくる。繁殖牝馬が種付けされる時の状態で、この状態でなければ種牡馬を受け入れない。この状態が、競走馬に発生すると競馬に集中できず競走能力に影響する場合がある[1]
ブリンカー英語: Blinker
視界の一部を直接遮ることにより馬の意識を競走や調教に集中させ、周囲からの影響に惑わされずに走らせるために用いられる馬具。「遮眼革」とも呼ばれる[1]
フレグモーネ英語: phlegmon
皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患。化膿を起こす細菌は、外傷部位から侵入することが大半である。馬では病勢のテンポは極めて早く、一夜のうちに馬の肢が腫れ上がることも稀ではなく、激しい疼痛を伴う[1]

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別定重量(べっていじゅうりょう)
基礎重量を定めて、これに過去の収得賞金額や勝利度数、または特定の競走での勝利などによって加増する方法。重賞競走・特別競走・条件競走などに用いられている。またGI競走などにおいては、出走馬の年齢・性別に基づいて、全馬に一定の重量を定める「定量」と呼ばれる設定が行われる[1]

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ポケット英語: chute
スタート地点として使用される、競馬場のコーナーの奥まった場所を指す[2]
本賞金(ほんしょうきん)
競走馬が上位に入着した際に得られる賞金。日本の競馬では1着から5着までに入ると獲得できる[1]

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まくる
3-4コーナーで先行馬を一気に追い抜いて、直線で粘る乗り方[18]
マッチレース
原義は2頭の馬で競走する形式のこと。転じて、出走馬の中で2頭が飛び抜けて強く、その2頭の争いになることが予測(または実現)されることをそう呼ぶ[2]

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身っ食い(みっくい)
馬の癖のひとつで、自分の体を噛む癖のこと。馬体に傷が残るほど激しいものもある。退屈やストレスが原因である[1]

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ムラ
好走したかと思えば次で大敗したり、調子が安定せず、いつ走るのか読めない様子。「ムラっ気」「ムラ馬」「ムラ駆け」などと使われる[19]

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持込馬(もちこみば)
国外から牝馬を輸入するときにすでに受胎しており、日本に来てから生まれた馬のこと。以前は外国産馬と同様の制限を受けていたが、のちに内国産馬扱いになった[1]
モタれる
レースや調教において、斜行することを表す言葉。「ささる」「ふくれる」も同義[2]
物見(ものみ)
「物を見る」「物見する」などともいい、不意に何かの物に驚いて騒いだり、止まったり、横に跳んだりする動作や癖のこと。たとえば、競走中にハロン棒の影や芝生のはげているところを恐れて跳んだり避けたりするのが物見の例である[2]
揉まれる(もまれる)
馬込みに入って、思うように走れない状態を指す言葉。気の小さい馬などには揉まれると戦意を失くす「揉まれ弱い馬」がおり、多頭数の競馬では不利とされている[2]

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屋根(ヤネ)
馬に乗る騎手のこと[1]
ヤラズ
競走中に、意図的に馬の全力を出さずに終わらせること。引っ張るまたは行かずともいう[18]

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熊癖(ゆうへき)
馬の癖の一種で、動物園の熊がするように、前肢を開いて体を左右に揺らす癖。舟揺すり(ふなゆすり)ともいう。人間でいう貧乏ゆすりのようなもので、退屈を感じた時に始めるとされる。脚や蹄に負担がかかるとされる[8]

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呼馬(よびうま)
おもに戦前に使用されていた用語で、抽籤馬に対して馬主が自前で購入してきた馬を意味する。戦前はまだ抽籤馬が主流で呼馬は少なく、呼馬限定戦も行われていた[1]
ヨレる
馬が斜行することで、特に力尽きて内外によろけること。「ささる」「ふくれる」とだいたい同義[2]

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埒(らち)
各競馬場、各コースの柵のこと。内側の柵を内ラチ、外側の柵を外ラチという[1]

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リステッド競走英語: listed race
グレード(グループ)競走の下に当たる格の競走[20]。中央競馬では、特別競走の中でも競走体系上重賞競走に次ぐ重要な競走として設けられている[1]。格付け表記においては「(L)」と略記される。

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ローカル
中央競馬において、中央場所(東京・中山・京都・阪神)に対し、中京・福島・新潟・札幌・函館・小倉の各競馬場で開催される競馬をローカル戦と呼ぶ。中央場所と一緒に行われる場合は裏開催という[2]

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輪乗り(わのり)
発走前にゲートの後方に集合した馬が、枠入りの合図がかかるまで輪を描くように歩きながら待機すること[2]

記号

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A-G

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across the board
単複馬券。win・place・showの馬券3種を買い、その馬が1着・2着・3着のどれに入っても配当を得られるようにする買い方[21]
added money
付加賞。本賞金とは別に、積み立てられた出走登録料などを賞金に付加したもの。基金によるものや、種付け料から積み立てられる場合もある[21]
allowance
減量[22]。競走の条件や見習い騎手の騎乗、古馬に対する3歳馬、牡馬に対する牝馬などに与えられる負担重量の軽減のこと[20]
allowance race
競走ごとに設定された、既定の条件を基に負担重量が決定される方式の競走[21]
also eligible
補欠馬[22]。登録はしているが、出走枠から漏れた馬のこと。スクラッチが出た場合には出走が可能[21]
also ran
着外。入着できず、賞金を逃すこと[21]
black-type
セリ市のカタログに太字で記載されること。ステークス競走の勝ち馬(すべて大文字で表記)や、ステークス競走2・3着馬(大文字と小文字で表記)がこれに該当する[23]
blanket finish
複数の馬が接戦のまま決勝線に飛び込むこと[21]
blaze
馬の顔の流星[21]
bleeding
鼻出血[22]
blue hen mare
繁殖牝馬として優秀な成績を収めた牝馬、またはその子孫も成功を収めて牝系を築き上げた牝馬のこと[23]
bobble
馬がゲートをくぐるなどして逸走してしまうこと[21]
bowed tendon (bow)
屈腱炎[22]
bug (bug boy)
見習い騎手、または見習い減量(apprentice allowance)[21]
bullet (bullet work)
(調教)一番時計。その日の調教で出た最も速いタイム、および出した馬[20]
chute
ポケット[22]
claiming race
クレーミング競走[22]。出走馬があらかじめ決められた価格で売買されることを前提とした競走で、出走前に他者から購入の申し出(クレーミング)があった場合は、その設定価格で出走馬を売却することになる。クレーミングが成立した場合でも、競走の賞金は当初の所有者が得る[20]
colic
疝痛[22]
colors
silk
colt
4歳以下の牡馬[22]
dead heat (DH)
同着[22]。2頭以上の馬が同時に決勝線に飛び込むこと[21]
diploma
卒業証書のことで、転じて未勝利を脱出したことを意味する。「earning a diploma」などと表現されることも[20]
disqualification(DQ)
失格・降着処分。規則違反により、入線順位から変更されること[21][20]
distaff
牝馬。競走名につく場合は牝馬限定競走を意味する[21]
dogs
仮柵。北米ではダート馬場がぬかるんでいる場合に、木製の柵やラバーコーンで仕切りが設けられる[20]
eased
競走中に騎手が故意にスピードを落とすこと。通常は馬の故障などがあった場合減速させる[21]
exacta
馬単[22]
fast (fast track)
良馬場[21][20]
favorite
一番人気[22]
fracture
骨折[20]
furosemide
「ラシックス(Lasix)」の商品名で知られる薬剤。主目的は鼻出血を防ぐもの[21]
gelding
騸馬[22]
good
良~稍重[22]。fast(最も乾いた状態、良馬場)とslow(重馬場)の中間の状態[21]

H-N

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horse
性別欄に記される場合は、5歳以上の牡馬を指す[21]
horsing
牝馬が発情すること(フケ)。
hotwalker
調教後・競走後の馬を歩かせて、体を冷ます運動をさせる係員[21]
inquiry
審議[22]。競走中に違反があったと見做される場合に行われる審議のこと。または掲示板に点く審議のランプそのもののこと[21]
juvenile
2歳馬[22][21]
lame
跛行[22]
laminitis
蹄葉炎[24]
Lasix
furosemide
lead
(1) リード。馬を引く際のひも[21]
(2) 。負担重量を調整するための鉛製の重り。「lead pad」とも[21]
(3) 誘導馬。「lead pony」とも[21]
maiden
未勝利[22]。勝利経験のない馬、または騎手[21]。「maiden race」は未勝利戦を意味する[21]

O-U

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place
(1) 複勝[22]。2着までに入着すると当選となる。place bet[21][20]
(2) 競走で2着に入着すること[21][20]
purse
本賞金付加賞とは別に、出走登録の状況などに関わらず用意されている賞金の基本額[21]
prep (race)
その後に控える大きな目標に備えて行われる調教、または競走[21][20]
quinella
馬連[22]
rail
埒(ラチ)。レースコースの両側にある仕切り。「fence(フェンス)」とも[20]
rail runner
内ラチ沿いを走ることを好む馬[21][20]
saddle cloth
鞍下ゼッケン[22]
schooling
馬をスターティングゲートに慣らす調教。障害競走の場合は飛越の調教を指す[21]
sesamoid
種子骨[25]
silks
勝負服[22]
sophomore
3歳馬[21]
synthetic surface
人工素材馬場[22]

V-Z

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valet
バレット。競馬場において、騎手の衣服や装備を準備する係員[21]
veterinarian (vet)
獣医師[22]
walkover
単走。他馬が出走を取り消したことで、出走馬が1頭だけになった状態[21][20]
weight for age
年齢と性別で負担重量が決まる競走形式のこと[21][20]
win
単勝[22]
wire
決勝線[20]
withers
キ甲。肩の最も高い頂点を指す[21]
yearling
1歳馬[22]
yielding
重馬場[22]。芝の重馬場を指す[21][20]

脚注

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参考文献

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  • 鈴木和幸『まるごとわかる 競馬の辞典』池田書店、2000年。ISBN 4-262-14472-0 
  • 日本中央競馬会『新・競馬百科』中央競馬ピーアール・センター、2004年。 

注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc 競馬用語辞典 JRA”. 日本中央競馬会. 2020年4月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 競馬ブック 競馬用語辞典”. 競馬ブック. 2020年4月17日閲覧。
  3. ^ a b c d 競馬用語集|わいわい競馬塾”. 金シャチけいばNAGOYA. 2020年4月18日閲覧。
  4. ^ 『競馬の辞典』 p.58
  5. ^ a b 『競馬の辞典』 p.206
  6. ^ a b 『競馬の辞典』 p.40
  7. ^ a b c 『競馬の辞典』 p.82
  8. ^ a b c 『競馬の辞典』 p.210
  9. ^ a b 『新・競馬百科』 p.119
  10. ^ 『競馬の辞典』 p.52
  11. ^ 『競馬の辞典』 p.229
  12. ^ a b 『競馬の辞典』 p.204
  13. ^ a b 『競馬の辞典』 p.138
  14. ^ a b c 『競馬の辞典』 p.49
  15. ^ 『競馬の辞典』 p.10
  16. ^ 『競馬の辞典』 p.182
  17. ^ a b 『競馬の辞典』 p.218
  18. ^ a b 『競馬の辞典』 p.54
  19. ^ 『競馬の辞典』 p.140
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Industry Glossary”. equibase.com. 2020年4月16日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak Help: Glossary of Horse Racing Terms”. drf.com. 2020年4月16日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 海外競馬英和辞典 JRA”. 日本中央競馬会. 2020年4月16日閲覧。
  23. ^ a b Thoroughbred Terminology”. The Washington Thoroughbred Breeders and Owners Association. 2020年4月17日閲覧。
  24. ^ laminitisの意味・使い方・読み方|Weblio英和辞書”. Weblio, ハイパー英語辞典. 2020年4月16日閲覧。
  25. ^ sesamoidの意味・使い方・読み方|Weblio英和辞書”. Weblio, ライフサイエンス辞書. 2020年4月17日閲覧。

関連項目

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