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利用者:辰砂/下書き Ninja650

ニンジャ650(ニンジャろっぴゃくごじゅう)は、川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーが製造するオートバイである。

なお本項では排気量の異なるNinja 400 、ストリートファイター仕様の Z650、その他日本国外仕様車の ERシリーズ など派生車種も含めて記述する。

モデル一覧

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ER-5

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ER-5(イーアールファイブ)は1997年に発表された。この車両は欧州向けのエントリーモデルとしての位置づけで、バリオスのフレームとサスペンションを強化した構造の車体に、GPZ500S(Ninja 500R/EX500)の水冷並列2気筒エンジンを搭載したものとなっている。

ER-5は10年近く生産されたロングモデルであったが、環境規制に対応せずER-6シリーズに引き継がれる形で生産終了となった。

Z650/ER-6n

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Z650
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
メーカー 日本の旗カワサキ
車体型式 2BL-ER650H
エンジン 649 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 83 mm × 60 mm / 10.8:1
最高出力 50kW 68ps/8,000rpm
最大トルク 65Nm 6.6kgf-m/6,500rpm
車両重量 187 kg
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ER-6n(イーアールシックスエヌ)は2006年に日本国外仕様車として発表された。位置づけがER-5の後継にあたるため、この車両がER-6シリーズのメイン車種として扱われている。

エンジンは環境規制に対応させた水冷4バルブ180度クランク2気筒649ccエンジンを搭載し最大出力71psとなっており、マフラーは容量を多く確保するため車体下部に装備させたダウンマフラーとなっている。車体構造はスチールパイプによるトレリスフレームとなっており、後輪サスペンションは車体の右側に寄せてデザインの一部に取り込んでいる。またヘッドライトはカウルで覆った縦目2灯で、全体的にそれまでのカワサキ車とは大きく異なるデザインの車両となった。

2009年のモデルチェンジでは全体的にフレームの構造を見直し、車体のエッジにあたる部分がより先鋭化されたデザインとなった。また2009年モデルより生産が日本からタイカワサキに移管された。なおABS仕様車も発売されている。

2011年に再度モデルチェンジされ、フレーム前部はスチールの2本パイプとなり、スイングアームも2本パイプを強調するデザインに変更された。また車体デザインの見直しによりフロントウインカーが別体式となっている。

Z650(ゼット650)は2016年に発表されたER-6nのフルモデルチェンジにあたる車両で、車名としては1976年モデル以来の復活となる。2017年5月15日より日本向け仕様として Z650 ABS [1](同年8月1日よりZ650に名称変更[2]) が発売された。

Ninja 650/ER-6f

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Ninja 650
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
メーカー 日本の旗カワサキ
車体型式 2BL-ER650H
エンジン 649 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 83 mm × 60 mm / 10.8:1
最高出力 50kW 68ps/8,000rpm
最大トルク 65Nm 6.6kgf-m/6,500rpm
車両重量 193 kg
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ER-6f(イーアールシックスエフ)も2006年に日本国外仕様車として発表された。北米向け仕様のみ Ninja 650R(ニンジャ 650アール) とネーミングが変更され、さらに2012年のモデルチェンジに伴いNinja 650へと改称された。

エンジンと車体構造はER-6nと共通であるが、前面には横目2灯ライト一体型の風防を装着し、側面下部にもカウルを装着させており、ツアラーとしての使用を見据えたスポーツタイプの車両となっている。

2009年、2011年にER-6nと同様にモデルチェンジを受けている。

2016年に発表されたモデルより、ヨーロッパ向けも Ninja 650 として名称が統一され、2017年5月15日より日本向け仕様として Ninja 650 ABS(同年8月1日よりNinja 650に名称変更[2] )が発売された[3]

Ninja 400/ER-4n

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Ninja 400
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
メーカー 日本の旗カワサキ
車体型式 EBL-EX400E
エンジン 399 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 68.4 mm × 54.3 mm / 11.1:1
最高出力 32kW 44ps/9,500rpm
最大トルク 37Nm 3.8kgf-m/7,500rpm
車両重量 209 kg
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Ninja 400R2010年8月1日に発売された。この車両はカワサキモータースエンタープライズ(タイカワサキ)で生産されている。 ER-6f/Ninja 650R のエンジンをスケールダウンして日本における普通自動二輪車の枠内に収めているが、車体はER-6fとほぼ共通となっている。

同年11月15日にはABS仕様が追加発売された。

Ninja 4002013年12月1日に発売された。車体は2011年モデルのNinja 650と共通化され、エンジンは改良を加えたものが搭載されるがスペック上はNinja 400Rと同一になっている。

ER-4n(イーアールフォーエヌ)は2010年8月1日に発売された。この車両も Ninja 400Rと同様にER-6nを国内仕様にしたものである。Ninja 400Rと違いサイドカウルを装着せず、ヘッドライトやメーター周りの形状も異なっている。この車両もNinja 400Rと同時にABS仕様が追加発売された。

この車両はモデルチェンジされないまま2013年モデルをもって生産終了となった。

脚注

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  1. ^ “カワサキ Z650、5月15日に発売…新設計フレームで軽快な走り”. Response. (株式会社イード). (2017年3月15日). http://response.jp/article/2017/03/15/292140.html 2017年4月9日閲覧。 
  2. ^ a b 2018年モデル モデル表記変更に関するご案内 - カワサキモータースジャパン・2017年6月29日(ABS装備が義務化されるため)
  3. ^ “フルモデルチェンジされたNinja 650 ABSを国内発売開始”. WEB Mr.BIKE (株式会社東京エディターズ). (2017年3月15日). http://www.mr-bike.jp/?p=126325 2017年4月23日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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