利用者:舌先現象になります/執筆に関する所見と情報
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
執筆関連について、他の利用者から聞いた話や私自身の見解の一部を紹介します。ただし、これらはあくまで私が得た情報に基づいているため、完全な正確性は保証できません。実際の事実関係については、あなた自身でご確認ください。
目的
[編集]これから執筆する方・執筆したことない方・管理系ではなく執筆したい方にとって有益な情報となればと思います。私にとっても、聞いた話を整理したり、自分の考えを整理するために利用します[注釈 1]。
日本語文法
[編集]学校で習った国語の教科書の文法は必須として、長い修飾語から順番につける・並列関係にある説の把握など分かりやすくするテクニックを把握する必要がある。
参考書籍
[編集]- 『日本語の〈書き〉方』(森山卓郎) - 中学生に向けて書かれた書籍。とても分かりやすく解説されている。
執筆記事の傾向
[編集]よく記事を作成する利用者は、主に2種類に分けられる。これの度合いの組み合わせで分けられると思う。
- マニアタイプ(オタクタイプ)
- 特定分野について詳しいタイプ。比較的知られている分野の記事を作成しやすい。
- 専門家タイプ
- 専門書やその道の専門家じゃなければ知りようがない文献を利用して作成する方。今まで作成されなかった分野の記事や、聞いたこと無いような題材を作成することが多い。(例を挙げるなら「信越電力(戦前期の電気事業者)」、など)
記事の題材
[編集]ウィキペディア日本語版は、設立から約20年ほど経っており今まで様々な利用者によって記事が作成されてきました。そのため、基本的に誰でも知っているような事象や事柄はすでに記事化されていることが多いです。 新しい記事を作成したい場合、作成できる題材の見つけ方として
- 日常で聞く用語を調べる
- 誰でも知っているような事象や事柄はすでに記事化されていると言いましたが、例外ももちろんある。具体的な記事をあげるなら「渋谷スクランブル交差点(作成:2019年)」「カレーうどん(作成:2022年)」「プッチンプリン(作成:2023年)」。こういう記事はリダイレクト化されているものが多く、探し出せたときの快感は凄まじい。ただ、特筆性を調べる際に「カレーうどんの歴史」「おにぎりの文化史」のような、すでに書籍としてまとまっている場合はその書籍を参考にすればいいが、そうでない場合は自分で一からまとめることになるので時間がかかる。
- 書籍から探す
- 読んでいる書籍にでてくる用語。専門書などインターネットで聞かない用語は書かれていないことが多い。
- 図書館の特集から
- 図書館では特定のテーマについて特集を組んでいることがある。例えば夏だから『アイスリームの歴史』・朝ドラで流行ったから『おにぎりの文化史』などをテーマに対しておすすめとして紹介している。
- 実例をあげると、「大宅壮一文庫#索引紹介」ではテーマを毎週1つ選んで、おすすめしたい索引を紹介している。テーマに関係する書籍について図書館側がまとめてくださっていることもある。
おすすめとされる記事のテーマ
[編集]初心者が記事を作成する場合、一番おすすめされているのは「郷土史」「町・字」である。この分野は、特定の地域の郷土史に関連する出典を利用して作成するが、その地域に住んでいないと参照するのが難しい事が多い。 国立国会図書館に所蔵されていない郷土資料などは、その地域の図書館に保管されている。また、この2つは記事の構成テンプレートを決めれば適切に量産することが可能であり、「作成基準」を守っていれば記事を大量に作成できる。(もちろん、「Wikipedia:独立記事作成の目安」は満たした前提で)
初心者が作るには難しいテーマ
[編集]個人的に難しいと感じるものは「youtuber」「ネットミーム」。これらは、主にインターネットで言及されるが、「信頼できる情報源」から言及が少なすぎるからである。「Wikipedia:独立記事作成の目安」 と相性が悪く、削除の可能性がない状態にするには記事探しと経験が必要。
もしくは、「珍項目」
資料探し
[編集]- 島 - 助成金をもらうために、5年?10年ごとに報告をしているらしい。そのため、島の歴史や発展状況が信頼できる情報源として残っているらしい。
- 商品 - 特定の会社が製造しているもの。これは、企業の歴史を客観的に伝える「社史」を参照すると載っているらしい。古い社史であるほど精度が高い。古いものは、国立国会図書館デジタルコレクションで確認できるものもある。ただ、社史は流通が少ないこともありプレミア価格で取引されるものもあるため、図書館での利用が良いと思われる。
- 特定の分野について詳しい専門家がいる場合 - その専門家に聞いて、使える出典を教えてもらうのが一番良い。私が執筆した「競技クイズ」も、競技クイズの研究者のご協力で参照した方がいい出典を教えてもらった。
- 「それ」についてまとめた書籍がある場合 - 巻末の参考文献にその情報が載っている書籍が分る。これを参照すると、内容をまとめる際に除去されていた情報が残っていることが多い。
有用なサイト
[編集]- Wikipedia:ウィキペディア図書館 - ウィキペディア利用者で「編集履歴が500回以上あること・6ヵ月超の編集活動・ 直近30日間に10回以上の編集実績があること・ 現状でブロックを受けていないこと」を満たしていれば無料でアクセスできるサイト。ほとんどが外国語であり、日本語の文献を扱っているのは「情報処理学会」「OECD iLibrary」ぐらい。海外の文献で、きちんとした出典を知りたいときに非常に有用なサイト。
外部にあるウィキペディアの執筆録
[編集]- 「国立国会図書館デジタルコレクション」で見つかった資料を元に執筆した過程をまとめている。
- 書籍から探す。書籍からまだ作られていない用語を見つけ、それを作成するまで
執筆に関するコミュニティ
[編集]- 早稲田Wikipedianサークル - 大学のインカレサークル。大学に限らず、学生であれば参加可能?Wikipediaの書き方を知りたい・執筆仲間を作りたいなど目的は様々。卒業生は稲門ウィキペディアン会へ。