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ピアノソナタ第37番 (ハイドン)
[編集]ピアノソナタ第37番 ニ長調 Hob. XVI: 37(Klaviersonate Nr. 37、op.30-3)は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲したピアノソナタ。ランドン版では第50番となっている。
概要
[編集]本作品を含むop.37(第35番〜第39番)は1784年に「ソナタ集 第2巻」としてウィーンでアルタリア社により出版されたことから、それ以前の作であることが確定されている[1]。このソナタ集には、当時ウィーンで人気であったアウエンブルッガー姉妹への献辞が書かれており、彼女らに献呈されたと考えられている[2]。
このソナタは3つの楽章で構成されている。第1楽章の明るく、軽快な様子と第2楽章の暗く、荘厳な雰囲気の対比が特徴的である[2][3]。
ソナタアルバムの1巻に掲載されているため、よく知られた作品となっている。
演奏時間
[編集]約10分半[1]。
- 第1楽章 - 約4分
- 第2楽章 - 約3分
- 第3楽章 - 約3分半
曲の構成
[編集]第1楽章 Allegro con brio
[編集]ソナタ形式。第1主題は上行音形に重音の伴奏が付けられており[1]、テュッティのようなモチーフが続く。展開部はニ短調で始まり、めまぐるしい転調を経て再現部に移行する[3]。
譜例1
第2楽章 Largo e sostenuto
[編集]- 3/4拍子 ニ短調
二部形式。メヌエット自体の中間部は属調のニ長調、トリオは同主短調のト短調、さらにトリオの中間部では変ロ長調に移調する[1]。3連符が多用されている。
譜例2
第3楽章 Presto ma non troppo
[編集]- 2/4拍子 ニ長調
ロンド形式[1]または、変奏曲形式[2][3]。ロンドの主題は毎回少しずつ変奏され、徐々に細かくなっていく[1][3]。最後は賑やかに終わる[3]。
譜例3
参考文献
[編集]- ^ a b c d e f “ハイドン : Haydn, Franz Joseph ソナタ 第50番(ウィーン原典版番号)ニ長調 Sonate für Klavier Nr.50 D-Dur Hob.XVI:37 op.30-3”. 2017年11月11日閲覧。
- ^ a b c “クラヴィアソナタの部屋第3室”. 2017年11月11日閲覧。
- ^ a b c d e “ハイドンの世界 第10回 ソナタ第50番 Hob.XVI/37 ニ長調” (2007年7月18日). 2017年11月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- 解説 - ピティナ
- ピアノソナタ第27番ト長調の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト