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利用者:組曲師/日本の楽曲とアルバムのレファレンス

訳注: 以下は日本で活動するバンド・アイドル・シンガーソングライターなどについて主に取り扱っています。その他の国に対しての記事でも参考にはなりますが、国によって内容に関連性が薄い内容がしばしば出てきます。


このページでは、日本のアーティスト(バンド・アイドル・シンガーソングライターなど)が発売する楽曲やアルバムを取り扱った記事に対する出典について解説します。

概説

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現在(2016年中旬)までの日本語版ウィキペディア上の楽曲(シングル)やアルバムを取り扱った記事は、その多くが基礎情報テンプレート、定義、収録曲のみを書いた記事となっており、日々そのような内容のない記事が量産されています。以前には、これらの記事の存在の可否が問われるなどがされていますが(関連議論)、記事の量や関連プロジェクトの参加者の少なさなどの多くの問題があるため、記事の多くが放置されています。これら不完全な記事をウィキペディアでは、スタブと呼んでいます。

楽曲やアルバムの記事の書き方は、歴史や地学、言語学などといった一般的な学問に関する記事などよりは比較的簡単に執筆できます。自分が好きなバンドやユニットの楽曲の記事をニュースサイトや雑誌から抜粋した内容を書き上げる…といった要領で書くことができます。基本的にウィキペディアの方針とガイドラインプロジェクト:楽曲またはプロジェクト:アルバムが定める記事の書き方に沿って執筆すれば、ある程度素晴らしい記事がかけるでしょう。しかし、素晴らしい記事には出典が必要です。

出典の仕方 (資料別)

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出典とは記事の内容を確かにするために必要なものです。まずは、Wikipedia:出典を明記するを参照してください。

アルバム記事や楽曲記事において主な参考資料になる可能性があるものは以下です。

  1. 雑誌など関連書籍
  2. ニュースサイトなどのウェブソース
  3. そのCDやレコードのブックレットなどの収録物
  4. その他

1.関連書籍

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関連書籍について

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これら中で最も執筆に役立つのは、雑誌をはじめとした関連書籍です。音楽雑誌は多くがインタビューや楽曲のレビューを行っています。これらインタビューや楽曲のレビューの内容はウィキペディアの執筆において重要な意味を持ちます。インタビューはその楽曲やアルバムの背景について執筆するときにかなり役立ちます。この背景を執筆することは楽曲やアルバムについて読者に対して情報を最も伝えられる箇所であり、音楽家の裏話や苦労などを集約することができます。これら背景は楽曲やアルバムの記事において柱となります。対してレビューは、楽曲に対する評価を記述することになり、導入することを推奨されています。これらなどが記述できる音楽雑誌などは執筆したい記事によっては極めて重要な意味を持ちます。

音楽雑誌は、バックナンバーでも出版社を経由した購入方法では、日本ではその多くが約1,000円程度します。しかし、古書店amazon.co.jpをはじめとした古書を扱うネットサービスは、雑誌の多くを原価よりもかなり安く購入できます。amazonでは300円程度まで安くなったものや1円とまで表記されるものまであります。ウィキペディアを執筆される際はお財布とも相談をし、経済的な範囲などを考え執筆されることを強く推奨します。ただし、例外も存在します。タワーレコードなど一部フリーペーパーや販促用のチラシに書かれているインタビューなどです。これらは無料で店頭で手に入る一方、その時期でしか手に入らない可能性などがあり、極めて入手が難しい時もありますので、あまり期待はできません。

書籍の出典の付け方

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書籍ならば、{{Cite book}}1。雑誌ならば{{Cite journal}}を使用してください。これらを関連付けるには{{Sfn}}や{{Harv}}が便利となります。詳しい使い方などはWikipedia:出典を明記するWikipedia:出典テンプレートHelp:脚注などを参照してください。

また、出典をするときに気をつけなければならないのは、ページ数を記載するということです。ページ数を記載しなければ、例えその雑誌や書籍に情報が載っていることがわかっていても、どこにのっているか明確に分からないことがあります。また、これらページ数を記載していない場合は{{要ページ番号}}などといったテンプレートを張り付けられることがあります。注意してください。また、読者に情報を提供する上でASINISBNなどへのリンクは役立つ情報となります。読者がその書籍を購入したくなるかもしれません。参考になりますので、できるだけ付記するようにしてください。また、脚注が多くなった時や参考にした書物が多いときは参考文献の節を設置することですっきりします。前述にある{{Sfn}}や{{Harv}}を使用した関連付けはこの方法をしようしています。

2.ウェブソース

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ウェブソースについて

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まず、ウェブソースを扱う際は細心の注意を払ってください。ソースの選び方によっては記事の質を一段と下げる可能性があります

なぜ、注意を払う必要があるかはウェブソースが過去に多く議論の的になり、度々論争になってきたからです。これについてはソースの選択の中で信頼できる情報源を執筆者が選ばなかったことなどが挙げられます。

信頼できるウェブソースとは

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一口に「信頼できるウェブソース」とはいっても、判断にはソースを見極めることが必要です。これらは、Wikipedia:信頼できる情報源Wikipedia:外部リンクの選び方に多く書かれており、基本的にはこれに従い、執筆を行うべきです。しかし、編集者の間でよく論争になるサイトなどがありますので一部取り上げます。

著作権を守っていないウェブソースまたは外部リンク
歌詞を集約し、掲載しているサイトやYouTubeなどの動画共有サイトの動画がよく挙げられます。歌詞の掲載サイトを出典としたい場合は歌ネットなどJASRACなどの団体から許諾を得ているサイトへリンクすることを推奨します。また、YouTubeなどでは公式動画への動画はリンクできますが、出典としては使用できません。また、ユーザーが制作した動画にはリンクすることが禁止されています
オリコンランキング情報サービス「you大樹」
日本語版での知名度はそこまで高くありませんが、よく{{出典無効}}として張られる典型的な一例です。このサイトはオリコンチャートやCDの売れた枚数などを通常のオリコンのウェブサイトで公表している内容よりも更に詳しく掲載しています。かなり便利な上に、英語版では使われている例が複数あります。この出典元がなぜ、{{出典無効}}を張り付けられる典型的な一例かというと、 Wikipedia:外部リンク#掲載すべきでない外部リンクの一文「閲覧に有償、若しくはユーザー登録を必要とするサイト。後述」という文のみを呼んだユーザーによる誤解から{{出典無効}}が張り付けられます。そこで、この後述を読んでみましょう。そこには、しっかりと太字で出典としての利用を除き」との記述がしっかりとあります[注 1]。つまり、契約をすればあなたもすぐにウィキペディアに対して、ウィキペディアで許されている有益な情報源にありつくことができます。

実際に議論されたのは上記の例に限りません。他の分野でも同様な内容で論争が巻き起こったこともありますので、ソースの選択はかなり重要な作業になります。

有効な出典を保つためにすること

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有効な出典を保つためにすること…それは、ウェブアーカイブです。多くの人が聞きなれない言葉ですが、日本では「魚拓をとる」などといった言葉がネットスラングとして一部で広まっています。ウェブアーカイブをすることによって、ソース先の状態をアーカイブさせた別のサービスのサーバに記録することが可能です。おすすめのアーカイブ先は、ウェブアーカイブ最大の保存数をもつインターネット・アーカイブ、日本語で使用できるウェブ魚拓、ページを丸ごと保存するarchive.isの仕様がいいでしょう。基本的にはインターネット・アーカイブを使用しますが、仕様上アーカイブ出来ないサイトが出現した際には後者を使用することで保存できる可能性がありますので、試行錯誤が必要です。ページを丸ごと保存するarchive.isは読み込みが遅いために大量に行う際にはかなり効率が悪い点がありますが、逆に使用しなくてはならない事態が現れます。http://okmusic.jp/朝日新聞デジタルなどを出典に使用する時です。これらのサイトはインターネット・アーカイブやウェブ魚拓でアーカイブしても意味を持ちません。また、アーカイブ出来ない可能性があります。これらは会員登録が中途で必要になるように切り替わるなどの仕組みを取っています。そのため、ページを丸ごと保存できるarchive.isは可読性を保つための大きな手段といえます。

これらの使い方など詳しいことはGoogle検索を使用して調べるなどの手段をとってください。

ウェブソースの出典の付け方

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基本的に{{Cite Web}}を使用します。{{Cite Web}}の引数の使い方を工夫することで様々な明記の仕方ができます。例えば|publisher=|work=を使い合わせ、ナタリー (ニュースサイト)を指定すると{{Cite web|publisher=ナターシャ |work=[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]}}といった明記の仕方ができ、サービスの運営会社とサービスの名前の両方が書くことができます。その他様々と引数を使用できます。

また、TOKYO FMなどのラジオ局は放送後記を残していることがあります。このような場合は{{Cite episode}}を使用すると便利です。インタビューにおいても専用のテンプレート、{{Cite interview}}が用意されているなど多種多様な出典テンプレートがあります。一覧はこのページの最下部のテンプレートをご覧ください。

3.CDなどに付属する収録物

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楽曲やアルバムについて記述するならば情報が少なくても最も確かな一次資料となるでしょう。収録曲の節に対して出典することや、スタッフクレジットなどを記述するには必要になるでしょう。また、限定盤に付属するようなDVD、収録曲として制作者らによるラジオトラックがなども出典として使用できます。これらを出典とするときは、{{Cite AV media notes}}やDVDなどの際は{{Cite AV media}}が使用できます。

4.その他

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これらの資料以外のものもウィキペディアで使えるものは稀にあります。主題の楽曲がタイアップを行った際、そのタイアップな先が映画などの場合はその映画の収録物が出典として使用できることがあります。また、楽曲の制作者が発行した関連作品なども出典になる可能性があるなど様々な可能性があります。

最後に

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何か分からないことがあったら、Wikipedia:井戸端Wikipedia:利用案内、各プロジェクトのノート(音楽楽曲アルバム)、私の会話ページで質問をしてください。

注釈

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  1. ^ 実際の文書には注釈で、「本ガイドラインは、記事に出典として明記されるウェブサイトへのリンクを制限するものではない。」とまで記載されています。