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利用者:流離いの暇人/下書き1

もとまる
MOTOMARU
対象
分類 市町村のマスコットキャラクター
デザイン 塩崎歩美
指定日 2013年3月9日
指定者 岐阜県本巣市
性別 男の子
身長 不明
体重 不明
公式サイト もとまるのへや
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もとまるは、岐阜県本巣市のマスコットキャラクターである。2013年3月9日に誕生。淡墨桜や富有柿など、地元の名産品を表す外見をしている。もとまるを題材にした歌やダンスが作られており、市内の幼稚園や大型ショッピングセンター・モレラ岐阜でのイベントなどで披露されている。

歴史

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2012年8月に岐阜県本巣市が募集し、全国から403作品が応募[1]。この中から本巣市が10作品を選び、市民による投票でもとまるが最多票を獲得したことが2013年1月1日に報道された[1]。岐阜地域の6市の中では最後の誕生となる[2][注 1]。その後、着ぐるみが作成され、同年3月9日にデビュー[3]。この3月9日は「桜が『咲く』」の語呂合わせや[3]地元の人にありがとうの想いを伝えるために「サンキューの日」[4][5]から決められ、この日がもとまるの誕生日となった[3]。この3月9日に近い週末には、本巣市にある大型ショッピングセンターであるモレラ岐阜で誕生日イベントが開催されている[5][6]

2014年5月1日に、本巣市の初代PR大使に就任[7]。同時に、岐阜ご当地タレントのやながせゆっこ[注 2]との業務提携も行われた[7]。取材やイベントの際に通訳を務めるほか[7][8]、もとまると一緒に幼稚園まわりを行なっている[9]

2015年6月1日には、本巣市が運営する公式ファンクラブ(もとまるサポーターズクラブ)が設立された[10][11]。本巣市内外の誰でも無料で登録でき、観光案内やイベントの情報、登録者の誕生日のお祝いカードなどがメールで配信される[11]

設定

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  • 本巣市の特徴に基づく以下の容姿を持つ
    • 髪型:淡墨桜をイメージした、花びらの形をした桜色の髪[1][2]
    • 鉢巻き:名産の富有柿が付く[1][2]
    • 法被姿:地域の伝統文化を表現している[1]
    • 蛍:胸に付いており、豊かな自然を表す[1]
  • 5歳を迎えた2018年以降は「永遠に5歳」と設定されている[8][12]
  • 話す際には、語尾に「も」が付く[11][13][注 3]

もとまるソング・もとまるダンス体操

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2014年7月に本巣市が「もとまるソング」の制作を発表した[14][15]。歌詞の言葉やフレーズを一般から募集し、作曲や編曲は岐阜市出身のサクソフォーン奏者である野々田万照が担当した[14][15]。同年11月に「もとまるとWAになろ~!」として発表され、本巣市のホームページで聞けるようになる[13][16]。その後、2015年8月8日にCDが発売された[13][16]

2016年6月には、もとまると一緒に本巣市をPRする女性メンバーの募集が行なわれ[17]、7月に合格者がお披露目された[18]。その後、8月に「もとまるとWAになろ~!」に合わせたダンスを初披露した[19][20][注 4]。 もとまると一緒に活動する彼女たちは「もとまるメイツ」と呼ばれている[22][23]

地域での活動および活用

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毎月第2土曜日に、モレラ岐阜で「もとまるにーど」という名前でイベントが行われていた[7][11]。また、岐阜県のプロサッカーチームであるFC岐阜の本巣市ホームタウンデーでは、岐阜市の長良川競技場で広報活動・応援活動も行なう[24]

本巣市では、ラッピング列車[25]、市が発行する商品券[26][注 5]、子ども向けのノート[27]、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛けるポスター[28]などにデザインされている。

淡墨桜を紹介する観光アプリケーションの動画にも登場するほか[29][30]、無料通信アプリケーション・LINEのスタンプも2種類販売されている[31][32]

ゆるキャラグランプリ

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ゆるキャラグランプリには、2014年に初めて出場し[33]、544位に終わった[34]。なお、「県の1位になれなかったら、来年の淡墨桜浪漫ウォークで60キロ歩く」と公約したが[33]38体中の9位に終わったため、これを実行した[35]。翌年からも出場を続け、2015年は250位[36]、2016年は159位[37]、2017年は47位[38]と順位を上げていく。その後も、2018年132位[39]、2019年120位[40]、2020年177位[41]の好成績を残した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 他の5市のキャラクターは、岐阜市=うーたんやなな、各務原市=ららら、羽島市=たけちゃん、はなちゃん、瑞穂市=かきりん、山県市=ナッチョルくん[2]
  2. ^ 「本巣市もとまる戦略大使」の肩書を持つ[4]
  3. ^ ファンクラブ設立について「200人の登録を目指してがんばるも」[11]、もとまるソングのCD発売について「CDを買って、僕の歌をぜひ聴いてほしいんだも」[13]など。
  4. ^ 2つの出典ではそれぞれダンス[19]、もとまる体操[20]と表現されているが、現在本巣市では「もとまるダンス体操」と紹介している[21]
  5. ^ デザインを機に、名称も「もとまる商品券」に変更された[26]

出典

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  1. ^ a b c d e f 「『もとまる』に決定 本巣市公式マスコットキャラ、住民投票 淡墨桜ヘア、額に富有柿」『岐阜新聞』2013年1月1日朝刊19面
  2. ^ a b c d 「本巣の『もとまる』3月デビュー 乱立状態も…一体感、郷土愛の創出なるか」『中日新聞2013年1月5日朝刊14面』
  3. ^ a b c 「『もとまる』デビュー SCで買い物客と交流」『岐阜新聞』2013年3月15日朝刊16面
  4. ^ a b 「ゆっコラム 本巣市もとまる大使 もとまるくん 古里の元気発信だも♪」『岐阜新聞』2017年3月11日朝刊20面
  5. ^ a b 「もとまるバースデーイベント きょう『モレラ岐阜』」『中日新聞』2018年3月10日朝刊15面
  6. ^ 「4歳の誕生日 来てね 11日に『もとまるパーティー』 モレラ岐阜」2017年3月2日岐阜新聞朝刊22面
  7. ^ a b c d 「『もとまる』本巣市PR大使に 『やなな』元秘書を"通訳"に活動」『中日新聞』2014年5月2日朝刊15面
  8. ^ a b 「『もとまる』祝いのダンス モレラで誕生会 ミナモらと共演」『岐阜新聞』2019年3月10日朝刊13面
  9. ^ 本巣市もとまる戦略大使 ゆっこやお♪”. やながせ ゆっこ【公式】岐阜ご当地タレント. Twitter (2017年11月17日). 2021年6月1日閲覧。
  10. ^ 「本巣市 公式ファンクラブ入るんだも もとまる応援へ本腰 1日から会員登録」『中日新聞』2015年5月29日朝刊21面
  11. ^ a b c d e 「『もとまる』もっと知って 本巣市が1日、ファンクラブ設立」『岐阜新聞』2015年5月30日朝刊16面
  12. ^ 「もとまる"5歳"祝って 本社でPR きょう誕生日会」『岐阜新聞』2018年3月10日朝刊19面
  13. ^ a b c d 「もとまるCDあす発売 知名度アップへイメージ曲収録」『中日新聞』2015年8月7日朝刊20面
  14. ^ a b 「『もとまる』の歌作ろう 本巣市、歌詞のキーワード募集 サクスホン奏者 野々田さん作曲」『岐阜新聞』2014年7月4日朝刊22面
  15. ^ a b 「『もとまる』の歌つくろう 本巣市が歌詞募集」『中日新聞』2014年7月4日朝刊19面
  16. ^ a b 「本巣市のマスコットキャラクター もとまるの歌、CDに モレラ岐阜できょう発売」『岐阜新聞』2015年8月8日朝刊15面
  17. ^ 「本巣のアイドルになろう 市RR隊参加募る 『もとまる』と活動」『岐阜新聞』2016年6月7日朝刊21面
  18. ^ 「本巣市PRのアイドルチーム メンバー8人決まる」『岐阜新聞』2016年7月10日朝刊25面
  19. ^ a b 「華麗にダンス 本巣市の公募 アイドルチーム イベントでデビュー」『岐阜新聞』2016年8月7日朝刊21面
  20. ^ a b 「もとまる体操 皆で踊ってね 本巣で披露」『中日新聞』2016年8月7日朝刊26面
  21. ^ 【もとまる】もとまるダンス体操/Motomaru Dance【ダンス】”. 本巣市公式チャンネル. YouTube (2018年7月10日). 2021年6月1日閲覧。
  22. ^ 「キャラと本巣をPR もとまるメイツのリーダー格 川脇沙也佳さん」『中日新聞』2017年1月22日朝刊20面
  23. ^ 「ゆっコラム もとまると地域活性化 もとまるメイツ 佐藤麻里絵さん」『岐阜新聞』2019年3月9日朝刊22面
  24. ^ 【レポート】本巣市長への表敬訪問”. FC岐阜 (2020年9月18日). 2021年7月1日閲覧。
  25. ^ 「本巣市の魅力乗せ『発車』 ラッピング列車お披露目 樽見鉄道」『岐阜新聞』2014年8月23日朝刊15面
  26. ^ a b 「本巣市商工会の商品券 デザインを一新 名称『もとまる商品券』に」『岐阜新聞』2016年4月1日朝刊17面
  27. ^ 「十六銀 もとまるノート贈る 本巣市に1200冊、子ども向け」『岐阜新聞』2017年4月1日朝刊20面
  28. ^ 「感染防止の方法を伝授 本巣市 ポスターで もとまる」『中日新聞』2020年5月4日朝刊14面
  29. ^ 「『もとまる』が淡墨桜ナビ 本巣市が音声アプリ開発」『岐阜新聞』2015年2月25日朝刊19面
  30. ^ 「淡墨桜 紹介するアプリ 本巣市開発 英、中国語にも対応」『中日新聞』2015年2月28日朝刊24面
  31. ^ 「本巣市マスコットキャラクター『もとまる』 ラインスタンプに登場 アイデア一般公募 寝顔など40種類」『岐阜新聞』2016年4月1日朝刊16面
  32. ^ 「『もとまる』表情多彩 LINEスタンプ第2弾発売 40種類、ミナモとコラボも」『岐阜新聞』2017年5月26日朝刊21面
  33. ^ a b 「本巣市のPR大使 ゆるキャラGPもとまる"出馬" 県勢1位宣言」『中日新聞』2014年8月30日朝刊17面
  34. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2014 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  35. ^ 60キロ歩くことになったゆるキャラ、その訳は”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト (2015年3月14日). 2021年6月1日閲覧。
  36. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2015 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  37. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2016 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  38. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2017 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  39. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2018 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  40. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2019 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。
  41. ^ ゆるキャラ®グランプリ 2020 ゆるキャラランキング”. ゆるキャラ®グランプリ実行委員会公式サイト. 2021年6月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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公式サイト もとまるのへや