利用者:杉山龍彦/執筆加筆草案2
バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ | |
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出身地 |
カナダ マニトバ州 ウィニペグ |
ジャンル | ハードロック |
活動期間 | 1973年 - 1979年、1983年 - 2005年 |
レーベル | マーキュリー、MCA、Curb |
メンバー |
ランディ・バックマン C.F.ターナー ミック・デラ・ヴィー マーク・ラフランス ブレント・ハワード |
旧メンバー |
ロビー・バックマン ティム・バックマン ブレア・ソーントン ジム・クレンチ ゲイリー・パターソン ビル・チャップマン ランディ・マーレイ |
バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)はカナダのロック・バンド。B.T.O.あるいはBTOとも略される。元ゲス・フーのランディ・バックマンを中心に1973年に結成された。1970年代に全世界で3000万枚のアルバムを売り上げ、米ビルボード・ヒットチャートにおいて6曲のナンバー40ヒットを記録した[1]。
来歴
[編集]1972年、ゲス・フーを脱退したランディ・バックマン(G,V)は、同じく元ゲス・フーのチャド・アラン(Key,V)、弟ロビー・バックマン(D)らとブレイヴ・ベルトを結成[2]。セカンドアルバムでチャド・アランが抜け、弟ティム・バックマン(G)、C.F.ターナー(B,V)が参加。その後、ブレイヴ・ベルトはバックマン・ターナー・オーヴァードライヴとバンド名を変え、1973年、ファーストアルバム『バックマン・ターナー・オーヴァードライブ』をリリースする。1973年12月、セカンドアルバム『バックマン・ターナー・オーヴァードライブ II』をリリース。米ポップアルバムチャートの4位となり、シングルカットされた「仕事に御用心」(原題「Takin' Care of Business」)が、米ビルボード12位、「レット・イット・ライド」が同23位となる。
1974年、ティム・バックマンが脱退し、ブレア・ソーントン(G)が加入。ランディとブレアのツインリード体制となり『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』をリリースする。アルバムは米ポップアルバムチャートの1位となり[3]、同アルバムからシングルカットされた「恋のめまい」(原題「You Ain't Seen Nothing Yet」)が米ビルボード1位[注釈 1]、英ヒットチャート2位[4]。「ハイウェイをぶっ飛ばせ!」(原題「Roll On down the Highway」)が米ビルボード14位となり、トップバンドの地位を得る。
翌1975年のアルバム『四輪駆動』は、前作の延長線上にあるともいえ[5]、米ポップアルバムチャート5位となり「ヘイ・ユー」のシングルヒットを生み、続いて、以前よりもポップ色の強い『ヘッド・オン』(1975)をリリース。米ポップアルバムチャート23位となり、「テイク・イット・ライク・ア・マン」、「ボサノバNo.1」(原題「Lookin’ Out for #1」)[注釈 2]のシングルヒットを生み出す。1976年に来日し、そのライヴは『ジャパン・ツアー/B.T.O.ライブ・イン・ジャパン』[注釈 3]としてリリースされた。1977年、『爆走フリーウェイ』をリリースするが、ランディ・バックマンと他のメンバーとの音楽的志向のずれが深まり、ランディはバンドを去る。
その後、ジム・クレンチ(B,V)が加入し、C.F.ターナーはサイド・ギターにコンバートし、バンド名もBTOと短縮して[2]再出発を計り、『ストリート・アクション』(1978)と、原点回帰的な『ロックン・ロール・ナイツ』(1979)をリリースするが、いずれもセールスは伸びず、ツアー後にバンドは解散する。
1983年、ランディ・バックマン、ティム・バックマン、C.F.ターナーのオリジナルメンバーにゲイリー・パターソン(D)が加わり再結成し、スタジオアルバムとライヴアルバムをリリース。その後ランディ、ティム、C.F.、ブレアの最盛期のメンバーでの再結成なども行うが、いずれも散発的で2005年には再び解散してしまう。
2009年、ランディ・バックマンはC.F.ターナーと合流し、プロジェクト的なバンド、バックマン&ターナーを結成。ライヴではバックマン・ターナー・オーヴァードライヴの曲の再演などを行った。
ディスコグラフィー
[編集](邦題はLPリリース時、""内は原題)
スタジオ盤
- 『バックマン・ターナー・オーヴァードライブ』"Bachman–Turner Overdrive" 1973
- 『バックマン・ターナー・オーヴァードライブ II』"Bachman–Turner Overdrive II"1973
- 『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』"Not Fragile"1974
- 『四輪駆動』"Four Wheel Drive"1975
- 『ヘッド・オン』"Head On"1975
- 『爆走フリーウェイ』"Freeways"1977
- 『ストリート・アクション』"Street Action"1978
- 『ロックン・ロール・ナイツ』"Rock n' Roll Nights"1979
- 『Bachman-Turner Overdrive』1984
ライヴ盤
- 『ジャパン・ツアー/B.T.O.ライブ・イン・ジャパン』"B.T.O. Live – Japan Tour"1977
- 『Live!-Live!-Live!』1986
- 『King Biscuit Flower Hour: Bachman-Turner Overdrive』1998
注釈
[編集]- ^ カナダのアーティストとしては、1972年のニール・ヤングの「孤独の旅路」以来の全米1位となった。
- ^ 日本では「愛にさまようロックン・ローラー」(原題「Find Out About Love」)のB面。
- ^ 1976年11月4日武道館公演。
脚注
[編集]- ^ Bachman-Turner Overdrive: Rock is my life, this is my song,Martin Melhuish,1976,ISBN 9780846701040
- ^ a b Discogs Bachman-Turner-Overdrive[1]
- ^ allmusic.com bachman-turner-overdrive biography[2]
- ^ ChartArchive - Bachman-Turner Overdrive - You Ain't Seen Nothing Yet[3]
- ^ 『ロック貴重盤 1967~1979』 シンコーミュージック・エンタテイメント、1988年、ISBN 4401612639