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利用者:或野 吟山/3分ゲー

3分ゲー(さんぷん-)とは、プレイ時間が短いゲーム(特にアマチュア作家によるフリーゲーム)のことである。「3分ゲーム」の略称であり、さらに略され「プンゲ」と呼ばれることもある。

本来は3分程度でプレイが完了するゲームのことを指していたが、フリーゲームファンの間に用語が浸透していくにつれ多義的に使われるようになった。本項ではその多義性についても解説する。

起源

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詳細は、「3分ゲーコンテスト」の「起源」を参照のこと。

もともとは3分ゲーコンテストの関係者が使い始めた用語だが、この大会とは離れたところで公開されたゲームの中にも3分ゲーらしい作品は存在する。例えば、以前テックウィンDVDコンテストパークタイムアタック!RPGというゲーム作品(制作者は、後に『愛と勇気とかしわもち』のプログラミングに携わることになるてつ)が応募されたことがあるが、これには時間制限が設けられており、数分で終了する、3分ゲーと判断できる作品である。

「3分ゲー」の解釈

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3分ゲーコンテストの公式サイトによると、3分ゲーとは「3分程度で完結するミニゲーム」であると説明されている。

しかし実際のところ、3分ゲーコンテストに応募される作品の中に「3分程度で完結する」ものは少なく、1プレイ10~20分のものが多いようである。こうした少々プレイ時間の長い作品が多いことは、一部のプレイヤーの間から批判があるものの、それでも概ね許容されている。

それでは、この現状において、「3分ゲー」という言葉はどのような意味で使われているのだろうか。いくつかの考えうる解釈と、各々の解釈に適合する作品名を挙げる。(もちろん実際には、これらの解釈のうちいくつかを組み合わせたり、あるいは敢えて多義性を認め臨機応変に意味を使い分けたりしながら使われているようである。)

文字通りの「3分」説

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プレイ時間が実際に3分以内(または、それより若干長い程度)のゲーム以外を、「3分ゲー」とは認めないという立場。考えうる最も狭義の解釈であり、この解釈に立つと、過去に3分ゲーコンテストに応募された作品の大部分が、優勝作品の大半を含め「3分ゲー」としては認められないということになる。そのためこの解釈をとるのは今や現実的ではないが、それでもこの解釈の立場から「3分ゲー」の名称と現状との間のズレを批判するプレイヤーは少なくない。

「3分」=「(比喩的に)短時間」説

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この現状は、「秒殺」や「あっという間」などの喩え同様に、「3分」というのは「比較的短時間、普通のゲームでは考えられないほどの短時間」であることの比喩であると捉えられていると考えることでも説明できる。この解釈をとるならば、第11回大会優勝作品である「日記のネタがないときの逃げ道6」(本気でクリアを目指すと1時間近く掛かる)の場合でも、この作品のジャンルが経営シミュレーションという本来プレイに数十時間を費やすものであることから、3分ゲーとして認めることが可能になる。

「3分」=「制限時間3分」説

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3分ゲーコンテストへ応募されてくる作品の多くには、ゲーム内で3分かそれ以下の制限時間が課されており、それが無くなれば強制的にゲームオーバー、ないしはゲームが次の段階へ進行するものが多く存在する。「日記のネタがないときの逃げ道6」にも、3分間の時間制限が課せられている。しかしこうした作品では、制限時間がアイテムで延長可能だったり、制限時間を消費しないイベントが多くあったりすることが多く、これを有効活用することで実際のプレイ時間が3分どころか数十分近くにまで延ばせてしまうことがある。それでも、「3分(以下)の時間制限」の存在は、ゲームの短さをアピールするためには有効であろう。

「3分」=「体感時間3分」説

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多くのテレビゲームファンには経験のあることと思われるが、時間が必要になるゲームでも、いったん夢中になってしまえれば、1回のプレイ時間を短時間にしか感じないこともある。3分ゲーコンテストで優勝するような作品には、そうした「時が経つのを忘れてしまう」ようなものが多いため、10分ほどのプレイ時間が3分ほどに感じられることもありうる。

その他の説

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稀に、批判的・揶揄的に「3分で飽きるゲーム」の意味で使われることもある。

関係項目

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外部リンク

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