利用者:山本山815/映画・放送スタッフまとめ
映画・ドラマ
[編集]脚本
[編集]- 脚本 (映画・ドラマの台本を書く・準備段階でプロデューサー、監督の打ち合わせの下執筆する・完成する為に何項も書く)
現場スタッフ
[編集]制作部
[編集]- プロデューサー(企画・資金集め・メインスタッフ集め・キャストの決定)
- アシスタントプロデューサー (APと呼ばれる・プロデューサーの補佐)
- ラインプロデューサー (現場の資金管理を行い、各スタッフの予算を管理する)
- 制作担当 (現場の資金管理・各ロケ地/スタジオの手配・各スタッフの作業場の確保・車両の手配など)
- 制作主任 (ロケ地の手配交渉・地図の作成)
- 制作進行 (地図の作成・弁当/お茶の手配・現場の清掃管理・車止め/音止め・制作車の運転・各スタッフへのFAXなど雑用)
※プロデューサーが制作担当を決め、制作担当が制作主任、制作進行を集める。
演出部
[編集]- 監督/ディレクター(演出に対する全ての指示/決定・俳優への指示・カット割を決める)
- 監督補 (監督の演出を助ける)
- チーフ助監督 (スケジュール作成・各ロケハンに同行)
- → 制作担当と協力してロケ地を熟考・プロデューサーとスケジュール/制作費を話しながら、キャスティングも熟考
- ※テレビの場合、スケジュールだけを担当するスケジューラー、現場だけを取り仕切るチーフ助監督(役割は監督補に近い)に分かれる場合がある。基本現場を仕切るのはセカンド助監督であり、チーフ助監督はスケジュール作成、各所(主にキャスト事務所)への連絡があるため現場には来ない。
- セカンド助監督 (現場を取り仕切る・衣裳担当・エキストラ担当)
- → 現場を回す助監督・衣裳部との打ち合わせ・衣裳合わせ管理・エキストラを動かす
- サード助監督 (現場の雑用、カチンコ担当・美術/小道具担当)
- → 美術部/小道具(装飾部)との打ち合わせ・美術原稿作成
- エキストラ担当 (経験のある助監督が付く場合が多い・数千人のエキストラが必要な作品で専属に付く場合が多い(通常はセカンド助監督が行う))
※映画の場合は、監督が監督補、チーフ助監督を決め、チーフ助監督がセカンド、サード以下を集める。大作になると、サードの下にフォース以下数人の助監督が付く。
※チーフ助監督は「助監督」、セカンド以下は「監督助手」とテロップされる。(エキストラ担当はそのまま)
撮影部
[編集](映画)
- 撮影監督 (カメラで撮影する・カメラポジション/画角を決める・照明に欲しい明かりの指示を出す)
- 撮影チーフ (画面の露出を計る・照明に細かい明かりの要求をする)
- 撮影セカンド (カメラのピントを合わせる)
- 撮影サード (撮影機材を運ぶなどの雑用・フィルムチェンジ、レンズ交換・カメラのスタートを押す)
(テレビ)
- 撮影監督/カメラ
- カメラアシスタント (CAと呼ばれる・複数おり、ピント合わせ/レンズ交換/雑用などを行う)
- ビデオエンジニア (VEと呼ばれる・ビデオに収録する色合い露出などの映像調整を行う)
(特殊撮影)
- 水中撮影 (水中での撮影を行う・ダイバーの資格を持ち、フィルムカメラの扱いも出来る)
- ステディカム (ステディカムを扱う撮影を行う)
※テレビの場合はフィルムと違いデジタル収録の為、露出を図る撮影チーフはいない代わりに、デジタル映像を調整するVEが存在する。
※海外では、撮影監督はカメラを持って撮影することはなく、カメラは「オペレーター」が覗き、撮影を行う。海外の撮影監督は、照明への指示を行い、画面全体の画作りに集中する。
特機部
[編集]- 特機 (クレーン/移動車などを撮影監督の指示の下操作する・雨降らしを行う)
※予算がない作品には特機部が付かない場合も多く、移動者をセカンド助監督、クレーンを撮影部、雨降らしを装飾部が行う場合もある。
照明部
[編集]- 照明技師/照明 (撮影監督の指示の下、明かりを作って行く)
- 照明チーフ (照明技師の指示の下、照明助手に明かりの量、位置、色などの指示を出す)
- 照明助手 (照明チーフの指示の下、照明機材を設置調整し明かりを作る・セカンド、サード…と3~6人存在する・一番下の照明助手は、機材の数量を撮影場所ごとに確認する)
※照明技師は、撮影監督が決める。
※照明機材は数量と重量があり、撮影場所に広く照明部は分かれるため連絡は主にシーバーで行う。
録音部
[編集]- 録音技師/録音 (俳優のセリフや、環境音の録音を行う・仕上げの時の音関係の監督を行う)
- 録音チーフ (セカンド以下録音助手に、録音の竿の位置などを指示する)
- 録音セカンド (録音の竿を持って、俳優のセリフを狙う・マイクは画面に映らないギリギリを狙う・ワイヤレスマイクを付ける場合は、俳優に付ける)
- 録音サード (マイク竿が複数ある場合、それを扱う)
※テレビでは「音声部」と呼ばれるが、音声(人の声)以外も扱う為、映画では決して「音声部」とは言わない。
美術部
[編集]- 美術監督/美術進行 (美術に対する全ての決定を行う・セットデザインのイメージ画を書き、図面を作成する・ロケ地の選定・装飾に飾りの指示を出す)
- 美術助手 (美術監督のイメージ画を元に図面の作成・大道具などに建具、照明、壁紙、植木などを発注する)
- 大道具 (美術監督の指示の元、壁や建具などを制作する)
- 組付大道具 (撮影現場に付く大道具・現場での大道具の修理などを行う)
- 塗装 (壁などの塗装を行う)
※美術部が扱うのは、動かせない画面に映る物(建物、壁や建具など)。 動かせる物(机などの装飾品、自転車などの小道具)は、装飾部が扱う。
※テレビの場合「美術進行」が存在し、美術部、装飾部、衣裳、ヘヤメイクなどの予算と人集め、美術全体のスケジュール管理を行う。
装飾部
[編集]- 装飾 (装飾部の親方・美術監督の指示の元に、飾りを集める)
- 装飾助手/小道具 (装飾の助手・飾りの集め、小道具の調達/制作などを行う・消え物(食事)を扱う)
- 持道具 (俳優が持つ、靴やメガネ、鞄などの全ての持道具を集め、管理する)
※装飾は、美術監督が決める。
※小道具は、会社によっては「消え物(食事)」を扱わない。別途、フードコーディネーターが付く場合がある。
※俳優はシーン毎に持道具が変わる場合が多い為、持道具は現場にずっと張り付いている。
衣裳部
[編集]- 衣裳 (俳優の衣裳を選び、作成する・衣裳管理、日々のクリーニングも行う・和服など俳優に対しての着付けも行う)
- 衣裳助手 (衣裳の助手)
- スタイリスト (俳優の全身コーディネートを行う・特定俳優専属の場合も多い)
※衣裳の代わりにスタイリストが付く場合がある。スタイリストは衣裳と違い、俳優の全身をコーディネートする為、持道具も扱う。
※俳優はシーン毎に衣裳を着替える為、衣裳部はシーン毎の衣裳を間違わぬよう俳優に衣裳を着替えさせる。(撮影は、シーンをバラバラに撮影するのが通例である。)
ヘアメイク部
[編集]- ヘアメイク (俳優のメイクとヘアを作る・簡単な傷や、死顔などシーン/作風に合わせたヘヤメイクを作る)
- ヘアメイク助手 (ヘアメイクの助手・1~2人いる)
- 特殊メイク (複雑な傷、老人メイクなど特殊なメイクを行う・必要なシーンのみ現場に来る)
※通常男性俳優1人に15-30分、女性俳優1人に30分-1時間のヘヤメイク時間が必要。よって俳優部とヘアメイク、衣裳部の朝は早く、ロケ先では早朝5:00-6:00メイクスタートなどざらである。
操演
[編集]- 操演 (ワイヤーアクション・血しぶき・爆破などを行う)
※操演を呼べない場合は、爆破などを装飾部が行う場合がある。
ガンエフェクト
[編集]- ガンエフェクト (ピストル、ライフルなどの発砲、着弾撮影などを行う[1] )
スチール
[編集]- スチール (現場で、主にキャストの写真を撮る・本番ではシャッター音が入るため、本テス(本番前テスト)で撮影カメラのすぐ隣から撮影する場合が多い・最近はサイレントカメラ(シャッター音が聞こえないカメラ)を使う人も多く、本番での撮影も可能になった)
車輌部
[編集]- 車輌/ドライバー (スタッフ/キャストを乗せる車を運転する・以下の車輌を運転するドライバーが5-10人程いる)
- 車輌には以下の種類がある
- ロケバス (いわゆるバス・スタッフ、キャスト、衣裳、メイク部などが乗る・衣裳が積まれる場合が多い・大きな作品では衣裳車(バス)がもう1台ある・車輌部の親方が運転する場合が多い)
- 衣裳車(バス)(衣裳が積まれたバス・衣裳、メイク部が乗る・小さな作品ではロケバスと兼用である)
- メイン車 (メインスタッフ(監督、撮影監督、照明技師、録音技師、チーフ助監督など)が乗る車・制作担当が運転する場合も多い・10人乗りが多い)
- キャスト車 (キャストを運ぶ車・10人乗りが多い)
- 撮影車 (撮影機材を乗せた車・映画などでは機材が多い為小さいバスほどの大きさである・撮影助手が乗る)
- 照明車(トラック) (照明機材を乗せたトラック・通常2-4トン程の大きさで、機材量によっては2台になる・照明助手1-2人乗る)
- 録音車 (録音機材を乗せた車・ワンボックスカーが多い)
- 特機車(トラック) (クレーン、レールなど特機を乗せたトラック)
- 美術車(トラック) (美術の資材などを乗せるトラック・美術助手1人が乗る)
- 装飾車(トラック) (装飾品を運ぶトラック・装飾助手が乗る)
- 持道具車(トラック)(持道具を運ぶトラック・装飾車は次の現場への先乗りが多い為、持道具車と通常分かれる)
- 制作車 (制作備品(お茶セット、車止めのポール、机やコンロ、救急セット、電池やタオル、虫除けなど、撮影現場で必要とされる全ての備品)を乗せる・通常、制作進行が運転する)
※車輌部への発注、連絡は制作部が行う。