利用者:加藤勝憲/大島英三郎
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大島英三郎(おおしま えいざぶろう、1905年5月24日-?)は、大正・昭和時代の社会運動家[1]、アナキスト。
経歴
[編集]1905年(明治38年)5月24日、群馬県生まれ[1]。1922年(大正11年)ごろからアナキズム運動に参加し、黒色青年連盟、黒人社に加盟。1928年(昭和3年)、抑圧社会からの解放を天皇に直訴しようとして逮捕される[1][2]。1969年(昭和44年)1月2日、一般参賀での皇居発煙筒事件に関与[1][3]。のち黒色戦線社を結成、主宰した[1]。
黒色戦線社は『大杉栄・伊藤野枝選集』全14巻など、アナキズム運動に関する書籍の出版も行った。栗原一男が世に出した金子文子の手記『何が私をかうさせたか』は出版権を無料で譲り受け、復刊を果たしたという。
出版・著作
[編集]- 石川三四郎、近藤憲二『日本無政府主義運動史 第1編』(あとがき:大島英三郎)黒色戦線社、1970年 。
- 鈴木靖之『日本無政府主義運動史 第2編』黒色戦線社、1979年7月 。
- 訣別の章 死刑囚・大久保清獄中手記,(ムックの本),大久保清,著,,大島英三郎,編,ロングセラーズ,1973
- 訣別の章,:,故・大久保清さんの獄中手記,大久保清,[著],,大島英三郎,編,黒色戦線社,1992.9
- エンリーコ・マラテスタ『無政府主義論』(1930年黒色戦線社版 復刻版)名古屋無政府主義研究会・黒色戦線社 共同出版、1974年 。
- 金子ふみ子『何が私をかうさせたか 金子ふみ子獄中手記』(増補、大島英三郎)黒色戦線社、1975年12月。
- 金子ふみ子『獄窓に想ふ 金子ふみ子全歌集』(あとがき:望月百合子・大島英三郎)黒色戦線社、1987年。
- 金子ふみ子『獄窓に想ふ 金子ふみ子全歌集』(あとがき:大島英三郎)黒色戦線社、1990年12月。
- 石川三四郎『西洋社会主義運動史』(解説:「稀有の社会主義運動史」大沢正道、あとがき:大島英三郎,)黒色戦線社、1974年。
- 大島英三郎『難波大助大逆事件』黒色戦線社、1979年。
- 大杉栄、伊藤野枝『大杉栄・伊藤野枝選集 第1巻~第14巻』黒色戦線社。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第1巻(クロポトキン研究)』黒色戦線社、1986年6月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第2巻(正義を求める心)』黒色戦線社、1988年2月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第3巻(社会的個人主義)』黒色戦線社、1988年3月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第4巻(道徳の創造)』黒色戦線社、1988年4月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第5巻(労働運動の哲学)』黒色戦線社、1988年7月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第6巻(アナキストの見たロシア革命)』(あとがき:太田敦子)黒色戦線社、1988年12月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第7巻(クロポトキン 一革命家の思い出)』黒色戦線社、1989年4月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第8巻(クロポトキン 相互扶助論)』(解説:三原容子・大沢正道)黒色戦線社、1987年5月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第9巻(民衆芸術論)』黒色戦線社、1992年3月。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第10巻(自叙伝・死灰の中から)』(解説:秋山清、編集後記:大島英三郎)黒色戦線社、1989年9月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第11巻』(あとがき:大島英三郎)黒色戦線社、1986.?。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第12巻(文芸評論)』黒色戦線社、1989年7月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第13巻(ある女の裁判))』(あとがき:大島英三郎)黒色戦線社、1988年12月 。
- 『大杉栄・伊藤野枝選集 第14巻(大杉栄書簡集)』黒色戦線社、1989年5月 。
- 漫文漫画,[復刻版],大杉栄,,望月桂,黒色戦線社,1972.4.15,内容細目序文と似顔,監獄と裁判,自分の事と他人の事,詩と散文詩,忍術と一網打盡,近状四篇,復刻版付記,望月桂,あとがき,大島英三郎,無政府主義研究所案内
- 天皇制破壊への渦動,:,1・2皇居発煙事件訴訟記録,増補再版,黒色戦線社,1977, 一般注記付:大島英三郎自伝資料,天皇制破壊への渦動,:,1・2皇居発煙事件訴訟記録,ギロチン社,編,ギロチン社,1971,件名埴谷雄高,大島英三郎,
- 『天皇制破壊への渦動 : 1・2皇居発煙事件訴訟記録 天皇制批判の証言埴谷雄高氏の陳述 増補2版』(付:大島英三郎自伝資料)黒色戦線社、1977年9月 。
- 革命断想,岩佐作太郎著,黒色戦線社,1982.12,一般注記大島英三郎編集発行,昭和6年黒色戦線社版(黒旗5月号附録)の復刻,著者...,
- 『新興文学全集1(日本篇1)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1992年12月 。
- 『新興文学全集2(日本篇2)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1992年12月 。
- 『新興文学全集3(日本篇3)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年1月 。
- 『新興文学全集4(日本篇4)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年1月 。
- 『新興文学全集5(日本篇5)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年2月 。
- 『新興文学全集6(日本篇6)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年2月 。
- 『新興文学全集7(日本篇7)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年6月 。
- 『新興文学全集8(日本篇8)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年3月 。
- 『新興文学全集9(日本篇9)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年4月 。
- 『新興文学全集10(日本篇10)』(大島英三郎 編)黒色戦線社、1993年5月 。
- 最高裁判所裁判集,刑事,1-19,35-141,143-153,155-202(昭和22年11月-昭和51年12月),最高裁判所,[1948-1977],<CZ-2711-12>, 刑事,141(昭和37年1月-昭和37年4月),目次・記事,...六年(あ)二二九九 殺人未遂 大島英三郎 三・二三 二 棄却 東京高/579,昭和三四年(あ)一四七...
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『天皇制破壊への渦動 : 1・2皇居発煙事件訴訟記録 天皇制批判の証言埴谷雄高氏の陳述 増補2版』(付:大島英三郎自伝資料)黒色戦線社、1977年9月 。
- 市民・社会運動人名事典,日外アソシエーツ株式会社,編,日外アソシエーツ,1990.2
- エンリコ・マラテスタ『無政府主義論』解放新聞社、1927年11月 。
- エンリコ・マラテスタ 著、黒色戦線社 訳『無政府主義論』黒色戦線社〈黒旗叢書 第1輯〉。
- ジョーヂ・バレット 著、黒色戦線社 訳『アナーキスト革命』黒色戦線社〈黒旗叢書 第2輯〉、1930年5月 。
- クロポトキン 著、黒色戦線社 訳『アナーキズム入門』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1930年8月 。
- クロポトキン 著、黒色戦線社 訳『アナーキズム入門』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1930年8月 。
- クロポトキン 著、黒色戦線社 訳『アナーキズム入門』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1930年8月 。
- クロポトキン 著、黒色戦線社 訳『アナーキズム入門』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1930年8月 。
黒旗叢書
[編集]- 岩佐作太郎『革命断想』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1931年 。
- ジョーヂ・バレット 著、鈴木靖之 訳『アナーキスト革命』黒色戦線社〈黒旗叢書 第2輯〉、1930年 。
- クロポトキン『パンの略取』黒色戦線社〈黒旗叢書 第3輯〉、1930年 。
- 岩佐作太郎『革命断想』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1931年 。
- 岩佐作太郎『革命断想』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1931年 。
- クロポトキン『アナーキズム入門』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1930年 。
- 岩佐作太郎『革命断想』黒色戦線社〈黒旗叢書 第6輯〉、1931年 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “アナキズム文献センター”. 2024年10月11日閲覧。