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利用者:加藤勝憲/アミノ酸神経伝達物質

軸索終末における活動。神経細胞Aの軸索終末では、神経細胞Bへシグナルの伝達が行われる。①ミトコンドリア神経伝達物質を内包するシナプス小胞自己受容体英語版④神経伝達物質が放出されているシナプス⑤神経伝達物質によって活性化されたシナプス後受容体(シナプス後電位の誘導)⑥カルシウムチャネル⑦小胞のエキソサイトーシス⑧神経伝達物質の再取り込み

アミノ酸神経伝達物質とは、シナプスを介して神経メッセージを伝達することができるアミノ酸のことである。 神経伝達物質(化学物質)は、エンドサイトーシスと呼ばれる過程で、シナプスのシナプス前側の軸索終末膜の下に集まるシナプス小胞にパッケージされる[1]

アミノ酸神経伝達物質の放出(エキソサイトーシス)はカルシウムCa2+に依存しており、シナプス前反応である。

種類

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興奮性アミノ酸(EAA)は興奮性シナプス後電位英語版細胞を活性化する[2]抑制性シナプス後電位英語版抑制性アミノ酸(IAA)はシナプス後細胞の活動を抑制する[2]

アミノ酸[3][4] 興奮性、抑制性
アスパラギン酸 興奮性
β-アラニン 抑制性
システイン 興奮性
γ-アミノ酪酸(成人脳) 抑制性(成人)、興奮性 (発育)
グリシン 抑制性
グルタミン酸 興奮性
ホモシステイン 興奮性
タウリン 抑制性

関連項目

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脚注・参考文献

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  1. ^ Axon Terminal : on Medical Dictionary Online”. 14 January 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月25日閲覧。
  2. ^ a b D'haenen, Hugo; den Boer, Johan A. (2002) (digitised online by Google books). Biological Psychiatry. Paul Willner. John Wiley and Sons. p. 415. ISBN 978-0-471-49198-9. https://books.google.com/books?id=ZMSNFtyjtEAC 2008年12月26日閲覧。 
  3. ^ Dalangin, R; Kim, A; Campbell, RE (27 August 2020). “The Role of Amino Acids in Neurotransmission and Fluorescent Tools for Their Detection.”. International Journal of Molecular Sciences 21 (17): 6197. doi:10.3390/ijms21176197. PMC 7503967. PMID 32867295. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7503967/. 
  4. ^ Foye, William O.; Lemke, Thomas L. (2007). Foye's Principles of Medicinal Chemistry. David A. Williams. Lippincott Williams & Wilkins. p. 446. ISBN 978-0-7817-6879-5 

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