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利用者:㭍月例祭/Wiipedia:記事の書き方/話の幹と枝の区別はしっかりと

記事を書く時に、その話の主流と、枝葉の話はしっかり区別して書き分けましょう。枝葉のせいで、中心的な話題の筋道が損なわれて迷走しないように。バランスとして、重要・中心的・普遍的なことを長く具体的に書き、例外・稀・特殊なことは短く書きましょう。

「枝葉」の例

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  • 原則に対する例外
  • 実例
  • トリビア・余談
  • 詳細なデータ

文量

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一般的なこと、中心的なこと、重要なことをメインに据えて、十分な文量を投じて書きましょう。

例外的なことや実例の列挙は、書かない・後回しにする。書くとしても、文量のバランスが崩れるときは注釈にまわすなどの工夫をしましょう。

(よい例)
英国ダービーは例年6月上旬に行われる。全300回のうち、289回は6月上旬の水曜日に開催されている。戦争の影響で時期がずれたことが3回あり、そのほか選挙の都合で開催時期がずれ込むこともある。〈注釈 2020年はコロナの影響で7月に開催。〉
(わるい例)
英国ダービーは例年6月上旬に行われる。まれに5月下旬になることがある。1889年には5月下旬に行われてノーザンダンサーが4馬身差で優勝した(なおこのときの2着はナスルーラだった。)。1940年は、前年に第二次世界大戦が開戦したにも関わらず予定通り6月初旬に実施の予定だったが、5月になってドイツがベルギーやオランダに侵攻し(オランダにおける戦い)、5月24日にはフランスへの侵攻が始まってダンケルクの戦いが行われたため、ダービーは中止になった(なお、この年はニューマーケット競馬場で例年開催されているニューマーケットダービーがダービーの代替競走とみなされている。)。2020年は新型コロナウイルスの影響で7月の開催になり、未勝利馬が優勝して単勝100倍の大番狂わせになった。

ここで重要なのは「通常・大多数の場合はどうなのか」です。この悪例では、「例外的事象」や「実例」の記述のほうが長く書いてあり、バランスを損ねています。

珍しいことが起きるとニュース系の情報源が注目しがちであり、一時的に言及が増えるように見えてしまいます。そのため、ニュース系の情報源やネット情報源に頼りきりだと、得てして「例外」のことを具体例をあげて長くかいてしまうことに陥りがちです。(WP:NOTNEWS

そうではなく、例外でない本則に適うことを具体例をあげて長くかくべきです。そのためにはしっかり調べることが必要でしょう。

適切な情報源をもとにする

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こうした話の本線・支線のバランスをとるためには、適切な、包括的な情報源を確保するとよい。

たとえば

  • 『英国の行事』
  • 『英国のスポーツ百科』
  • 『英国競馬史』

のような情報源を用いると、「英国の行事全体」「英国のスポーツ界全体」「英国の競馬界全体」のなかで、ダービーの説明には何をどの程度の割合で説明すればいいのかの指針になる。

一方

  • 「2020年の英国ダービーに関するニュース記事」

のような情報源を用いると、「全体の中でのバランス」を見失いやすい。

「包括的な情報源」「俯瞰的な情報源」を参考にするとよい。