利用者:リトルスター/FoxTail加筆予定分
『Fate/EXTRA CCC FoxTail』は、TYPE-MOON原作・たけのこ星人作画の漫画作品である。
本作は、『Fate/EXTRA CCC』を原作とするものの、物語はオリジナルであり、岸波白野とキャスターを主人公としている[1]。 たけのこ星人は本作の物語について、原作のルートの一つである「CCC」のサブルートというイメージで作り上げたと月刊コンプエースとのインタビューの中で話している[1]。 一方で、『Fate/EXTRA』および『Fate/EXTRA CCC』の未プレイの読者でも楽しめるような配慮もなされている[1]。
たけのこ星人は本作の連載が決まった時、自分の好きなアクションシーンを描けると喜んだものの、手探りの状態からバトルシーンを描いたとコンプエースとのインタビューの中で話している[1]。 たけのこ星人は悩んだ場面として2巻における鈴鹿御前・メルトリリス・パッションリップの三人が登場する回を挙げている[1]。メルトリリスとパッションリップは『Fate/EXTRA CCC』で既に登場していたことから、当初この場面はすぐに終わる予定だったが、担当編集者である藤原の後押しもあり、当初の予定よりもバトルシーンが増えた[1]。
本作のメインキャラクターの一人であるキャスターが頭をよく使うという設定を反映し、本作は戦いの中での駆け引きを強調した内容となっている[1]。 本作の戦闘シーンは『Fate/EXTRA CCC』の戦闘システムをたけのこ星人なりに視覚化した形で表現されているほか、『Fate/Grand Order』を元にした場面も存在する[1]。
キャスターらと敵対するセイバーを鈴鹿御前にするというアイデアは、たけのこ星人による提案である[1]。 女子高生というアイデアや鈴鹿御前のデザインは武内の提案によるものであり、たけのこ星人は最初期の案が没個性的かつ、Fateの世界観にかみ合わないことを思い悩んでいたため非常に助かったと前述のインタビューの中で話している。鈴鹿御前の設定の構築にはTYPE-MOONやFateシリーズの歴史考察を担当する作家・森瀬繚らも協力している[1]。
このほかにも、『Fate/EXTRA CCC』の企画時点で没になったキンププロテア、ヴァイオレット、カズラドロップの3人や、『Fate/Grand Order』を初出とするサーヴァントも登場する[1]。