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利用者:リトルスター/FGOストーリー案(第2部第6章以降)

非霊長生存圏「ツングースカサンクチュアリ」
ツングースカ大爆発は、コヤンスカヤが生まれるきっかけとなった
本シナリオは、2021年12月22日に期間限定イベントとして実装され[1]、同年12月31日にエピローグが実装された[2]。また、2022年5月25日には、内容を一部変更したうえでメイン・インタールードとして実装された[3]
本編
コヤンスカヤはブリテンでケルヌンノスから呪いを食らったことで暴走しかけたため、当初の予定を前倒して羽化の準備を進めるべく、自らの拠点があるロシア・ツングースカ川上流域、すなわちツングースカ大爆発が起きた現場に向かう。

シオンは霊子演算装置「トリスメギストスII」で、特異点「ツングースカ・サンクチュアリ」の発生を知る。1908年を起点とするこの特異点は、数日の間に異聞帯並みの規模に拡大した。このままでは、人類が下等動物に成り下がってしまうおそれがあることから、シオンはコヤンスカヤが黒幕であると判断し、カルデアに討伐を依頼する[4]

ところが、現地ではヒト科のサーヴァントの召喚が困難であり、伊吹童子。そこで、一行は妲己を追ってやってきたサーヴァントの"太公望"と出会い[5]、次いでドブルイニャ・ニキチッチという別のサーヴァントと出会う。一行は生存領域から殺戮領域へと移動する。その中で、コヤンスカヤは妲己とは別人であることが判明する[5]
その後、一行はNFF(ナイン・フォックス・ファウンデーション)サービス本社ビルに到着し、人工生命体・PBに案内される形でコヤンスカヤと対面する。
彼女の正体は、ツングースカ大爆発によってえぐり取られた土地の痛みと、爆発に巻き込まれた動物たちの断末魔の集合体にして、特異点収束体と呼ばれる異聞帯並みの存在だった。そのことを太公望に暴露された彼女は、この土地ごと自爆を試みるが、太公望の説得により、最終的には宇宙に打ち上げられた。
エピローグ
主人公たちが元の時代に戻ってきたのもつかの間、彷徨海に「U-オルガマリー」が出現する[5][注 1]。主人公らは命からがら彷徨海から脱出した[5]のち、シオンと合流する。
関係者による言及
太公望の設定には『ロード・エルメロイII世の冒険』に関連する部分があったため、あらかじめ同作とのすり合わせが行われた[6]
エピローグに彷徨海の魔術師フォアブロ・ロワインを登場させた理由について、奈須はファンサービスと声だけの出演を続けるわけにはいかないと思ったと2022年のファミ通とのインタビューの中で説明している[7]。このキャラクターは『月姫』のネロ・カオスに相当する人物であり、同作のデザインでは『Fate/Grand Order』と釣り合わないため、SF寄りのデザインに変更された[7]。また、エピローグで彼がシオンのことを「冥界の鳥」と呼んだ理由について、奈須はどのような信念で死ぬかということを表現したのだと説明しチエル。
第2部6.5章“死想顕現界域 トラオム”
本シナリオは2022年6月1日にメインストーリーとして実装された[8]。クリアするとメイン・インタールードにフリークエストが解放される。
コヤンスカヤとの和解後、アメリカのとある地点にて大規模特異点が発見される[8]。この地は、復権界域・復讐界域・王道界域の3つの界域に分かれていた。また、この地では大勢のサーヴァントが召喚され続けており、彼らはこの3つの界域のいずれかの一員として大規模な戦闘に加わっていた[8]
オルテナウスのメンテナンス中のマシュを残し、主人公、カドック、ホームズ、そしてヴラド三世が現地へと赴く。
そこへ異星の神の使徒のひとり・モリアーティ(若)[注 2]が現れ、ヴラド三世に叛逆心を起こさせようとするが、誰かに強制されることはヴラド三世本人が最も嫌がることであり、宝具を発動して自らを封印する。
徐福の分析をもとに、一行は砦に侵入し、中にいた張角を暗殺し、復権界域側にも伝わった。ところが、暗殺されたはずの張角はクリームヒルトのそばいにいた。
さらに、ゴルドルフの口から、ドン・キホーテがすべてを白状したうえで、コンスタンティヌスに一騎打ちを挑んだことが明かされる。[注 3]
その後、復讐界域は、アーチャー・鎮西八郎為朝の宝具「轟沈・弓張月」(月光大砲)をヨハンナに向けて放つ。張角が放った黄巾傀儡兵に囲まれたコンスタンティヌスは、彼女を守るべく、防御型の宝具「祈誓たりは三重の貴壁」を発動させる。聡明な彼女はこの防御の「穴」を通じて自分が狙われていることにすぐに気づき、運命を受け入れようとするが、コンスタンティヌスにかばわれる。
この一撃で重傷を負ったコンスタンティヌスは、ヨハンナらとともに自らの拠点に戻り、自勢力全体に向けた演説を行う。彼は張角の生存を明言したうえで、復讐界域か、王道界域のいずれかにつくよう命じる。そして、汎人類史側の存在であるヨハンナの復権のためにサーヴァントたちをまとめたことを明かし、この界域の崩壊を宣言する。コンスタンティヌスはブラダマンテに頼み、ヨハンナを王道界域へ連れて行く。
そして、コンスタンティヌスの死とともに復権界域は消滅し、聖杯はクリームヒルトの手に渡った一方、この勢力に所属していた一部のサーヴァントが王道界域に移った。
さらにそのころ復讐界域に入ったカドックは、モリアーティと対面する。モリアーティから張角の砦の攻略の協力を頼まれたカドックは二つ返事で引き受ける。そして、砦の地下にて捕縛されていた、クリームヒルトの夫・ジークフリートを救出する。その後、モリアーティと別れたカドックはジークフリートを連れて王道界域に帰還し、ヨハンナたちとも合流する。一方、ホームズはカドックから伝えられたジークフリートの救出劇をもとに推理できなかったほか、モリアーティがカドックと行動を共にする間にマシュが記録していたはずの映像・音声データも破壊されていた。
その夜、シャルルマーニュはヨハンナを呼び出し、自分は後世に伝わるカール大帝の物語をまとめる形で生み出された存在であり、史実で功績を挙げたカール大帝がいる限り、本来ならば汎人類史で召喚されるはずがないことを明かす。
翌日、復讐界域に向けて主人公一行が進軍する中、復讐界域は為朝を用いてカール大帝を狙うが、ジークフリートによって阻まれる。落胆のあまり、為朝は操作手らを殺害してまで自ら反撃に乗り出すが、ジークフリートを仕留め損ねる。今度はヒポグリフに乗ったアストルフォを狙うが、本人の接近を招き、相打ちの末に両脚の魔力供給を絶たれてしまう。そのすきに主人公一行は復讐界域の拠点まで近づき、ローランが自らのすべてをささげて門を開く。
モリアーティはライヘンバッハの滝を用意していた。
ジークフリートとクリームヒルトを撃破し、協力したサーヴァントたちが次々と退場する中、モリアーティから通信が入る。
ホームズは、モリアーティと対決する中で、自分が最初の異星の使徒として召喚されたことを明かし、モリアーティを構成する神性として、「運命の三女神」のウルズヴェルザンディスクルド
モリアーティは、3人をネバダ州エリア51の地下に案内し、張角の「本体」を見つける。実は彼は尸解仙であり、死体であるが故にマスターからの魔力供給がなされず、自分の分身をこしらえ、かつその分身に「自分が分身である」という自覚を忘れさせていた。そして、召喚されたサーヴァントたちを呼び込み、対立をあおって戦争を継続させていた。だが、分身を生み出す代償としてその本体はすでに物言わぬ屍と化していた。張角の遺体を後にした4人は、宇宙のような場所を目にし、手術室のような場所へと到着する。モリアーティが消滅する中、3人は張角のマスターにして、この特異点を作り出した異星人「被検体:E」と対面する。
関係者による言及
同シナリオの担当ライターは、もともとはホームズに関するエピソードのみとなる予定だったが、7章までの間でクローズアップしたい要素があったので、発注元にお願いしてそちらも組み込んだ結果、派手な戦争になったと「週間ファミ通」2022年8月18・25日合併号に掲載された記事の中で振り返っている[10]。また、初期案ではモリアーティ(若)の登場はなかったものの、武内の要望によって実現した[7]。とはいえ、出しどころは難しく、モリアーティ(若)を本シナリオの真ボスに据え、ホームズを倒すものとして担当ライターにセッティングしてもらった結果、ホームズの退場が当初の予定から繰り上げられる形となった[7]
一方で、担当ライターはネバダ州に関するセッティングは奈須が監修していたとはいえ、本当にあの「引き」でよかったのか執筆中はドキドキしていたとも振り返っている[10]
また、担当サーヴァントのリライトを行った人物によると、本シナリオでは複数のサーヴァントがリライト対象となったため、シナリオライターと共同でリライトしたとされている[10]
黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
パンゲア大陸
その一方、「FGO カルデア放送局」2022年11月9日配信分においては、「物語に新しく登場するサーヴァントの実装時期をメインクエスト開始よりも後にする」という施策をとることが発表された[注釈 1][11]


奏章I 虚数羅針内界 ペーパームーン

白紙化した地球を探索しようとした矢先、ペーパームーンが機能不全に陥る。原因を調べる中、ペーパームーンから白い光が発せられ[12]、主人公とシオンはペーパームーンの内部にある仮想世界へ転送される。

シオンは幼い姿で主人公の前に現れ、アサシンのサーヴァントとして召喚されたカーマからそのことを指摘されるが、シオン本人は自覚しておらず、むしろカーマに対する違和感を指摘する。主人公の仲裁により、三人でこの世界の探索を行うことにした。もともとペーパームーンの基礎となる部分はシオンの実家であるエルトナム家に伝わっていたものであり、8歳の誕生日プレゼントとして父ズェピアから管理権限を受け取って以来、シオンがメンテナンスを続けていたものの、彼女がこの仮想世界を作ったわけではなかった。また、複数の区画に分かれたこの地では、各区画の住民であるAIたちの中から選ばれた筆頭AIによるAI聖杯戦争と呼ばれるものが行われていた。主人公一行は、ここの住民であるラニ=Rをキャスターのサーヴァント・青髭の使い魔である蠢魔から救出した[13]。一方青髭本人は、バーサーカーのサーヴァント・ドゥリーヨダナと交戦しており、ドゥリーヨダナのマスターにして、ラニ=Rたちの上位存在であるアーユスもその場にいた。陰で様子を見ていた青髭のマスター・マキリは、ドゥリーヨダナのはったりに騙され駆け付けた主人公たちが彼の援軍だと誤解し、青髭に撤退を指示する。ここに来て以来体調不良に陥っていた主人公は蠢魔の排除により悪化したため、アーユスが管理する修理部に担ぎ込まれ、治療を受ける。治療中、シオンは魔術回路と神経系の接続がうまくいっていないことが主人公の不調だと分析し、エルトナム家伝来の疑似神経・エーテライトを自分と主人公、そしてカーマに接続する。すなわち、それはシオンと主人公がカーマのマスターになったも同然だった。
その後、主人公らはAI聖杯戦争の管理者にしてこの世界の住民・ラニシリーズのオリジナルにあたるラニ=XIIと面会し、AI聖杯戦争に参加していない警防部の筆頭AI・DXとや、ほかの区画の筆頭AI兼マスターたちとも出会う。
一方、マキリは燃費の悪い青髭を運用するためのリソースを調達する目的で、自分が管理する構築部のAIたちから搾取してい他、別の区画への襲撃を繰り返していたが、やがてついには青髭と融合して主人公たちの前に立ちはだかる。主人公たちの活躍によって倒されたことで構築部の権限はライダー・高長恭のマスター兼移送部の筆頭AIであるライノール・グシオンの手に渡る。喜びもつかの間、ライノールは「未来を知りたい」という自らの行動原理からAI聖杯戦争の真相に近づいたところを、正体不明の「アーチャー」の狙撃によって絶命する。残された高長恭やラニ=Tたちも再構成によって変質したマキリによって強奪され、主人公たちに向けてけしかけられる。今度こそマキリも倒されて一安心かと思いきや、今度はメデューサがサクラを連れて「ここではないどこか」へ逃げようとしたため、ラニ=XIIによってほかのマスターから追われる身となる。その際、「アーチャー」は何者かの命令を受けてメデューサを足止めするために攻撃する。メデューサは「アーチャー」に反撃するが、返り討ちに遭う。ただし、メデューサの魔眼は「アーチャー」の位置を記録しており、今際の際に自分の魔眼という「概念」を主人公らに託す。
魔眼をたどった先にいたのはDXであり、彼女こそがアーチャーのサーヴァント・ドゥルガーであり、そのマスターはラニ=XIIだった。ラニ=XIIは人理を救う戦いに向けた戦力増強のために、カルデア内のデータベースや呼び寄せたサーヴァントたちを利用してアルターエゴを量産するためにAI聖杯戦争を引き起こしており、この場にいる全員は人工アルターエゴであった。自分の正しさを信じ切っているラニ=XIIは、主人公たちの抗議にも耳を貸すどころか、仕切り直しのためにドゥルガーに主人公たちを排除させようとする。だが、真の黒幕はドゥルガーであり、彼女は別側面であるカーリーへと変貌し、シヴァを呼び寄せるために激しく舞う。これにより彼女と接続していたラニ=XIIは衰弱する。
主人公たちがカーリーと激戦を繰り広げる中、ラニ=XIIはシオンの応急処置を受ける中で、自分の正体が人類を救うことに重きを置きすぎた「救済」のアルターエゴであることに気づき、やがてAI聖杯戦争は失敗であることを認める。ドゥリーヨダナはビーマと相打ちになり、AI聖杯戦争は勝者無しという幕切れを迎える。ラニ=XIIは筆頭AIたちの中で唯一生き残ったセレシェイラに権限を譲渡したあと、消滅する。
そして、主人公一行は現実世界に帰還する。
  • “【特集】『Fate/Grand Order』サービス7周年記念特集”. 週刊ファミ通2022年8月18・25日合併号 (1758): 12-17. (8 2022). 
  1. ^ なお、フォウは「U-オルガマリー」の存在を察知していたが、周囲は天井を見つめているだけにしか見えなかった[5]
  2. ^ このサーヴァントの真名はジェームズ・モリアーティだが、同名のサーヴァントと区別するため、この表記とする
  3. ^ 当初、この場面ではコンスタンティノス11世の通常戦闘時の演出を流用していたが、「一騎打ちの場面で部下に攻撃を命じるのは卑怯ではないか」という指摘がユーザーから寄せられたため、実装後のアップデートにより演出が変更された[9]

奏章II 不可逆廃棄孔 イド

[編集]

2024年3月20日実装[14][15]。イベントシナリオ「監獄塔に復讐鬼は哭く」の内容にもかかわるため、ラセングルよりネタバレの注意喚起がなされた[14]

ノウム・カルデアが手に入れた音声データから「伯爵」の正体をつかむべく、ジャンヌ・ダルクおよびジャンヌ・ダルク(オルタ)、そしてマリー・アントワネットを呼び出した。マリーが音声データに聞き覚えがあったことから、「伯爵」の正体は18世紀のフランス王家に関する人物、特に首飾り事件の首謀者と目されたカリオストロ伯爵である可能性が浮上した。彼は首飾り事件後の1795年に獄死したことになっているが、後から来た巌窟王の話から、何らかの理由で長命となり、少なくとも1838年の時点で活動していたことが判明する。「伯爵」が巌窟王だと思っていたカドックは主人公にそれを否定されるも、言いなりにならないようくぎを刺す。

主人公が巌窟王とカドックと別れた後、ノウム・カルデアの英霊召喚システムが勝手に作動し、アサシンのサーヴァント、耀星のハサンを召喚する[15]。耀星のハサンから口早々「また会った」と言われ、戸惑ってるうちに主人公は眠りについてしまう[15]

気が付くと、主人公は2015年の東京にいた。

主人公は同級生の折田らや、幼馴染のキリエと一緒に学園生活を過ごす中、転校生として耀星のハサンと出会う。

主人公の陰に潜んでいた巌窟王から七つの試練としてサーヴァントが送り込まれることを知らされた矢先、第一の試練としてブリドマート・オルタが東京駅丸の内南口に現れ、主人公は転移させられてしまう。この近くで買い物をしていたキリエや、この地に出かけていた折田とサリエリ先生も巻き込まれてしまう。主人公の影に潜んでいた巌窟王のサポートにより、ジャンヌ・オルタとサリエリが2人に降ろされるが、それでも太刀打ちできず、主人公は令呪を一画消費して平景清を召喚し、ブリドマート・オルタの撃破につなげる。後日、今度は景清が主人公の学校に転校生として現れる。景清を引き込んでいる間、黒幕は主人公の担任であるフーカ先生にブーディカを降ろして第二の試練に仕立てようとするも失敗に終わる。その夜、主人公の自宅にいた母と妹、および先に帰宅していたキリエが何者かの襲撃を受ける。悲しみに暮れる暇もなく、第二の試練としてニトクリス・オルタが西新宿サインリング交差点に出現する。彼女の物量攻撃に屈しそうになる。一時撤退した際、ジャンヌ・オルタからこのニトクリス・オルタが純粋なアベンジャーであることを知らされる。その時、主人公は以前ニトクリスから「自分が純然なアベンジャーとして召喚されることはあり得ない。もし純然なアベンジャーとして自分が現れたら、それは偽物だから殺しなさい」と言われたことを思いだす。そして、ニトクリス・オルタの前に戻った主人公は、二画目の令呪を消費して別のニトクリス・オルタを召喚し、撃破する。

その後、主人公は母方の叔母と同居することになった。叔母の警護を任されたハサンは、主人公の父の書斎から出てきた巌窟王モンテ・クリスト伯(以下:モンテ・クリスト伯)と鉢合わせる。そこで、モンテ・クリスト伯は自らの宝具「待て、しかして希望せよ(アトンドリ・エスペリエ)」をハサンに託す。この宝具は回復効果があり、主人公にもしものことがあれば使ってくれとモンテ・クリスト伯に告げる。

お台場で第五と第六の試練として登場したテオドリック・オルタ&ラ・ベート・デュ・ジェヴォーダンに一行は押されるが、主人公はゴルゴーンとヘシアン・ロボを呼び出し、撃破する。 その後、景清とサリエリはこの場から去らざるを得なくなる。ジャンヌ・オルタも同様だが、戻る前にお台場のヴィーナスポートへデートに行く。 そして、第七の試練…モンテ・クリスト伯が現れようとしていた。時間が止まる中、何とか主人公はハサンと合流を果たし、自宅へ戻る。そして、カリオストロの案内で、主人公の父の書斎に行く。その場所こそがモンテ・クリストの隠れ家であり、この場所から発せられていた感知遮断機能により、家の外から見はっていたサリエリですら惨劇に気づけなかった。ハサンと仮契約を結んだあと、3人で書斎の奥に深く渦巻く黒い渦を進もうとした矢先、カリオストロに襲われ致命傷を受ける。ここでハサンは「待て、しかして希望せよ(アトンドリ・エスペリエ)」を用いて主人公を助ける、(ただし、ハサンはあくまでも)そして、最後の令呪を消費し、マリー・オルタを召喚する。マリー・オルタとハサンの捨て身の攻撃によりカリオストロ伯爵は倒される。主人公は単身、モンテ・クリスト伯と対峙する。モンテ・クリスト伯はこの世界を疑似東京、もしくは不可逆廃棄孔と呼び、主人公の「家族」を殺したのも、復讐について。モンテ・クリスト伯を倒した主人公は意識を取り戻した。

肉体的な損傷がないとはいえ、、令呪がすべて消費されていたことから、ノウム・カルデアの面々は主人公の消耗を推し量る。その夜、ナイチンゲールからジャンヌ・オルタらアヴェンジャーのサーヴァント全員がこの場にいないことを告げられる。
それもそのはず、ジャンヌ・オルタらは巌窟王とモンテ・クリスト伯に黒い渦まで呼び出されていた。巌窟王は彼女たちの前でモンテ・クリスト伯と合一を果たしたことで復活し、あらためて主人公の精神の奥底…廃棄孔にまで案内する。本来であれば巌窟王が悪性情報を焼却処分していたが、廃棄孔には魔神柱や空想樹と見まがうほどに成長した悪性情報の塊がそびえたち、カリオストロの本体である最終使徒・カリオストロ絶望伯がそれと融合していた。実は、異星の使徒だったころの蘆屋道満の暗躍により主人公の精神に悪性情報を用いた仕掛けが施されており、カリオストロ絶望伯が自分の宝具「秩序に死を、遍く世界に混沌を」(レベリオン・ウ・モンド)を用いて秩序と法則を改ざんする形で主人公の魔術回路を乗っ取ったところで、道満らによって主人公がこの場に送り込まれる。そして、魔術回路を奪還した主人公により、カリオストロ絶望伯は撃破される。
  1. ^ 『FGO』星5ライダー・太公望が登場決定&イベント“非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ”は22日18時から”. 電撃オンライン. 2022年5月31日閲覧。
  2. ^ 【FGO】ツングースカイベントのエピローグは12月31日18時に開放。ビーストIVのプロフィールがマテリアルに追加”. ファミ通.com. 2022年5月31日閲覧。
  3. ^ 【FGO】ツングースカ・サンクチュアリが無料で恒常開放。大量の聖晶石入手チャンスも”. AppBank. 2022年5月31日閲覧。
  4. ^ 【FGO】コヤンスカヤイベント“非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ”情報まとめ”. ファミ通.com. 2022年6月1日閲覧。
  5. ^ a b c d e 『FGO』闇のコヤンスカヤ→太公望へのボイスは、なぜブチギレなのか?奈須きのこ氏が「竹箒日記」で解説”. インサイド (2022年1月6日). 2022年5月31日閲覧。
  6. ^ 週刊ファミ通2022年8月18・25日合併号, p. 14, 7年目の『FGO』.
  7. ^ a b c d 週刊ファミ通2022年8月18・25日合併号, pp. 46–51, 『FGO』7周年記念インタビュー.
  8. ^ a b c "「FGO」,第2部6.5章"死想顕現界域 トラオム"が本日開幕。★5シャルルマーニュほかが新登場" (Press release). FGO PROJECT. 2022/06/01. 2022-06-04閲覧 {{cite press release2}}: |date=の日付が不正です。 (説明)
  9. ^ 『FGO』第2部 第6.5章「トラオム」の一部演出が変更―卑怯者の「コンスタンティノス11世」はもういない”. インサイド. 2022年6月19日閲覧。
  10. ^ a b c 週刊ファミ通2022年8月18・25日合併号, p. 17, 7年目の『FGO』.
  11. ^ a b 『FGO』配信で、川澄綾子さんの“王の圧”に登壇陣が狼狽!? 「第2部 第7章」開催時期にも鋭く踏み込む”. インサイド (2022年11月10日). 2022年12月15日閲覧。
  12. ^ 『FGO』のシオンが小さくなった!? 「奏章I 虚数羅針内界 ペーパームーン」6月18日18時開幕”. インサイド (2023年6月14日). 2023年6月20日閲覧。
  13. ^ 【FGO】奏章Iの新キャラ&登場NPC一覧【虚数羅針内界ペーパームーン】”. ファミ通.com (2023年6月18日). 2023年8月4日閲覧。
  14. ^ a b 『FGO』奏章IIの題名が「不可逆廃棄孔 イド」に決定!エドモン・ダンテスの「監獄塔に復讐鬼は哭く」ネタバレを含む物語に…”. インサイド (2024年3月15日). 2024年3月20日閲覧。
  15. ^ a b c yoshimune (2024年3月20日). “『FGO』最新アップデートで追加されたメインクエスト新章「不可逆廃棄孔 イド」がなぜか“学園もの”テイスト。「異星の神」と戦ってきたはずのカルデア一行によるスクールライフが開幕”. 電ファミニコゲーマー. 2024年3月21日閲覧。


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