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利用者:リトルスター/ぷよぷよ通の整理案

ぷよぷよ通
ジャンル 落ち物パズルゲーム
対応機種 アーケード
メガドライブ(MD)
ゲームギア(GG)
PC-9821, DOS/V
セガサターン(SS)
スーパーファミコン(SFC)
PCエンジン(PCE)
プレイステーション(PS)
Windows 95(Win95)
Macintosh PPC(Mac)
ゲームボーイ(GB)
ワンダースワン(WS)
ネオジオポケットカラー(NGPC)
プレイステーション2(PS2)
Wii バーチャルコンソール[注 1]
ニンテンドー3DS バーチャルコンソール
ニンテンドー3DS (後述)
Nintendo Switch[注 2]
S!アプリ
EZアプリ
iアプリ
Android
ゲームアーカイブス(GA)
開発元 コンパイル 他
発売元 コンパイル (AC, MD, GG, PC, SS, SFC, PS, GB)
セガ(後のセガゲームス)(PS2, VC,フィーチャー・ホン, Android)
セガゲームス(Switch)
NECインターチャネル (PCE)
ボーステック (Win/Mac再発売)
バンダイ (WS)
SNK (NGPC)
人数 1 - 4人 (AC, PC98, DOS/V, SFC)
1 - 2人 (その他)
メディア 16Mbit ROMカートリッジ(MD, SFC)
4Mbit ROMカートリッジ(GG)
2Mbit ROMカートリッジ(GB)
CD-ROM(PC98, DOS/V, SS, PCE, PS, Win95)
発売日

1994年9月下旬(AC)[1]
1994年12月2日(MD)[2]

1994年12月16日(GG)[3]
1995年10月27日(PC98, DOS/V, SS)[4]
1995年12月8日(SFC)[5]
1996年3月8日(SFC REMIX)[6]
1996年3月29日(PCE)[7]
1996年11月15日(PS[8], Win95[9])
1996年12月13日(GB)
1999年3月11日(WS)
1999年7月22日(NGP)
2000年12月21日(PS BOX)
2004年5月24日(PS2)
2007年4月24日(Wii・VC(MD))
2011年6月7日(Wii・VC(AC))
2011年9月2日(Android・ぷよぷよ!セガ)
2013年5月16日(Android・スゴ得)
2013年12月25日(3DS・VC(GG))
2015年12月23日(3DS・復刻アーカイブス2)
2016年8月3日(3DS・単体)
2017年9月27日(GA)
2019年9月6日(Nintendo Switch・SFC Online)
2020年1月16日(Nintendo Switch・SEGA AGESシリーズ)
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRB:E (Everyone)
PEGI:3
※以上のレーティングはVCのもの。
筐体 メガロ50デラックス[10]
システム基板 システムC2
サウンド PCM音源[11]
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ぷよぷよ通』(ぷよぷよつう)は、コンパイルが開発し、1994年にセガ(後のセガ・インタラクティブ)から発売されたアーケードゲームである[1]

概要

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本作は、落ち物パズルゲームシリーズ『ぷよぷよ』の第2作であり、タイトルの「通」は、通信対戦可能、通好みを意味すると共に英語で「2」を表す "two" 、さらにはファミ通の“通”をかけてつけられた[12]

本作では、「相殺」[10]「クイックターン」「全消し」「NEXT2ぷよ表示」などの新システムが導入され、特に「相殺」の導入は対戦時の戦略に大きな変化をもたらした[13][14]。以後様々なプラットフォームに移植された。

アーケードゲームとしてヒットした本作は、メガドライブをはじめとする様々なプラットフォームに移植されたほか、本作のシステムの多くがその後のシリーズに継承されている。

本作の基板にはメガドライブ上位互換のSystem C2が使われている[15]一方、音声処理用にはメガドライブに搭載されていたZ80ではなく、独自のPCM音源が用いられていた[11]。また、セガの大画面筐体である「メガロ50デラックス」に対応しており、攻撃を受けると椅子が振動する[10]。基板を2台接続した4人対戦の「みんなでぷよぷよ」も導入され、2台が連結された専用筐体も存在した[16]。アーケード版ではモードセレクト画面がエントリー形式となっており、スタート時にプレイを待機していた人数によって開始するモードが決定される。ひとりでぷよぷよでは漫才デモが無く、代わりに対戦キャラクターの紹介文が流れる[17]Act Against AIDSに関するロゴがメーカーロゴと同時に表示される(これは本作の移植作品のほとんどや、コンパイルの他作品にも継承された)。「ひとりでぷよぷよ」のみ全消しボーナスが15個(2段+3個)とやや少ない設定になっている(「ふたりでぷよぷよ」や他の機種では倍の30個(5段))。

開発

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対戦要素の強化

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コンパイルのヒット作となった初代『ぷよぷよ』のアーケード版の筐体は、『ストリートファイターII』といった対戦格闘ゲームのそばに置かれることもあり、相乗効果で人気が出るというケースもあった[15]。それを見たセガのアーケード担当のスタッフは、2人並んで対戦するというアイデアをコンパイルに提案し、最終的に本作は対戦型のゲームとして出来上がった[15]

漫才デモ

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前作『ぷよぷよ』では「ひとりでぷよぷよ」において、主人公アルル・ナジャとコンピュータが操る敵キャラクターとの間で会話デモが流れ、これが「漫才デモ」と呼ばれていた。本作のアーケード版においても『ぷよぷよ通』でも前作『ぷよぷよ』同様、主人公アルル・ナジャと敵キャラクターの会話(漫才デモ)が搭載される予定であり、ロケテスト版ではプレイフィールドを背景に漫才デモのメッセージが実際に導入されていた。しかし、この時点では一部のアニメが完成しておらず、製品版ではスケジュールの関係で漫才デモは没となり、会話ではなく敵キャラクターの紹介文が表示されるのみとなった[18]

アーケード版で一度は没となったこの漫才デモは、後のセガサターン版においてフルボイスで復活し、れんしゅうモード、ノーマル・モード、通モード全てで異なるパターンが収録された。これに続いて、スーパーファミコン版やPCエンジン版、プレイステーション版などでも漫才デモが導入された。このような経緯を辿ったため、本作における漫才デモは他の『ぷよぷよ』シリーズ作品とは違い搭載されていない機種も多く、また搭載された機種でもデモの内容が機種それぞれで一部異なっている場合が多い。初出となったセガサターン版では文字表示がなく音声での会話による漫才デモだったため、後の機種もほとんどがこれに倣っており、漫才デモの会話が前作や次作以降のように文字で表示されるのはごく一部の機種のみとなっている。

ゲームモード

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ひとりでぷよぷよ

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コンピュータが操る相手キャラクターと戦い、勝ち進んでいくモード。

ノーマル・モード(ノーマルモード)、ふつうのぷよぷよ
基本的に全機種でプレイ可能なモード[注 3]。機種によってモード名が異なる[注 4]。6階建ての塔の中にいる33体のキャラクターと対戦していき、塔の頂上を目指すという設定である。セガサターン版とAndroid版を除き1-5階の対戦相手はルーレットで決定される。各階のキャラクター群にはそれぞれ名前がついており、塔の最下層から順に「八部衆」「六歌仙」「五人囃子」「四天王」「噂の二人」「例の三人」となっている[19]。「例の三人」以外はすべてのキャラクターと対戦する必要は無く、敵に勝利した時点で経験値(実際の総得点とは異なり、ボーナス点や切り捨てによる補正から求められる値)が決められた数値を超えると、その階層はクリアとなる。階層をクリアするために必要な経験値は機種により異なる。各階層の必要経験値を満たせなかった際には延長戦に突入し隠しキャラが出現、延長戦キャラに勝利しても経験値が満たない場合はバッドエンドとなる。
登場キャラクターや仕様などの詳細はノーマル・モードの節を参照。
れんしゅうモード(練習モード)、やさしいぷよぷよ
難易度が低く設定されている初心者向けのモード。セガサターン版・スーパーファミコン版2種・プレイステーション版・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版・プレイステーション2版・Android版に搭載。機種によってモード名や登場キャラクターが異なる。前作のように、決められた敵を1体ずつ順番に倒していく形式。スーパーファミコン版2種、プレイステーション版、プレイステーション2版はこのモードのステージ表示は前作の「やさしい」と同じく、「LESSON○」[注 5]となっている。
セガサターン版・Android版では「れんしゅう」というモード名で、ノーマル・モードには登場しない追加キャラクター4体と対戦する。
スーパーファミコン版では「やさしいぷよぷよ」というモード名で、既存キャラクター3体(ノーコンティニューでクリアすると4体目が登場[20])と対戦する。
スーパーファミコン版『- リミックス』・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版では「やさしいぷよぷよ」がさらに3コースに分けられ、「はじめて」「なれた」「そつぎょう」としてそれぞれ3体、5体、7体(ノーコンティニューでクリアすると8体目が登場[20])と対戦する。
プレイステーション版・プレイステーション2版の「れんしゅう」は『リミックス』での3コースをベースに、登場するキャラクターが終盤のみセガサターン版の新キャラクターに変更されている。
通モード
全てのキャラクターと1体ずつ総当たりで対戦していくモード。セガサターン版・スーパーファミコン版『- リミックス』・プレイステーション版・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版・プレイステーション2版・携帯電話アプリ版『- DX』・Android版に搭載。同モードは上級者向けとして位置づけられており、おぷしょんの難易度設定に関わらず、このモードでは強制的にゲームランクが最高難易度に設定される[21]。機種によってキャラクターの登場順やステージ数が異なる。
PCエンジン版では隠しモード「ひとぷよアレンジ」として収録されており[21][22]、「NORMAL」を1度クリアした後に、オプションの「ANIMATION」を「ARRANGE1」に切り替える事によって解放され、「ARRANGE1」をクリアすると、「ARRANGE2」が選べるようになる。
ニンテンドー3DSの単体配信版及びNintendo Switch・SEGA AGES版では「かちぬき」モードとして、同様のモードが収録されている。

その他のモード

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ふたりでぷよぷよ
2人で対戦するモード。ほぼ全ての機種に搭載されているが、携帯電話アプリ版(一人用)とAndroid版のみ未収録。携帯電話アプリ版『対戦ぷよぷよ通』系統以外は複数のルール[注 6]から1つを選択でき、このうちアーケード版とWindows 95版以外はルールエディットも搭載されている[23]
スーパーファミコン版2種・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版では、オプションで人間の代わりにコンピュータを対戦相手に設定することも可能。
PCエンジン版のみ使用キャラクターを選択可能(ボイスと演出以外の性能差は無い)。ただし、アルル以外はひとりでぷよぷよのノーマル・モード(1周目)で戦った事のあるキャラクターに限られる。マルチタップを使用した隠しコマンドで全解放も可能。
みんなでぷよぷよ
一部の機種に搭載された、3-4人で同時に対戦するモードである。ルール選択はふたりでぷよぷよと同様。画面内に2人分のフィールドしか写らない機種では、画面中央にもう一方の2人の様子が小さくレーダーで表示される。4人分のフィールドが映る機種では、全員分のフィールドが小さく表示される。
BGMは基本的に『-さいしょのおんがく』だが、残りが2人になると『-すばやくてゴワイ』に変化する。
アーケード版とPC-9821&DOS/V版では2台接続された環境でのみ通信対戦プレイ可能。
ゲームギア版・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版では人間2人で通信対戦し、残りの2人分(それぞれの側の右枠)をコンピュータが担当するという擬似4人対戦になり、これらは人間3人以上での対戦は不可能。
スーパーファミコン版2種では人間3人以上の対戦にはマルチタップが必要となる。無印版は基本的にコンピュータを参加させる事が出来ず、マルチタップが繋がっていない状態でこのモードを選ぶとエラーメッセージが表示されてタイトル画面に戻されるが、通常のオプションで隠しオプションに突入する事によってコンピュータを設定出来るようになる(CPUキャラクターの思考ルーチンを選択可能)。リミックスではモードのオプションが追加され、コマンド不要で無印版と同じくコンピュータを設定出来るようになっている。
とことんぷよぷよ
対戦せずにエンドレスでプレイをするモードであり、PC-9821&DOS/V版をはじめとする一部の機種に搭載されている。
PC-9821&DOS/V版・スーパーファミコンの無印版は前作と同じく連鎖ボイスが無かったが、スーパーファミコン版リミックス以降の機種(ゲームボーイ版除く)は、このモードでも連鎖ボイスが流れるようになった。
スーパーファミコン版2種・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版はオプションの設定で一定間隔でおじゃまぷよを降らせたり、前作のお助けアイテム(びっぐぷよ・カーバンクル)を出現させる事も可能。
スーパーファミコン版『リミックス』では「おてほん」が追加され、3-5連鎖を行う複数のオートデモを見ることができる。
ネオジオポケットカラー版では「じつりょくテスト」モードの一つとして収録され、通常のとことんぷよぷよの他に「うでまえはんてい」が追加されている。
なぞなぞぷよぷよ
一部の機種に搭載された、なぞぷよを解くモードである。
Windows95版とMacintosh PPC版は漫才デモ付きで全15問、プレイステーション2版は全300問を収録。詳細は後述。

ゲームシステム

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基本的なゲームシステムは前作と変わらない。本項では「通」で追加されたシステムについて述べる。

相殺(そうさい)
相手から送られる予定のおじゃまぷよ(予告ぷよ)を自分の攻撃によって打ち消すことのできるシステム[10]。これにより相手の攻撃を防御する事が可能になったため、初代『ぷよぷよ』での「いかに素早く攻撃するか」より、本作では「いかに大きな連鎖を作るか」が重視されるようになった。
全消し(ぜんけし)
おじゃまぷよを含めたフィールド内の全てのぷよを消すと、「全消しボーナス」として通常より多くのおじゃまぷよを上乗せして相手に送ることができる。
クイックターン
操作中の組ぷよが縦1列分のスペースに入り込んだとき、両端が他のぷよで挟まれていても、回転ボタンを素早く2回押すことで操作中の上のぷよと下のぷよを入れ替えることができる。軸ぷよの色は変わらない。
NEXT2ぷよ
前作は次の組ぷよしか表示されなかったが、今作はその次に出現する組ぷよも半分のみ表示されるようになった。
乱入
アーケード版(バーチャルコンソール版含む、3D復刻版及びNintendo Switch・SEGA AGES版は除く)、メガドライブ版(バーチャルコンソール版含む)、PCエンジン版、PC-9821&DOS-V版(通信接続時のみ)に搭載された機能[24]で、「ひとりでぷよぷよ」をプレイ中、対戦型格闘ゲームのように別プレイヤーが「乱入」して対戦をすることができる。この場合、決着後は勝利した側が「ひとりでぷよぷよ」を引き継いでプレイすることになる。アーケード版では筐体設定により、プレイヤーがゲーム中にスタートボタンで任意に乱入を拒否、または最初から乱入が不可能な設定にすることも可能である。
アーケード版およびメガドライブの初期出荷版では、サタン(もしくはマスクドサタン)に勝利した直後に乱入すると乱入戦終了後にゲームの進行がおかしくなり、最終的にフリーズするバグが確認されている。
予告ぷよの追加
前作では最大でぷよ(30個)までしかなかった予告ぷよにキノコぷよ(200個)、星ぷよ(300個)、王冠ぷよ(400個)が追加された。
PCエンジン版では容量の関係上、前作と同じく岩ぷよまでとなっている。
おじゃまぷよの追加
消すごとに得点が追加され、おじゃまぷよ発生数を増加させる「得点ぷよ(とくてん - )」と、隣で色ぷよが消えてもおじゃまぷよに変化するだけ(色ぷよが2ヶ所以上接した状態だと消滅する)の「固ぷよ(かた - )」が登場した。
ひとりでぷよぷよではオプションでルール変化をONに設定すると、順番で落ちてくるおじゃまぷよの種類が「通常ルール」「得点ぷよ」「かたぷよ1」「かたぷよ2」に変化する。ほとんどの機種において、「かたぷよ1」は最上段のみがかたぷよでそれ以下が全ておじゃまぷよ(「ふたりでぷよぷよ」のエディットでは、「かたふた」表記)、「かたぷよ2」は全てかたぷよを指すが、PCエンジン版に限り「1」と「2」の表記が逆になっている。一部の機種を除いて、対戦開始前にルール名が表示される。
連鎖ボイスの追加
前作の連鎖ボイスは1P・2Pとも、2 - 5連鎖目までの4種類(合計8種類)であったが、今作から1・5・6連鎖目に新たな連鎖ボイスが追加され1P・2Pとも、1 - 7連鎖目までの7種類(合計14種類)となり、従来の5連鎖目ボイスは7連鎖目ボイスとなった。この連鎖ボイスは一部の番外編を除き、『ぷよぷよ〜ん』まで引き継がれた。
有名声優を起用しているPCエンジン版『ぷよぷよCD通』のみ、前作同様の2 - 5連鎖目までとなっている。代わりに、アルル以外のキャラクター全員にも独自の連鎖ボイスおよびダメージボイス(おじゃまぷよ食らい時ボイス)が追加されている。

ストーリー

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『ぷよぷよ通』には、前作と同様に明確なストーリーは無く、各キャラクターが塔の中にいる理由についても設定されていない[25]。一部の後発機種のみ説明書にプロローグが書かれているだけであったり、機種によってはストーリーそのものが「無い」と断言されている。

また、機種によってもプロローグの内容が異なっており、たとえばセガサターン版では、アルルがサタンとその配下のモンスターたちの待ち構える塔を攻略するという設定であるのに対し、スーパーファミコン版では、サタンが前作での復讐を果たしてアルルを自らのものにすべく、再び最新鋭のぷよぷよ地獄と罠を用意して待ち構えるという設定である。 また、PCエンジン版では招待状を受け取ったアルルが暇つぶし目的でぷよぷよ地獄へと足を踏み入れているという設定である。 プレイステーション版とWindows版では、アルルが古代魔導学校への旅路で出会う人々から何故か「ぷよぷよ地獄」を挑まれ、塔にたどり着くという物語である。

各モードの詳細および登場キャラクター

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ひとりでぷよぷよのプレイヤーキャラクターはどのモードもアルル・ナジャとなっており、敵キャラクターとしてアルルが登場することはない。登場キャラクターの出典は、本作が初出のマスクドサタンを除き、いずれもMSX2版およびPC-98版『魔導物語1-2-3』より[注 7]

ノーマル・モード

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階層
(レベル)
名前 登場キャラクター 延長戦
(6階は隠しボス)
6 例の三人 シェゾ・ウィグィィ、ルルー、サタンさま マスクドサタン
5 噂の二人 ミノタウロス / ドラコケンタウロス ぞう大魔王
4 四天王 すけとうだら / まもの / ウィッチ / パキスタ ドラゴン
3 五人囃子 さそりまん / サムライモール / ハーピー / パララ / ナスグレイブ ゾンビ
2 六歌仙 パノッティ / うろこさかなびと(セリリ) / のほほ / ふたごのケットシー / ふふふ / マミー アウルベア
1 八部衆 スケルトン-T / ウィル・オー・ウィスプ / スキヤポデス / トリオ・ザ・バンシー/ のみ / ももも / バロメッツ / ミニゾンビ マスクドサタン

先述通り1階から5階までの敵はセガサターン版とAndroid版を除きルーレットによる選択制だが[注 8]だが、6階は上表の左から順に3人全てと戦う。一部の機種ではルルーはレベル7、サタンはレベル8となっている場合もある[注 9]。また、ルルーを倒すまでにコンティニューを一度もせず、なおかつ規定点以上の経験値を得ていると、ゲームギア版以外は最終ボスのサタンさまの代わりに隠しボスの「マスクドサタン」が登場する[26]。セガサターン版、スーパーファミコン版2種、プレイステーション版『決定盤』、プレイステーション2版、Android版は最終ボスが通常のサタンかマスクドサタンのどちらだったかによりエンディングの内容が変化し[27]、これらの機種は通常のサタンでクリアした場合、スタッフロールとプレイレコードの後にマスクドサタンを出現させる条件のヒントが表示される。

階層中のすべての敵を倒しても経験値が基準に達しない場合は「延長戦」に突入し、延長戦用の隠しキャラクターと対戦することになる。延長戦に勝利しても経験値が基準に満たない場合はゲームオーバー(コンティニュー不可能)となり[28]、塔から弾き出されてバッドエンドとなる[29][注 10][注 11]

経験値はプレイヤーが獲得したスコア(点数)を元に計算されるが、必ずしも累計経験値とスコアが一致するわけではなく、一部の機種では階層レベルアップ時に、倒さずに残っていた敵がいた場合はその数に応じて獲得経験値にレベルアップボーナスが加わる(スコアには加算されない)[31]他、コンティニュー時に敗北時の試合のスコアが経験値に加算される機種もある[32]

ルール変化がONの場合のルールの順番は基本的に固定されており、PCエンジン版以外の表記で示すと「通常ルール」→「得点ぷよ」→「かたぷよ1」→「通常ルール」→「得点ぷよ」→「かたぷよ2」→「得点ぷよ」→「かたぷよ1」→「通常ルール」→……の順でローテーションする[33]。ただし、最上階の「例の三人」のみPCエンジン版と『ぷよぷよBOX』の復刻盤を除いて「かたぷよ1」で固定される。

ぷよが消えた時の演出はキャラクターによって異なり、例えばアルルは「1れんさ」と連鎖数が表示されるのに対し、マミーはぷよが消えるのではなく、フィールドの下に弾き飛ばされる演出がとられている。 また、マスクドサタンのように機種によってぷよが消えた時の演出が異なるキャラクターもいる。 さらに、ゲームギア版やゲームボーイ版などの一部の機種では、ぷよの消え方が統一されている。

その他のモード

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セガサターン版やプレイステーション版などの「れんしゅうモード」と「通モード」では、追加キャラクターとしておおかみおとこ、スキュラ、インキュバス、コカトリスが登場する。

れんしゅうモード、やさしいぷよぷよ
以下に記したキャラクター全員と順番に戦う。
セガサターン版、Android版
全4ステージ。この機種群のみ対戦前のキャラクター表示が無く、セガサターン版ではすぐに漫才デモが流れ、Android版では対戦のみが連続する。クリアすると、ノーマル・モードに繋がる展開のエンディングが流れる。ルール変化がONの場合は、ノーマル・モードと同じ順番で変化する。
  • おおかみおとこ、スキュラ、インキュバス、コカトリス
スーパーファミコン版
全3ステージ+隠しボス1ステージ。クリアすると、ノーマル・モードに繋がる展開のエンディングが流れる(上記セガサターン版とは内容が異なる)。ルール変化がONの場合は「かたぷよ1」で固定される。
  • アウルベア、トリオ・ザ・バンシー、ゾンビ2[注 12]、のほほ(ノーコンティニュー時のみ出現)
スーパーファミコン版『リミックス』、ゲームボーイ版、ワンダースワン版、ネオジオポケットカラー版
以下の3つのコースに分かれており、上記の無印版の4キャラクターが各コースのボスキャラクターになっている。ルール変化がONの場合はランダムでルールが決定される。
太字はスーパーファミコン版『リミックス』で漫才デモが流れるボスキャラクター(内容は無印版と同じ)。エンディングは「はじめて」と「なれた」は一枚絵のみ。「そつぎょう」は、スーパーファミコン版『リミックス』では無印版のやさしいぷよぷよと同じエンディング。ゲームボーイ版以降はスーパーファミコン版『リミックス』の通モードエンディングの前半に近い一枚絵とメッセージが流れる。
はじめて
全3ステージ。
  • スケルトン-T、パララ、アウルベア
なれた
全5ステージ。
  • ミニゾンビ、ももも、ドラゴン、うろこさかなびと、ゾンビ
そつぎょう
全7ステージ+隠しボス1ステージ。
  • ナスグレイブ、パキスタ、すけとうだら、ハーピー、マミー、ぞう大魔王、トリオ・ザ・バンシーのほほ(ノーコンティニュー時のみ出現)
プレイステーション版、プレイステーション2版
登場順はスーパーファミコン版『リミックス』などとほぼ同じだが、ボスキャラクターがセガサターン版の追加キャラクターへ変更されている。
太字は漫才デモが流れるボスキャラクター(内容はセガサターン版と同じ[注 13])。「はじめて」と「なれた」はエンディングにデモや画像は無く、スタッフロールとプレイレコードのみ流れる。「そつぎょう」はセガサターン版のれんしゅうと同じエンディング。
はじめて
全3ステージ。
  • スケルトン-T、パララ、インキュバス
なれた
全5ステージ。
  • ミニゾンビ、ももも、ドラゴン、うろこさかなびと、おおかみおとこ
そつぎょう
全7ステージ。
  • ナスグレイブ、パキスタ、すけとうだら、ハーピー、マミー、スキュラコカトリス
『リミックス』などとは異なり、のほほに相当する隠しボスは出現しない。
なぞなぞぷよぷよ
Windows 95版、Macintosh PPC版
全3ステージ。3体の敵キャラクターから出題される「なぞぷよ」を解く。各敵ごとに5問出題で全15問存在するが、それぞれのノルマ数である2 - 3問を解けば各ステージの出口が開き、残りの問題を解かなくても次に進むことができる[注 14]。システムのベースとなっているのはWindows 95版『ディスクステーション』収録の「なぞぷよ」だが、漫才デモと問題は一新されている。
  • おおかみおとこ、インキュバス、スキュラ
プレイステーション2版
問題が次々に連続で出題されるが、敵キャラクターや漫才デモは存在しない。問題はゲームギア版『なぞぷよ』100問と『なぞぷよ2』200問がベースとなっているが、『なぞぷよ アルルのルー』やスーパーファミコン版『す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー』などと同様の手数制限が新たに加えられており、これにより一部の問題は原作よりも難易度が上がっている。エディット機能も搭載されており100問まで保存可能で、エディットで作った問題を連続でプレイする事や他のメモリーカードにコピーする事も出来る。


移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 販売元 備考
1 ぷよぷよ通 日本の旗1994年12月2日[35] メガドライブ アーケード版のアレンジ移植
2 ぷよぷよ通 日本の旗1994年12月16日 ゲームギア アーケード版のアレンジ移植
3 ぷよぷよ通 日本の旗1995年10月27日
日本の旗1997年6月20日(サタコレ)
セガサターン ゲームアーツ メガドライブ版のアレンジ移植
4 ぷよぷよ通 日本の旗1995年10月27日 PC-9821
DOS/V
ハイブリッド対応
「とことんぷよぷよ」を収録[24]
5 す〜ぱ〜ぷよぷよ通 日本の旗1995年12月8日 スーパーファミコン コンパイル サテラビューにて体験版の配布あり
6 す〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックス 日本の旗1996年3月8日 スーパーファミコン 上記作品のマイナーチェンジ版
7 ぷよぷよCD通 日本の旗1995年12月8日 PCエンジン NECインターチャネル 基本的な内容はメガドライブ版に準拠
プレイにはSUPER CD-ROM²が必須となる。
8 ぷよぷよ通 決定盤 日本の旗1996年11月15日
日本の旗2000年3月30日(廉価版)
プレイステーション セガサターン版のアレンジ移植
9 ぷよぷよ通 日本の旗1996年11月15日 Windows 95 PC-9821&DOS/V版のアレンジ移植
10 뿌요뿌요 大韓民国の旗1996年 Windows 95 コンパイルコリア 上記作品の韓国語版
11 ぽけっとぷよぷよ通 日本の旗1996年12月13日
2000年9月1日(ニンテンドーパワー)
ゲームボーイ 基本システムは『リミックス』に準拠
スーパーゲームボーイ対応
12 ぷよぷよ通 日本の旗1998年7月4日 Macintosh PPC Win95版の移植
12 ぷよぷよ通 日本の旗|1999年3月11日 ワンダースワン バンダイ ゲームボーイ版のアレンジ移植
13 ぷよぷよ通 日本の旗1999年3月11日 ネオジオポケット SNK ゲームボーイ版のアレンジ移植
ネオジオポケットカラーによるカラー表示対応
14 Puyo Pop 欧州連合の旗アメリカ合衆国の旗1999年 ネオジオポケット 上記作品の欧米版
15 ぷよぷよ通 ぷよぷよもいっしょ 日本の旗2000年10月5日 Macintosh PPC 前作『ぷよぷよ for Macintosh』を同梱したバンドルパッケージ
16 ぷよぷよBOX
ぷよぷよ通 復刻盤
日本の旗2000年12月21日 PlayStation コンパイル セガ メガドライブ版の移植
17 ぷよぷよ通 日本の旗2003年9月30日(Vアプリ50K版)
日本の旗2004年5月24日(EZアプリ版)
Vアプリ 50K
EZアプリ (Java)
「ひとりでぷよぷよ」のみ収録
18 ぷよぷよ通豪華版 日本の旗2004年4月28日(Vアプリ256K版)
日本の旗2004年6月24日(EZアプリ版)
Vアプリ256K
EZアプリ
上記作品のマイナーチェンジ版
19 セガエイジス2500シリーズ Vol.12
ぷよぷよ通 パーフェクトセット
2004年5月24日 PlayStation2 セガ 『決定盤』のリメイク移植
20 ぷよぷよ通 日本の旗2006年3月29日(iアプリ版)
日本の旗2006年12月11日(ウィルコム版)
iアプリ、ウィルコム 基本的な内容は『ぷよぷよ通豪華版』に準拠。
WX340KWX341Kに体験版がプリインストール。
21 対戦ぷよぷよ通 日本の旗2006年12月21日(EZアプリ版)
日本の旗2007年12月3日(S!アプリ版)
EZアプリ
S!アプリ
ネットワーク対戦機能のみ。
W51SHにもプリインストール。
22 ぷよぷよ通 2007年4月24日 Wii'バーチャルコンソール メガドライブ版の移植
23 ぷよぷよ通DX(EZ) 2008年2月1日 EZアプリ 基本的な内容は『ぷよぷよ通豪華版』に準拠。
W54SAに体験版がプリインストール。
24 Puyo Puyo 2 アメリカ合衆国の旗2008年3月10日[36]
欧州連合の旗2008年5月9日[37]
Wii(バーチャルコンソール) バーチャルコンソールで配信された『ぷよぷよ通』の国外版
25 ぷよぷよ通DX 決定版 日本の旗2011年4月7日[38] iアプリ[38]
EZアプリ[38]
S!アプリ[38]
セガ[38] 3キャリアランキングに対応
26 対戦ぷよぷよ通DX 日本の旗2008年11月13日(iアプリ版、EZアプリ版)
日本の旗2008年11月14日(S!アプリ版)
iアプリ
EZアプリ
S!アプリ
『対戦ぷよぷよ通』のグレードアップ版。
3キャリア間対戦に対応。
27 ぷよぷよ通 2011年6月7日配信開始[39] Wii バーチャルコンソール アーケード版の移植。
ニンテンドーWi-Fiコネクションによるネット対戦機能に対応
「みんなでぷよぷよ」は未収録
28 ぷよぷよ通
ぷよぷよ通3D
2011年8月26日[40] Android[40] セガ(「ぷよぷよ!セガ」)[40] 「ひとりでぷよぷよ」のみ収録。
3Dは裸眼立体視対応端末専用[40]
29 ぷよぷよ通 for スゴ得 2013年5月16日 Android セガ 上記作品とほぼ同様
30 ぷよぷよ通 2013年12月25日[41] ニンテンドー3DS[41] セガ[41] セガ[41] ゲームギア版の移植[41]
31 セガ3D復刻アーカイブス2 ぷよぷよ通 2015年12月23日[42] ニンテンドー3DS セガ 基本的な内容はアーケード版準拠[42]
3D立体視化対応[42]
32 3D ぷよぷよ通 2016年8月3日[15] ニンテンドー3DS セガ[15] セガ[15] 『セガ3D復刻アーカイブス2』収録版の単体販売[15]
33 SEGA AGES ぷよぷよ通 2020年1月16日 Nintendo Switch エムツー[15] セガゲームス[43] アーケード版の移植

メガドライブ版

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1994年12月2日に発売されたメガドライブ[35]は、アーケード版をもとにしている[44]一方、本機種以降はモードセレクト画面が追加され、ふたりでぷよぷよのルールに6個消し・2個消し・エディットルールが新規追加された。前作のメガドライブ版にあった「とことんぷよぷよ」や、アーケード版の「みんなでぷよぷよ」は収録されていない[24]。ボイスは全て収録されているもののハードの制約で音質が低下したため、出力方式をBGMの一旦停止と引き換えに高音質にするか、BGMは止まらないが低音質の2種類から選ぶことができる(デフォルトは前者)[22]。各モードの全消しボーナスおよび「ふたりでぷよぷよ」の辛さによるハンディキャップの仕様が調整され、以降の機種でも一部を除いて、メガドライブ版の設定が基準になっている。 2000年12月21日に発売されたぷよぷよBOXには、メガドライブ版を移植した「ぷよぷよ通 復刻盤」が収録されている。 2007年4月24日には、Wiiバーチャルコンソール版が配信されたほか、日本国外でも、北米では2008年3月10日、欧州では2008年5月9日より、日本のメガドライブ版『ぷよぷよ通』がそのまま『Puyo Puyo 2』として900Wiiポイントで配信開始された[36][37]

2019年9月19日に発売されたメガドライブ ミニ(日本版・アジア版)にはメガドライブ版にボイスモードを新たに搭載したバージョンが収録されている。このボイスモードは当時コンパイルに所属の本作のプログラマーのジェミニ広野が、メガドライブ版の発売直後に思いついたサンプリング音質の改善テストとして製作したが長らく未発表となっていたものであり、改めて日の目を見た形となる[45]。これにより、このボイスモードを使用した際はBGMとサンプリングの音声の同時再生時でも若干音質が改善されている。

ゲームギア版

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1994年12月16日に発売されたゲームギア版は、当時の携帯機のハード的制約により、アーケード版から一部内容を変更する形で移植された。ひとりでぷよぷよではキャラクター紹介文やボイス、敵キャラクター固有の思考ルーチン(のほほやハーピー、まものなどの特殊な積み方など)も無く、各階のノルマがアーケード版と異なっている。全機種の中で唯一最終ステージにマスクドサタンが登場せず、サタンさまで固定されている。プレイレコード画面も大幅に短縮されており(キャラクターごとのスコア、タイム表示が省略)、前作にあったネームエントリー(ランキング)も廃止されている。通信ケーブルを使用することで、人間2人とコンピュータ2体が戦う擬似的なものであるものの「みんなでぷよぷよ」を搭載し、家庭用では初めて4人対戦形式のモードを収録した機種である。タイトル画面BGMの「テーマソングだよぷよぷよ通」に前奏が追加されている(ゲームボーイ版、ネオジオポケットカラー版、ワンダースワン版も同様)。ぷよのドットパターンは隠しコマンドを使うことで、旧ぷよのようにぷよが人型になるなど4種類から変更できる[46]。「ふたりでぷよぷよ」のハンディキャップ設定は本機種独自のもので、激甘では2色になる。

2013年12月25日にはニンテンドー3DS向けのバーチャルコンソールにてゲームギア版が配信されており、ローカルプレイによって2人対戦プレイやコンピュータを加えた擬似4人対戦プレイをする機能が追加された[41]

セガサターン版

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セガサターン版は1995年10月27日に発売されたのち、1997年6月20日に廉価版サタコレとして再発売された。ゲームアーツが開発した同作はメガドライブ版をベースに大幅なアレンジが施されており、「練習モード」と「通モード」が追加された[47]。 新規のBGMも数曲用意されたほか、新たな敵キャラクターとしておおかみおとこ、スキュラ、インキュバス、コカトリスの4キャラクターが追加された。 紹介文の代わりにフルボイスの漫才デモが加わった一方、キャラクターの声はアーケード版から全て録りなおされており、一部の敵キャラクターの登場・敗退時のセリフが変更されている。タイトルやデモのカーバンクルの声は、MOO仁井谷(当時のコンパイル社長、仁井谷正充)が担当している[48]ほか、コンパイルの社員も収録に参加している。BGMと音声はAIFF形式で収録され、エンディングテーマが田中勝己の歌う「灼熱のファイヤーダンス」「ずっと/そばに/いるよ」となっている(2曲のライブビデオもCinepak形式で特典として収録)[4]。 ひとりでぷよぷよにモードが追加されたことによりエンディングデモも複数用意され、ノーマル・モードのエンディングについても新規台詞の挿入や、マスクドサタンを倒した際の新規の分岐エンディングが追加されたことにより強化され、それぞれにアニメーションが使用されている。また、本機種ではひとりでぷよぷよの対戦相手選択方法にルーレットを用いておらず、おじゃまぷよの降り方も前作と同様のもの(「お釣り」[注 15]がある)になっている。本機種以降は、第1階層の延長戦で経験値不足時のエンディングがバッドエンドに修正されている。

なお、没となったMSX2版およびPC-98版『魔導物語1-2-3』より11体のキャラクター(レイス、ジャァーン、セイレーン、クロッガー、こうもりギャル、バーベガジ、チラノ、ゴルゴン、腐人(ふじん)、ゴースト、ウィザード)[注 16]は、『ぷよぷよ』の世界観に合わせてデフォルメされた設定資料が攻略本で公開されていた[49]。後の『ぷよぷよ』シリーズでは左記のうち、レイスとジャァーンは『なぞぷよ アルルのルー』で、バーベガジは『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』で登場している。

PC-9821&DOS/V版

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1995年10月27日に発売されたPC-9821&DOS/V版は、1枚のCD-ROMでPC-9821とDOS/Vのハイブリッド対応となっていた。256色専用で、解像度が320×200と640×400の2種類から選べる。PC2台をシリアルケーブルで接続することで最大4人までの通信対戦が可能となっている。ボイスはセガサターン版からの流用。前作同様画面の解像度が高くグラフィックは美麗である[4]が、アーケード版と同じくひとりでぷよぷよはノーマル・モードのみで、漫才デモではなくキャラクターの紹介文のみ、エンディングも旧来のアーケード版などと同様のものとなっている。前作同様フィールドには天井がなく、予告ぷよは画面横に縦向きで表示される。通の移植版で初めて「とことんぷよぷよ」が追加され[24]、背景はPC版オリジナルのものとなっている。また、セガサターン版と同様のライブビデオもQuickTime形式で収録されている[4]

スーパーファミコン版(す〜ぱ〜ぷよぷよ通/す〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックス)

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スーパーファミコンへの移植版はコンパイルが開発し、『す〜ぱ〜ぷよぷよ通』という題名で1995年12月8日に発売された。前作同様、画面解像度が異なる関係で画面レイアウトがスーパーファミコン版独自のものとなっており、一部の演出は省略されている。従来のモードに加え、セガサターン版とは内容が異なる新規デモ付きの練習モード「やさしいぷよぷよ」も追加され、それぞれに新規のエンディングデモも用意された。マルチタップを使用することで「みんなでぷよぷよ」での4人対戦が可能であり、ゲームギア版のような小さなグラフィックを使用した独自のレイアウトを採用している。さらに、隠しコマンドを使うことで1人でもコンピュータとの擬似対戦が可能で、この場合はコンピュータが操作するキャラクター(思考ルーチン)を選択できる[50]。 ボイスは基本的にセガサターン版のものが使われているが、6体のキャラクターのみアーケード版のボイスを使用している[注 17][51]。「とことんぷよぷよ」では設定によりおじゃまぷよを降らせることもでき、前作同様のお助けアイテム(びっぐぷよ、カーバンクル)の有無と共にそれぞれ変更することができる。「ふたりでぷよぷよ」のハンディキャップ設定は、アーケード版に準拠している。 サテラビューにて体験版(おためしバージョン)も配信され、こちらは製品版の「ふたりでぷよぷよ」をベースに1人で対CPU戦か2人対戦をプレイすることができた。 2019年9月6日配信開始の『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』(Nintendo Switchのオンラインサービス特典ソフト)に収録された[52]。なお、海外でも日本版がそのまま配信されている。

また、1996年2月以降発売のスーパーファミコン用ソフトの一斉価格引き下げを受け、1996年3月8日にはマイナーチェンジ版である『す〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックス』がリミックスされた[53]。セガサターン版とは対戦順が異なる「通モード」が追加され、「やさしいぷよぷよ」は3つのレベルに分割されたが、どちらも新規の漫才デモは追加されておらず、通モードには漫才デモが全く存在しない。無印版のおぷしょんの隠し要素は最初から解禁され、さらに整理や追加、入れ替えや仕様変更などがなされた[注 18]。「ふたりでぷよぷよ」ではハンディキャップがメガドライブ版と同様のものになった上で「大会モード」が追加され、「みんなでぷよぷよ」ではマルチタップがなくてもコマンド不要で最初からコンピュータと擬似対戦が可能となり、「とことんぷよぷよ」では連鎖のお手本が追加されている。音楽は無印版からピンチ時のBGMを除いて全て作り直されており、タイトルは「REMIX」だが逆にアーケード版へ近い物に変更されている。また、無印版では未収録であったアーケード版やメガドライブ版などでノーマル・モードのエンディングで使われていた「エンディングだよぷよぷよ通」を新たに収録し、ノーマル・モードの通常のサタンエンディング及び通モードのエンディングで使われた。ボイスは基本的に無印版と同様だが、アルルは声がやや高く変更されている。 こちらもサテラビューにて体験版が配信され、製品版の「みんなでぷよぷよ」をベースにしたCPUも混ぜての4人対戦をプレイできた。

PCエンジン版(ぷよぷよCD通)

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PCエンジンへの移植版である『ぷよぷよCD通』は 1996年3月29日にNECインターチャネル(後のインターチャネル)から発売された。プレイにはSUPER CD-ROM²が必須となる。 基本的なモードはメガドライブ版に準じているが、前作同様、キャラクターのボイスは有名声優が担当。ハードの制約で周囲の枠を除いたプレイフィールド内の背景が黒一色で統一されており、予告ぷよも岩ぷよまでしかないが、前作同様ふたりでぷよぷよで使用キャラクターを選択でき、全キャラクターに2-5連鎖までではあるが、その代わりに独自の連鎖ボイスとダメージボイスも用意されている。ひとりでぷよぷよにはアーケード版に準じた(トリオ・ザ・バンシーのみ修正あり)キャラクター紹介文があり、キートン山田によるナレーションが追加されている。ゲームをクリアすると隠し要素として、全キャラクターと順番に戦う漫才デモ付きのアレンジモードが2種類登場する。 音源はボイス周りと漫才デモ、BGMはタイトルBGMと漫才デモ中、エンディングのみがCD-DA、それ以外のBGMは波形メモリ音源で出力される。「とことんぷよぷよ」は収録されていない。

プレイステーション版(ぷよぷよ通 決定盤)

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プレイステーション版は、『ぷよぷよ通 決定盤』という題名で1996年11月15日に発売された。 同作はセガサターン版をベースにしたアレンジ移植であり、セガサターン版で収録されなかった「とことんぷよぷよ」が収録されている[54]ほか、練習モードがスーパーファミコン版『リミックス』同様3つのコースに分かれており、出現キャラクターはスーパーファミコン版をベースに、終盤がセガサターン版の新キャラクターに差し替えられている。 とことんぷよぷよはお助けアイテム・おじゃまぷよどちらも出現しない。組ぷよの斜め落下操作が可能なのが特徴。漫才デモの内容やアニメは基本的にセガサターン版と同様で、一部台詞の修正や演出の変更、新規台詞の追加などがされている。また、練習モードと通モードでは台詞の関係上、おおかみおとこ・スキュラの漫才デモが、セガサターン版と逆になっている。キャラクターのボイスが再び録りなおされ、一部キャラクターの登場・敗退セリフが再度変更されてる。アルルとシェゾの声は、一般オーディションによって選ばれた声優が担当している(アルル:小沢美奈子、シェゾ:大塚雄史郎)。各階層の規定点はアーケード版と同様であったセガサターン版とは異なりゲームギア版をベースに3・5階のみ若干引き下げられた仕様に変更され、6階でマスクドサタンを出現させるための規定経験値が23万EXPに上げられている。BGMはPSアレンジ版とアーケード版を「おぷしょん」で選択可能[注 19]。映像特典として本作のCMと「ハイテク攻略法」を収録。 2000年3月30日には廉価版「PlayStation the Best」として再発売された。 また、2017年9月27日にはセガゲームスからPlayStation StoreよりゲームアーカイブスとしてPlayStation 3PlayStation PortablePlayStation Vita向けに配信が開始された[注 20][55]。PSP・PS Vitaでは一人プレイ専用となる。

Win95版/Macintosh PPC版

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1996年11月15日に発売されたWindows 95版はPC-9821およびDOS/V版をベースとしつつも、画面構成が変更されていることに加え、Windows版『ディスクステーション』の「なぞぷよ」をベースにした「なぞなぞぷよぷよ」モードが追加された一方で、4人対戦や乱入機能は廃止された。また、ひとりでぷよぷよは1P側(左側)でしかプレイが出来なくなっている。ボイスはプレイステーション版からの流用だが、PC-9821・DOS/V版と同じくアーケード版準拠であり、ひとりでぷよぷよはノーマル・モードのみで、漫才デモではなく文字での紹介文のみとなっている。ひとりでぷよぷよにおける一部の対戦BGMの割り当てが他機種版と異なっており[注 21]、一部キャラクターのぷよの消え方が異なっている。

また、 1998年7月4日にはWindows95版の内容をもとにしたMacintosh PPC版が発売されたほか、2000年10月5日には前作『ぷよぷよ for Macintosh』を同梱したバンドルパッケージ『ぷよぷよ通 ぷよぷよもいっしょ』も発売された。

ゲームボーイ版(ぽけっとぷよぷよ通)/ワンダースワン版/ネオジオポケット版

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ゲームボーイ版は『ぽけっとぷよぷよ通』というタイトルで1996年12月13日に発売された。基本システムはスーパーファミコン版『リミックス』をベースとしているが、画面デザインやイラストなどは新規のものとなっており、漫才デモや紹介文やボイスなどはない。ひとりでぷよぷよのふつう(ノーマル・モード)は、他機種では塔の階をだるま落とししていく演出なのに対し、ゲームボーイ版では塔をそのまま登っていき、塔の内部で敵と戦うような演出がなされている。そのため、ノーマル・モードのエンディングの内容が他機種版とは異なっている。BGMは基本的にゲームギア版に準拠しつつ、若干音数を増やしたアレンジとなっている。スーパーゲームボーイ対応で専用フレームも用意されており、SGB使用時はぷよに色を付けることもできるが、色を付けた場合はぷよの形状が全て同じ円形になる。通信対戦ではゲームギア版と同様にコンピュータ2体を交えた「みんなでぷよぷよ」も選択できるほか、通信機能をオフにしてコンピュータと擬似対戦したり、コンピュータ同士を戦わせることも可能。また、続編の『ぽけっとぷよぷよSUN』および『ぽけっとぷよぷよ〜ん』との通信対戦も可能となっている。 2000年9月1日にはニンテンドウパワーでも配信されたが、このバージョンではAct Against AIDSのロゴとタイトルの版権表示が『ぽけっとぷよぷよ〜ん』と同じものに変わり(版権表示にはセガの社名と2000の表記が加わっている)、ひとりでぷよぷよの対戦前のアルルの顔アイコンがとことんぷよぷよのグラフィックに似せたものに変更されている。

ゲームボーイ版をベースとした移植版には、1999年3月11日に発売されたワンダースワン版と同年7月22日に発売されたネオジオポケット版がある。 このうち、ワンダースワン版はセガの許諾を得てバンダイが開発したものであり、モノクロ8色で表示されている。連鎖時のボイスのみスーパーファミコン版からのものが追加されており、綺麗に出力される。ひとりでぷよぷよでは、アーケード版と同様のキャラクター紹介文がノーマル(ふつう)でのみ流れる。また、パッケージの挿絵はセガサターン版からの流用(「ぷよサターン(土星の輪を付けたぷよ)」は削除)のため、実際のゲーム中には登場しないおおかみおとこ、スキュラ、インキュバス、コカトリスも描かれている。

一方、ネオジオポケット版は、セガの許諾を得てSNKが開発に携わっており、モノクロだけでなくカラー表示にも対応している。デモなどはGB版と同様に簡略化されているが、プレイステーション版と同様の連鎖ボイスと敵の登場ボイスが追加されている。ただし、連鎖ボイスを出力する設定の場合は、代わりに対戦中のBGMが一時停止する(デフォルトでは連鎖ボイスON)。連鎖ボイスをOFFにした場合も敵の登場ボイスは流れる。ネオジオポケットカラー使用時はグラフィックのカラー表示に対応しているが、キャラクターの配色が他機種と異なる箇所がある。エンディングはGB版のものを元に、スタッフロールの代わりに本機種独自のメッセージが新たに追加されている。また、とことんぷよぷよが「じつりょくテスト」モードに変わり、通常のとことんぷよぷよの他に「うでまえはんてい」が追加されている。ROM容量の関係上、一部BGMが大幅に短縮されている。おぷしょんの内容はGB版から少し変更され、ぷよの形状を変えることも可能(ゲームギア版とほぼ同一のグラフィックに変更できるなど)。


携帯電話アプリ版

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ぷよぷよ通
「ひとりでぷよぷよ」のみ収録したバージョンであり、ほかバージョンと比べると連鎖倍率やスコアの計算がやや異なるほか、ルール変化は実装されておらず、常に通常ルールが適用される全国ランキングが開催され、好成績を残すと景品があった。以下の各アプリ版も同様の仕様を継続して採用している。
ぷよぷよ通(S!、EZ)
2003年9月30日にVアプリ(後のS!アプリ) 50K版、2004年5月24日にEZアプリ (Java)版が配信開始。ボイスやデモは無く、アーケード版等に準じたキャラクター紹介文がある。本作のみ内容が簡略化されて敵の配置が変更されており、一部キャラクターが登場しない。
ぷよぷよ通豪華版(S!、EZ)
2004年4月28日にVアプリ(S!アプリ) 256K版、2004年6月24日にEZアプリ版が配信開始。ノーマルモードがアーケード版に準じた内容になり、グラフィックやサウンドを強化してボイスが追加されたグレードアップ版。ノーマルモードの開始時に階層セレクトが可能になり、1 - 6階を任意に選択できる(上の階から始めた場合は前の階のノルマクリア分のEXPが既に溜まっている)。また、アーケード版等に準じたキャラクター紹介文があり、マスクドサタン出現時もエンディング分岐は無い。6階の背景は全て、サタン戦の物になっている。ボイスは1P側のアルルの連鎖ボイスのみでアーケード版準拠のものを使用。
ぷよぷよ通(i、ウィルコム)
2006年3月29日にiアプリ版、2006年12月11日にウィルコム版が配信開始。その他、WX340KWX341Kに体験版がプリインストール。内容は上記の『豪華版』に準じているが、ボイスは収録されていない。
ぷよぷよ通DX(EZ)
2008年2月1日にEZアプリ版が配信開始。その他、W54SAに体験版がプリインストール。上記『豪華版』のグレードアップ版にあたり、新たに文字による漫才デモ付きの通モード[注 22]が追加されている。その他は『豪華版』と同様、1P側のみ連鎖ボイスがあり、ノーマルモードは紹介文のみで階層セレクト機能付きとなっている。通モードは進行状況が保存されるがセーブファイルは1つのみで、全てクリアすると「おしまい」となり、こちらは他機種のようなステージセレクトは不可[注 23]
ぷよぷよ通DX 決定版(i、EZ、S!)
2011年4月7日にiアプリ版、EZアプリ版、S!アプリ版が配信開始[38]。上記『DX』のグレードアップ版にあたり、同じく階層セレクト機能付きのノーマルモードと漫才デモ付きの通モードを収録(各モードの仕様は『DX』と同様)。さらに新要素として3キャリアランキングに対応しており、月間ランキングで好成績を残すと、サイト内で使えるドリームコイン (DC) がプレゼントされる[38]。また、ハイスコア達成などでメダルが獲得できるランキング道場も搭載している。
対戦ぷよぷよ通(携帯電話アプリ版)
ネットワーク対戦用。こちらは「ふたりでぷよぷよ」のみで、従来の通常ルールにあたるものを収録。画面配置は上記「ひとりでぷよぷよ」のものと同様だが、画面上部にスコアは表示されず、代わりにプレイヤーの名前が表示される。試合終了時に結果に応じてポイントが獲得できる。
対戦ぷよぷよ通(EZ、S!)
2006年12月21日にEZアプリ版、2007年12月3日にS!アプリ版が配信開始。W51SHにもプリインストール。
対戦ぷよぷよ通DX(i、EZ、S!)
2008年11月13日にiアプリ版、EZアプリ版、同年11月14日にS!アプリ版が配信開始。上記『対戦ぷよぷよ通』のグレードアップ版にあたり、こちらは機種を超えて3キャリア間で対戦ができる。

PS2版

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プレイステーション2版は、『セガエイジス2500シリーズ Vol.12 ぷよぷよ通 パーフェクトセット』として2004年5月24日に発売された。スリーディー・エイジスが開発した本作は、基本的にプレイステーション版『決定盤』のリメイク移植であり、キャラクターの顔グラフィックや対戦中の背景がWindows 95版とほぼ同じものに変更されたほか、漫才デモ用のグラフィックや背景も描き直され高解像度になっている。キャラクターの声優も一新されており、漫才デモの内容やアニメムービーの変更は一部にとどめられている。また、先述通り新録のなぞぷよモードはゲームギア版『なぞぷよ』および『なぞぷよ2』収録問題の移植である。BGMはPS版(なぞぷよ関連・勝利時のBGMはWin95版)からの流用だが、エンディング(スタッフロール)と漫才デモのBGMは、オリジナルのBGMに差し替えられている。さらに、ルール説明のBGMや通モード後半の曲など、一部のBGMは後半部分がカットされ、短縮されている。また、元々は通モード専用であった延長戦キャラクター用のBGMが、ノーマル・モードの延長戦でも流れるようになった(通モードに出現しない、1階延長戦のマスクドサタンも同様)。オプションの内容はPS版とほぼ同一であり[注 24]、PS版と同じくBGMをPSアレンジ版とアーケード版から選択可能。購入特典として、当時の設定資料や開発者のコメントが掲載された特製ルーズリーフ型ライナーノートを同梱。ゲームとは直接関係ないおまけ要素として、『セガエイジス2500シリーズ』のVol.1からVol.11までの作品のPVが収録されている。

ニンテンドー3DS版

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2015年12月23日に発売されたニンテンドー3DS用オムニバスソフトセガ3D復刻アーカイブス2には、アーケード版『ぷよぷよ通』の3D立体視化移植版が収録されている[42]。 内容は基本的にアーケード版準拠だが、『セガ3D復刻プロジェクト』(S3DRP)シリーズでおなじみとなっているキーコンフィングや難易度設定などを変更できるようになり、ソフトと3DS本体を2セット持ち寄ってのローカルプレイによる対戦も可能となっている[42]。本作はオリジナルにあった乱入機能が削除されており、ルール説明から「乱入のひみつ」の部分がカット、エントリー画面もカットされている。 欧米版『Sega 3D Classics Collection』ではゲーム選択時のみ「PuyoPuyo②通」の専用ロゴで表示されているが、ゲーム本編自体は日本版と同じく日本語表示のままの移植となっている。操作説明パネルは英訳されており、電子説明書のキャラクター紹介などは独自に英語で書かれたものとなっている。

また、『セガ3D復刻アーカイブス2』収録版をベースとしたニンテンドー3DS用ソフト『3D ぷよぷよ通』が2016年8月3日に日本国内のみで配信された[15]。同作では、他機種の「通モード」に相当する「かちぬき」モードが収録されている。

Android版

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ぷよぷよ通 / ぷよぷよ通3D(Android版)
「ぷよぷよ!セガ」にて2011年8月26日配信開始[40]。「ひとりでぷよぷよ」のみ。最新バージョンは1.1.3。裸眼立体視対応端末専用の3D版も登場し、こちらは画面から飛び出す3D表示になる[40]。操作方法はフリック入力、または画面上に十字キーとA・Bボタンを表示してのタッチ操作に対応しており、縦・横どちらの画面方向でもプレイ出来る[40]。縦画面時は自陣のフィールドのみ大きく、相手側のフィールドが小さくなる特殊な表示となる。「ひとりでぷよぷよ」にはれんしゅう、ノーマル、通の3種のモードを収録しており、通モードのみ携帯電話アプリ版『DX』と同様の漫才デモを搭載。各モードの仕様はセガサターン版に準拠している[注 25]。連鎖ボイスやBGMもセガサターン版のものに準拠しているが、敵の登場・敗北ボイス、ピンチ時のBGM、バッドエンドのBGMは無い[注 26]。携帯電話アプリ版と同様にルール変化は実装されず、常に通常ルールが適用される。
ぷよぷよ通 for スゴ得(Android版)
ドコモスゴ得コンテンツ内「ぷよぷよ!セガゲームアプリ for スゴ得」にて2013年5月16日配信開始。ゲーム内容は上記の「ぷよぷよ!セガ」版とほぼ同様だが、こちらは2018年9月16日時点で最新バージョンが2.0.1になっており、Android 8 (Oreo) に対応している。

Switch版

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SEGA AGES ぷよぷよ通(Nintendo Switch版)
2020年1月16日配信開始。2018年よりセガゲームスが展開している新生SEGA AGESシリーズの1作として、アーケード版を移植、ダウンロードソフトとしてニンテンドーeショップ経由でリリース[15]。ネット対戦に対応[15]。3D版と同じくオリジナルにあった乱入機能が削除されている。また、アーケード版のイージーよりも低い「ベリーイージー」モードも収録されている[15]
SEGA AGESの一環としてアーケード版をNintendo Switchへ移植するにあたり、色覚異常のあるユーザーでも楽しめるよう、セガ社内の当事者の監修を受けたうえで、ぷよの色を変更できるモードが追加されたほか、ぷよごとに形状を設定することも可能となった[15]。また、同様の理由から背景の明度のみを下げる機能も追加された[15]。レトロゲームの復刻という性質上、パレットは大きな課題であり、例えばグラフィックの赤い部分を違う色に置き換えたくても、置き換えたい色がパレットに含まれていないということがあった[15]。セガの奥成洋輔はGame Watchとのインタビューの中で、アーケード版の基盤であるC2ボードやメガドライブよりもパレット数が多いハードだからこそ、パレットの課題を克服できたと述べている[15]
また、エンディングのクレジットはコンパイルの関係者の協力を得て新規に作られた[15]

声優

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初出であるアーケード版からスーパーファミコン版『リミックス』まで、およびそれらをベースにした移植作品では、主人公アルル・ナジャの声をアイドルの井上麻美が担当した。 セガサターン版でボイスが一旦新録されているが、アルルの声は井上のまま改めて録り直されている。

有名声優を起用しているPCエンジン版『ぷよぷよCD通』と、後述するプレイステーション2版を除くほとんどの機種では、敵キャラクターのボイスを当時のコンパイル社員が担当していた。一部機種のスタッフロールには名前の一覧が挙げられているものの、各担当キャラクターの詳細は公表されておらず、機種により担当社員が変更されているものもある。漫才デモがフルボイス化されたセガサターン版では「豪華コンパイル社員」というキャッチコピーも付けられていた。

  • セガサターン版のみ、カーバンクルの声をMOO仁井谷こと仁井谷正充が担当した。
  • プレイステーション版以降の多くの機種では、コンパイルの自社オーディションによって選ばれた声優の小沢美奈子がアルルを、大塚雄史郎がシェゾ・ウィグィィを担当した。この2名は1998年にコンパイルが経営破綻するまでの間、多くの作品に出演している。
  • プレイステーション2版では、アルルを含むキャラクター達の声を他機種とは異なる声優が担当しており、アルルの声はナレーターの三浦ひろみ[56]など、主に当時広島県で活動していた声優・タレント・ナレーターを起用している。

PCエンジン版では、前作『ぷよぷよCD』と同様、PCエンジン版『ぷよぷよCD通』においても有名声優が起用されており、アルルをはじめとする多くのキャラクターは前作と同じ声優が割り当てられた一方、ミノタウロスなど一部のキャラクターは前作から声優が変更された。

反響

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本作は落ち物パズルに「対戦」という概念を与えた作品として知られており、2003年に発売された『ぷよぷよフィーバー』では本作をもとにした「クラシック」ルールが導入されたほか、2018年に発売された『ぷよぷよeスポーツ』のルールの一つに採用されるなど、発売から20年以上経過した後も親しまれている[15]

一方で仁井谷正充は2016年のインタビューで「対戦者同士に力量の差がありすぎると試合にならない」側面があったと対戦ゲームとしての先鋭化を指摘しており、その解決を目指して『ポチッとにゃ~』や『にょきにょき』を作ってきたと振り返っている[12][13]。 また、開発スタッフたちの間では本作のアーケード版が、その当時の対戦システムの最適解であるという認識があったため、『ぷよぷよSUN』の松岡毅をはじめとするコンパイルの開発スタッフが後々試行錯誤を繰り返すきっかけとなった[12]


関連商品

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ぷよぷよ通完全ガイドブック(ケイブンシャの大百科別冊)
1994年12月30日発売(雑誌63556-06)。勁文社より発売された攻略本。
ぷよぷよ通大百科(ケイブンシャの大百科 587)
1995年2月14日発売。勁文社より発売された攻略本。
ぷよぷよ通必勝攻略法(メガドライブ完璧攻略シリーズ 10)
1995年2月25日発売(ISBN 4-575-28425-4)。双葉社より発売された攻略本。ファイティングスタジオ・編著。
全ぷよぷよ大百科(ケイブンシャの大百科 601)
1995年12月20日発売。勁文社より発売された攻略本。
す〜ぱ〜ぷよぷよ通(スーパーファミコン必勝法スペシャル)
1996年1月5日発売(ISBN 4-7669-2406-1)。勁文社より発売された攻略本。
100パーセント遊ぶす〜ぱ〜ぷよぷよ通 連鎖作りを徹底攻略(スーパーファミコン100%シリーズ)
1996年1月25日発売(ISBN 4-87465-289-1)。芸文社より発売された攻略本。
す〜ぱ〜ぷよぷよ通必勝攻略法(スーパーファミコン完璧攻略シリーズ 129)
1996年2月25日発売(ISBN 4-575-28563-3)。双葉社より発売された攻略本。ファイティングスタジオ・編著。
ALL ABOUT ぷよぷよ通(ALL ABOUTシリーズ Vol.13 / マイコンBASICマガジン別冊1996年4月)
1996年4月30日発売(雑誌18362-04)。電波新聞社より発売された攻略本。スタジオベントスタッフ・編。
す〜ぱ〜ぷよぷよ通+REMIXを100倍楽しく遊ぶ本(ティーツー出版の100倍シリーズ)
1996年5月10日発売(ISBN 4-900700-17-7)。ティーツー出版より発売された攻略本。
'96 ぷよマスターへの道 連鎖攻略のための完全マニュアル
1996年7月5日発売(ISBN 4-7669-2523-8)。勁文社より発売された攻略本。加納将光・著。前作の『ぷよマスターへの道』の続刊で、『通』に対応している。
100パーセント遊ぶ ぷよぷよ通決定盤 もっと身近にぷよぷよワールド(プレイステーション100%シリーズ)
1996年12月6日発売(ISBN 4-87465-326-X)。芸文社より発売された攻略本。
赤イぷよ本'97 for MASTERS
1996年12月25日発売(ISBN 4-900700-31-2)。ティーツー出版より発売された攻略本。第三回ぷよマスターズ大会対応。
ぷよぷよ通決定盤必勝攻略法(プレイステーション完璧攻略シリーズ 41)
1996年12月30日発売(ISBN 4-575-16013-X)。双葉社より発売された攻略本。ファイティングスタジオ・編著。
ぷよぷよ通決定盤(プレイステーション必勝法スペシャル)
1996年12月30日発売(ISBN 4-7669-2642-0)。勁文社より発売された攻略本。吉田陽一・編。
ぷよぷよ通決定盤 大百科(ケイブンシャの大百科 616)
1997年2月28日発売(ISBN 4-7669-2655-2)。勁文社より発売された攻略本。
ぷよぷよ通DX. Complete Best Album 2
1998年9月23日発売。発売元はテイチク。セガサターン版のオリジナルサウンドトラック+アレンジトラック+ボーナスソング『ぷ.よ.ぷ.よ』。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2019年1月31日で配信終了
  2. ^ スーパーファミコン online及びSEGA AGESシリーズ(いずれも、ネット配信のみ)
  3. ^ 対人戦専用である携帯電話アプリ版『対戦ぷよぷよ通』のみ搭載されていない。
  4. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』では「ノーマル・モード」表記。セガサターン版・プレイステーション版・プレイステーション2版・携帯電話アプリ版・Android版のゲーム中では「ノーマルモード」、スーパーファミコン版2種では「ふつうのぷよぷよ」、PCエンジン版では「NORMAL」(「おぷしょん」での表記)、ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版では「ふつう」、それ以外の機種ではモード名表記無し。
  5. ^ スーパーファミコン版2種の最終ステージは「LESSON FINAL」と表示される。
  6. ^ アーケード版は「通常ルール」、「固ぷよ」、「得点ぷよ」の3種類。メガドライブ版以降はこれに加え「6個消し」、「2個消し」、「エディット(win95版除く)」の6種類。「6個消し」と「2個消し」はおじゃまぷよが固ぷよであり、固ぷよはいずれもひとりでぷよぷよの「かたぷよ2」(全てかたぷよ)の方となっている。携帯電話アプリ版『対戦ぷよぷよ通』は「通常ルール」にあたるもののみ収録。
  7. ^ 厳密にはアウルベアはMSX2版『魔導師ラルバ』が初出。また、うろこさかなびと(鱗魚人)とスキュラのみPC-98版『1-2-3』が初出、それ以外はMSX2版『DS魔導』『1-2-3』の時点で登場していた。ただし、本作のうろこさかなびとはPC-98版『1-2-3』のゲーム中とはデザインが異なり青髪であり(これはPC-98版『1-2-3』の取扱説明書のイラストの配色に準じたもの)、後にセリリという個人名が付けられている。
  8. ^ 最初は高速でカーソルが移動していくが、時間が経つにつれて動きが緩やかになってゆく。決定せずに放置した場合は自動で停止して選択される。セガサターン版では階層内の任意の敵キャラクターを十字キーの左右で選択して決定することで、Android版では任意の敵をタッチして選び再びタッチすることで、任意のキャラクターと戦うことができる。
  9. ^ アーケード版・メガドライブ版はキャラクター紹介時(キャラクター選択画面での表示はレベル6)、スーパーファミコン版2種・ゲームボーイ版・ワンダースワン版・ネオジオポケットカラー版はキャラクター選択画面(スーパーファミコン版2種は、対戦開始前の表示ではレベル6)がこれに該当。
  10. ^ バッドエンディングはアルルとカーバンクルが塔から弾き出される一枚のイラストのみ。多くの機種ではイラスト表示後に通常エンディング同様のプレイレコードが流れるが、セガサターン版、PCエンジン版、プレイステーション版『決定盤』、プレイステーション2版はイラスト表示後すぐにランキング画面に移り、携帯電話アプリ版、Android版はタイトル画面に戻る。
  11. ^ アーケード版とメガドライブ版は1階のマスクドサタンで経験値が足りなかった場合のみ、バッドエンディングではなく6階でサタン(マスクドサタン)を倒した時と同じく、通常のエンディングが流れる。これは元々は企画書の段階では意図しないものだったが、後に仕様とされている[30]。セガサターン版以降の機種および『ぷよぷよBOX』内の復刻盤は、1階で経験値不足の場合もバッドエンディングが流れるように修正された。
  12. ^ ノーマル・モードのゾンビとは思考ルーチンが異なるため、クリア後のプレイレコード画面ではそのように表記されている。「みんなでぷよぷよ」でコンピュータを参加させる場合、ゾンビはノーマル・モードの思考ルーチンか、この「やさしいぷよぷよ」の思考ルーチンかを選択できる。これは『リミックス』において、「やさしいぷよぷよ」専用の思考ルーチンがある場合も同様である。また、『リミックス』の「なれた」のゾンビはノーマル・モードと同じ思考ルーチンにされている。[34]
  13. ^ 但し、おおかみおとことスキュラの漫才デモは、台詞の関係上セガサターン版での通モードの物に変更されている。
  14. ^ 敵に勝利した後も、残った問題に挑戦することは可能。
  15. ^ おじゃまぷよが画面外(14段目以上の部分)に落ちた時、そのおじゃまぷよが降ったことにならずもう一度予告ぷよに戻る現象のこと。
  16. ^ ジャァーンと腐人のみPC-98版『1-2-3』が初出、それ以外はMSX2版『DS魔導』『1-2-3』の時点で登場していた。
  17. ^ トリオ・ザ・バンシー、のみ、バロメッツ、うろこさかなびと、ハーピー、ぞう大魔王の6体がアーケード版のボイスの流用。このうち、トリオ・ザ・バンシー、のみ、ぞう大魔王の3体は声が若干低くなっている。
  18. ^ 固ぷよの固さを調節出来る「KATA LOCK」追加、絶対に消すことの出来ないブロック(『なぞぷよ』シリーズでの「壁」と同様のギミック)を配置したり、始めからぷよが配置されるように出来る「KEIJOU」追加、「COLOR MINUS」(色数の制限)が「ふたりでぷよぷよ」、「みんなでぷよぷよ」専用になる、など。
  19. ^ 練習モードや通モード用のBGMなど、アーケード版で使用されていないBGMやエンディングのBGMは変化しない。後述のPS2版も同様。
  20. ^ 先に配信された『ぷよぷよSUN決定盤』とは異なり、コンパイル制作の物がそのまま配信されている。
  21. ^ 他機種版では1階用の「魔導の塔で対戦だよぷよぷよ通 〜さいしょのおんがく」が1・2階に、2・3階用の「- へいき、へいき」が3・4階に、4・5階用の「- くらやみ」が5階のみに割り当てられている。「- くらやみ」は、とことんぷよぷよのBGMでも使用。
  22. ^ セリフは基本的にプレイステーション2版の通モードに準拠している(音声は無い)が、おおかみおとことスキュラの漫才デモのみセガサターン版の通モードおよびPS2版のれんしゅうモードと同様。
  23. ^ 「おしまい」となったセーブデータを選択するとエンディングのみ流れる。再び通モードで遊ぶには「はじめっから」を選んで中断セーブを消す必要がある。エンディングのBGMは「ずっと/そばに/いるよ」のインストバージョンが流れる。
  24. ^ 但し、決定盤のCM・「ハイテク攻略法」・「AAAからのメッセージ」の項目は削除されており、先述の漫才デモの吹き出しやオートセーブの設定などが追加されている。
  25. ^ れんしゅうモードはセガサターン版と同じく新キャラクター4体と対決するが、道中の漫才デモはなく、エンディングのBGMは「灼熱のファイヤーダンス」のインストバージョンになっている。ノーマル・モードはセガサターン版と同様に対戦相手を自由に選べるようになっておりエンディング分岐もあるが、道中の漫才デモはなく、携帯電話アプリ版にあった階層セレクトやキャラクター解説文も無い。通モードについてはセーブファイル数がセガサターン版と同じ3個になっており、クリア後はキャラクター選択が可能。
  26. ^ ピンチ時にもBGMが変化せず、バッドエンドは携帯電話アプリ版とは違い無音となっている。

出典

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  1. ^ a b 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.18。『コンプリート・コンパイル』p.49では1994年10月としている。
  2. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.19。
  3. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.20。
  4. ^ a b c d 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.21-22。
  5. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.23。
  6. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.24。
  7. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.26。
  8. ^ 『コンプリート・コンパイル』、p.49。
  9. ^ COMPILE GAME HISTORY -Windows95/98-”. 2002年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月1日閲覧。(エンコード:Shift_JIS
  10. ^ a b c d 藤沢文太 (2018年11月9日). “落ち物ゲーム界の金字塔『ぷよぷよ』 その歴史の始まりを体感した日”. ゲーム文化保存研究所. 2020年2月12日閲覧。
  11. ^ a b 『パワードリフト』と『ぷよぷよ通』が立体視となる新生“セガ3D復刻プロジェクト”の幕開け来たる! 『セガ 3D復刻アーカイブス2』の顛末を開発者たちに聞く”. ファミ通.com. 2020年2月25日閲覧。
  12. ^ a b c コンパイルという十字架,蟄居の気持ちから再起して「にょきにょき」へ。コンパイル○社長・仁井谷正充氏インタビュー”. 4Gamer.net (2016年9月20日). 2017年5月20日閲覧。
  13. ^ a b 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p38-39
  14. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.42。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「ぷよぷよ」細山田Pも飛び入り参加! 「SEGA AGES ぷよぷよ通」インタビュー 壮大な「ぷよぷよ」の歴史がいま語られる。あのアーケードの傑作がさらに手軽に遊びやすく!”. GAME Watch. インプレス (2020年1月15日). 2020年2月11日閲覧。
  16. ^ 株式会社インプレス (2016年7月13日). “コンパイル◯「にょきにょき」きっかけにAC「ぷよ通」対戦の凄さやシントクセガ秋葉原のことを思い出した話”. GAME Watch. 2020年2月12日閲覧。
  17. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.18。
  18. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.153。
  19. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.74。
  20. ^ a b 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.76。
  21. ^ a b 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.77。
  22. ^ a b 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.157。
  23. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.30-31。
  24. ^ a b c d 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.16。
  25. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.143。
  26. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.114。
  27. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.115。
  28. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.75。
  29. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.115。
  30. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.140
  31. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.75。
  32. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.17。
  33. ^ 先述通りPCエンジン版のみ「かたぷよ」の表記の「1」と「2」が逆になっているが、内容は同じ。
  34. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.151。
  35. ^ a b 【特集】【メガドラミニ全タイトルレビュー!】「ぷよぷよ通」”. GAME Watch (2019年9月27日). 2020年2月15日閲覧。
  36. ^ a b Puyo Puyo 2 - 北米任天堂公式サイト
  37. ^ a b Puyo Puyo 2 - 英国任天堂公式サイト
  38. ^ a b c d e f g 『ぷよぷよ通』が3キャリアランキングに対応 ― 『ぷよぷよ通DX 決定版』配信開始”. インサイド (2011年4月7日). 2020年2月14日閲覧。
  39. ^ インプレス (2011年6月3日). “セガ、VCA「ぷよぷよ通」6月7日配信開始 「ワンダーボーイ モンスターランド」も配信決定!”. GAME Watch. 2020年2月14日閲覧。
  40. ^ a b c d e f g 『ぷよぷよ』シリーズで対戦するなら『ぷよぷよ通』が鉄板でしょ! Androidに究極の落ちゲー決定版が登場 [ファミ通App]”. ファミ通App (2011年8月26日). 2020年2月26日閲覧。
  41. ^ a b c d e f ゲームギア「ぷよぷよ通」が3DSVCで12月25日に配信!”. GAME Watch. インプレス (2013年12月18日). 2020年2月16日閲覧。
  42. ^ a b c d e 「セガ3D復刻アーカイブス2」、オリジナルアーケード版を再現した「ぷよぷよ通」”. GAME Watch (2015年11月7日). 2015年11月8日閲覧。
  43. ^ 『SEGA AGES ぷよぷよ通』1月16日配信決定! キャラクター紹介文の閲覧や“ぷよ”のカラー設定が可能に”. ファミ通.com. 2020年2月25日閲覧。
  44. ^ 『セガサターン ぷよぷよSUN公式ガイドブック』、p.105。
  45. ^ Twitter じぇみに@jeminilog [1]でのジェミニ広野のコメントによれば、個人で所有していたマイナーチェンジ版のデータが納められたMO(日付は1994年10月1日)から25年ぶりにデータを発見した旨を個人的にTwitter上でつぶやいたところ、メガドライブ ミニの開発側からの要請があり、マイナーチェンジ版のデータを提供して採用されたとのこと。
  46. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.147。
  47. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』p.21、p.146-150。
  48. ^ セガサターン版『ぷよぷよ通』スタッフロール・声の出演に記載。
  49. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.138 - 139。
  50. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.148。
  51. ^ 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』、p.158。ただしこちらではのみがセガサターン版と同じと誤記されている。
  52. ^ Nintendo Switch Onlineからスーパーファミコンタイトルを配信開始、第1弾は20タイトル”. GAME Watch (2019年9月5日). 2019年9月6日閲覧。
  53. ^ 『セガサターン ぷよぷよSUN公式ガイドブック』、p.106。
  54. ^ プレイステーション版『ぷよぷよ通 決定盤』取扱説明書、 p.28
  55. ^ 初代「プレイステーション」アーカイブスにて『ぷよぷよ通決定盤』『熱血親子』本日配信開始!”. PR TIMES (2017年9月27日). 2020年2月18日閲覧。
  56. ^ 三浦 ひろみ”. ナレーターズネット広島. 2009年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月15日閲覧。

参考資料

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  • 『コンプリート・コンパイル』 1998年10月25日 編集: ゲークラ編集部、発行: 株式会社エクシード・プレス、発売: 株式会社ビー・エヌ・エヌ ISBN 4-89369-645-9
  • 『ALL ABOUT ぷよぷよ通』1996年4月30日 編集: スタジオベントスタッフ、発行: 電波新聞社 雑誌コード18362-04
  • 『セガサターン ぷよぷよSUN公式ガイドブック』コンパイル、1997年。 ISBN 4-906659-01-2
  • 各機種の『ぷよぷよ通』操作説明書

外部リンク

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