bellum civile

キンナの存命中にも、プリンケプス・セナトゥス（元老院第一人者）のフラックス（彼は後にスッラの独裁官就任に協力する）が和平派の支持を得てスッラに使者を送ったようである^[8]

スッラは元老院に対し、キンナによって追放された人々の権利が回復されるなら和平に応じるとしたが、カルボらは元老院の同意を妨害した。カルボは忠誠の証として都市や植民市から人質を要求したが、これは元老院によって却下された^[9]。紀元前83年、スッラはイタリアに上陸すると、和平について交渉するため使者を派遣したが、彼らは執政官ガイウス・ノルバヌスによってひどい目に遭わされ^[10]

スキピオ・アシアティクスガイウス・ノルバヌス

脚注

^ Broughton Vol.2, p.48.
^ アッピアノス『ミトリダテス戦争』30
^ リウィウス『ペリオカエ』81.1
^ プルタルコス, ルクッルス, 2.
^ プルタルコス, スッラ, 14.
^ ストラボン『地理誌』9.1.20
^ フロンティヌス『Strategemata』2.3.17
^ リウィウス『ペリオカエ』83.4
^ リウィウス『ペリオカエ』84
^ リウィウス『ペリオカエ』85.1

参考文献

プルタルコス『対比列伝』。
アウレリウス・ウィクトル『ローマ共和政偉人伝』。
T. R. S. Broughton (1951, 1986). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association
T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association
T. R. S. Broughton (1960). Supplement to the Magistrates of the Roman Republic. American Philological Association

[FOOTNOTEBroughton_Vol.2p.48-1] Broughton Vol.2, p.48.

[2] アッピアノス『ミトリダテス戦争』30

[3] リウィウス『ペリオカエ』81.1

[FOOTNOTEプルタルコスルクッルス,_2-4] プルタルコス, ルクッルス, 2.

[FOOTNOTEプルタルコススッラ,_14-5] プルタルコス, スッラ, 14.

[6] ストラボン『地理誌』9.1.20

[7] フロンティヌス『Strategemata』2.3.17

[8] リウィウス『ペリオカエ』83.4

[9] リウィウス『ペリオカエ』84

[10] リウィウス『ペリオカエ』85.1

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