利用者:シェン,アーナリー,ン,アーバァ./記事/2023年/6月
基本的に私は包括主義のウィキメディアンです。
このページには、私の編集方針というか、編集精神について雑多にまとめたような状態にしています。しかし、私の編集方針や編集精神は、フリーで自由なウィキペディアを捻じ曲げるための言い訳になってはいけないことも理化しています。ですから、私が、ウィキペディアン、およびウィキメディアンとしておかしな点を感じる場合は、ご連絡ください。
ウィキペディアに対する哲学・私論
特に、ウィキペディアにおけるオンライン百科事典としてふさわしい項目を扱う記事に対して、ウィキペディアンが試すべき最初の行動は、それが何であろうが加筆である
と私は考えます。
さらに、原則として記事とページと項目の名前と個数の一致が望ましいでしょう。
項目と記事
私は、ウィキペディアにおける項目と記事をできる限り区別すべきだと考えます。 項目とは、ウィキペディアで解説される対象で、記事とは、ウィキペディアの解説が記述されたウェブページです。
区別しておいてなんですが、最終的に、記事は項目と一対になるべきでしょう。 どういうことかというと、ウィキペディアに国家と日本国の項目について記述する際、国家の記事に日本国についての記述をまとめたり、その逆をすべきではないということです。
オンライン百科事典の記事としてふさわしい項目
まず、百科事典の記事として、編集者による日本の政治の評論という項目は、特に必要とされないでしょう。さらに、集落の迷惑なお隣さんについての項目は、とても必要とされないでしょう。
しかし、日本の政治の項目に政治評論家などの評論や政策に対する世論調査の結果を加筆したり、ニュースで話題に上がった奈良騒音傷害事件や隣人訴訟についての項目で記事を新規作成することは、必要とされるでしょう。
結論として、どんな項目がふさわしいかというより、この内容をどのような項目名で記事にするかが重要でしょう。
具体的には、国際連合の略称である、国連という項目を作成するよりも国際連合の項目において、略称は国連であることを書いたほうが良いということです。
検索エンジンは、基本的に検索ワードと一致するタイトルを持つウェブページを表示します。そして、百科事典の記事は、一般に項目名で検索します。したがって、ウィキペディアの記事は項目名で検索できるようにしましょう。しかし、百科事典の項目ですから、基本的に文章ではありません。
例えば、日本語版ウィキペディアにおいてどのような項目が表示されるべきかというと、
1. ウィキペディアを検索する場合は、ウィキペディアという項目がふさわしいです
2. 中国の通貨、人民幣を検索する場合は、人民元という項目がふさわしいです
3. 無限という概念を検索する場合は、無限という項目がふさわしいです
4. 無限という楽曲を検索する場合は、無限 (楽曲)という項目名がふさわしいです
無限という楽曲が複数ある場合は、アーティスト名が、あるいはジャンルが違う場合はジャンル名をカッコ書きし、区別できるようにします。
5. 日本の国歌を検索する場合は、君が代という項目がふさわしいです
日本の国歌が複数ある場合や変更された場合は、この限りではありません。
6. 素数が無数に存在することの証明を検索する場合は、素数が無数に存在することの証明という項目名がふさわしいです
要するに、利用者が項目名に期待する内容がかかれているべきです。したがって、記事とページと項目の名前と個数の一致が望ましいです。
オンライン百科事典の記事としてふさわしい内容
オンラインの百科事典としてふさわしい内容とは、以下の二つを踏まえた内容を指します。まず一つ目は「ウィキペディアは紙の百科事典ではない」ため、紙の百科事典とは異なり、まるで無限の紙面にかけることです。次に二つ目は言語学的な対象の説明はするが、その対象を表す言葉自体の説明をしないことです。
例えば、
ウィキペディアという項目は、
- フリー百科事典であることやその歴史、対応言語やその活動、その他の特徴などを書くべき
- 発音やアクセント、最新のニュースやその詳細な執筆方法などを書く必要はない
日本語の文法という項目は、
- 膠着語であることや日本語祖語からの現代日本語に至るまでの特徴的な変遷などを書くべき
- 日本語の構文や会話に必要なすべての助詞の解説、文法問題などを書く必要はない
東京都という項目は、
- 日本の首都であることや都市東京の今に至る歴史、都市や地域としての概要などを書くべき
- 東京観光のガイドや編集者のレビュー、東京に本拠地を置く団体の一覧を書く必要はない
これに対し、
ウィキペディア (曖昧さ回避)という項目は、
- ウィキペディアはフリー百科事典であることやウィキペディア (小惑星)がメインベルトにある小惑星の一つであることなどを書くべき
- 発音やニュース、歴史、フリー百科事典ウィキペディアの解説などを書く必要はない
東京に本社を置く企業の一覧という項目は、
- 東京に本社を置く企業の一覧を書くべき
- 発音や東京に本社を置く予定の企業の一覧を書く必要はない
書く必要のない内容があまりに冗長となる場合、それぞれ、ふさわしい姉妹プロジェクトにおいて執筆し、そこへ参照するように促すことが望ましいでしょう。
記事とページと項目の名前と数の一致
記事とページと項目の名前と数は一致するべきでしょう。
- ウィキペディアのページは、一つの項目の記事のみを書きましょう。
ウェブページは、多くの書籍のページと違い、一つのページの記述が少なくても空白はできません。ですからウィキペディアのページは、空白ができたり、それを関係のない記述などで埋める必要ができたりしません。むしろ、不必要な空白や関係のない記述は削除すべきでしょう。 - ウィキペディアの記事は、一つのページのみに書くべきでしょう。
ウィキペディアの記事は、他のブログやニュース、雑誌の記事と違い、その1、その2、...、そのn、といった具合に複数ページに分けません。これは慣行にすぎませんが、技術的な面でいくつかの利点があったりします。 - ウィキペディアの項目は、一つの記事のみに書くべきでしょう。
ウィキペディアの記事は、他の百科事典と同じく、項目名で検索され、検索された記事は、項目名が示す項目が記述されていることを期待されます。ですから、記事の内容を項目で検索できるようにしましょう。
とはいえ、例外も存在し、これは概して二つに大別できます。まず一つは、記事が短すぎること。もう一つは、記事が長すぎることです。
短すぎる記事は、百科事典として役に立たないことがあります。この場合は、加筆をするか、加筆依頼を出すか、書きかけの記事だということを示すなどしましょう。唯一、削除すべき記事は、そもそもオンライン百科事典の記事としてふさわしい項目ではない場合です。
長すぎる記事は、表示に時間がかかったり、データー量が大きくなったりします。これは概して二つに大別できます。まず一つは、項目のある部分についての文量が多いこと。もう一つは、この項目に関係する別の項目の内容が記述されていることです。
- 項目のある部分についての文量が多い場合は、適切な項目名を付けて記事を新規作成するべきでしょう
例えば、日本語版ウィキペディアに日本の歴史を書く場合、日本の項目でその外観を書き、詳細は日本の歴史という項目を新規作成し誘導するべきです。 - この項目に関係する別の項目の内容が記述されている場合は、適切な項目に記述を移動するべきでしょう
例えば、日本の通貨の歴史は、日本の項目の通貨の節に書くよりも、円 (通貨)の項目に記述し、誘導するべきです。
カテゴリ