コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:イカしたイカ/作業場03

日本 > 東京都 > 狛江市 > 和泉地区 > 西和泉
西和泉
多摩川住宅
西和泉の位置(多摩地域内)
西和泉
西和泉
西和泉の位置
北緯35度38分19秒 東経139度33分52秒 / 北緯35.63861度 東経139.56444度 / 35.63861; 139.56444
日本の旗 日本
都道府県 東京都
市町村 狛江市
地区 和泉地区
人口
2022年4月1日現在)[1]
 • 合計 1,912人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
201-0011[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 多摩

西和泉(にしいずみ)は、東京都狛江市町名。現行行政町名上では西和泉一丁目から西和泉二丁目。旧上野村及び和泉村。狛江郵便局管区で郵便番号は201-0011[2]。2023年1月現在の人口は1,230世帯1,912人[1]

地理

[編集]

地勢

[編集]

東京都の中央南部、多摩川中流北岸に位置する狛江市の最西端に位置し、南を多摩川が流れる。東に接する中和泉とは根川によって隔たれ、西は調布市との市境である。多摩川の流れはこの地域を含む調布市から続く肥沃な沖積低地を形成し、千町耕地と呼ばれる水田地帯の形成に至った[4]。しかしながらその反面、水害に度々襲われる地域ともなり、昭和時代まで堤防修復に係る損害など多大な被害を齎した[5]

近世の上野村に相当する地区である[6]。狛江村成立前に和泉村大字和泉の一部となった。その後1981年11月1日の住居表示によって西和泉として設置された[7]。市内最小の町。

後述するように近世まで人は定住せず、ただ田が広がるのみであったが、戦後の住宅開発によって多摩川住宅が建設され、現在では全域が多摩川住宅の一部となっている[7]。そのため、人口はすべて多摩川住宅に居住する。

学区

[編集]

学区は以下の通りである[8]

丁目 番地 小学校 中学校
西和泉一丁目 全域 和泉小学校 狛江第三中学校
西和泉二丁目 全域

歴史

[編集]
1938年『狛江村略圖』

概説

[編集]

かつては上野村と呼ばれた地区で[6]、狛江村成立前に和泉村の一部となった。狛江村設置時に大字和泉の一部となり、1981年11月1日の住居表示によって西和泉として設置された。もともと西の調布市との境界が複雑なものになっていたが、1996年に土地の等価交換が行われ現在は直線になっている[7]

千町耕地と呼ばれたこの地は、沼が広がる地域で人は誰も住んでいなかったが、1966年に東京住宅供給公社によって多摩川住宅が建設され、現在の西和泉にあたる部分には30棟、1,608戸が建設された[9]

竣工同年、多摩川住宅の建設とともに、西和泉一丁目には狛江市立狛江第四小学校が建設されたが[10]、少子化による児童数減少を受け、2001年3月をもって閉校した[11]。2023年現在、校舎などは解体されておらず、学校施設のうち体育館は西和泉体育館として、校庭は西和泉グラウンドとして利用されている。

地名は狛江村の大字和泉に由来する。和泉地区は狛江市で最も広い面積であるので、住居表示時に分割された。和泉地区の新設町丁は和泉本町を中心とした方位を冠した名前となっている。ここでは、和泉本町からみて西に位置したことから西和泉として設置された。

産業

[編集]

社会

[編集]

自治会

[編集]

前述の理由で、西和泉の人口は多摩川住宅の人口に等しい。そのため、西和泉で町会・自治会にあたる組織である団地自治会は西和泉一丁目を範囲とする多摩川住宅イ号棟自治会、西和泉二丁目を範囲とする多摩川住宅ニ棟団地管理組合法人の2つが存在する[12]

人口

[編集]

丁目毎の人口

[編集]

2022年(令和4年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[13]

町丁 世帯数 人口
西和泉一丁目 786世帯 1,118人
西和泉二丁目 472世帯 882人
1,258世帯 2,000人

人口の変遷

[編集]

交通

[編集]

鉄道

[編集]

町内に鉄道駅はない。最寄り駅は小田急小田原線狛江駅京王線国領駅。下記の路線バスで各駅に出ることもできる。

バス

[編集]
  • 狛01(小田急) 狛江駅 → 多摩川住宅中央 → 西和泉多摩川住宅南口 → 狛江駅
  • 調01(小田急京王) 調布駅南口 → 多摩川住宅中央 → 西和泉住宅東口 → 調布駅南口

道路

[編集]
  • 六郷さくら通り

施設

[編集]
  • 西和泉グラウンド多目的運動広場

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 令和5年1月 町丁別世帯数と人口”. 狛江市 (2023年1月16日). 2023年1月30日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年4月1日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年4月22日閲覧。
  4. ^ 狛江市史編集専門委員会 2020a, p. 2.
  5. ^ 狛江市史編集専門委員会 2020a, pp. 2–3.
  6. ^ a b 狛江市史編集専門委員会 2020a, p. 1.
  7. ^ a b c 狛江市史編集専門委員会 2020a, p. 184.
  8. ^ 小・中学校の通学区域”. 狛江市教育委員会. 2022年5月11日閲覧。
  9. ^ 狛江市史編集専門委員会 2020a, p. 17.
  10. ^ 狛江市史編集専門委員会 2021, p. 993, 狛江市史編集専門委員会 2020b, p. 161.
  11. ^ 狛江市史編集専門委員会 2020b, p. 168.
  12. ^ 狛江市史編集専門委員会 2020a, pp. 25–26.
  13. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「population」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません

参考文献

[編集]
  • 狛江市史編集専門委員会『新狛江市史 通史編』狛江市、2021年3月31日。 NCID BC06862140 
  • 狛江市史編集専門委員会『和泉の民俗』狛江市〈新狛江市史民俗調査報告書〉、2020年3月。 
  • 狛江市史編集専門委員会『市史研究狛江』7号、狛江市、2020年3月。 

外部リンク

[編集]