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利用者:るっか/下書きページ7

1975年型33TT12に乗るアルトゥーロ・メルツァリオ(2006年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて)

アルファロメオ・ティーポ33は、アルファ・ロメオが製作したプロトタイプレーシングカーである。1967年から1977年までスポーツカー世界選手権ノルディック・チャレンジカップインターセリエCanAmで活躍した。

A small number of road going cars were derived from it in 1967, called Alfa Romeo 33 Stradale.

ティーポ33

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スクーデリア・デル・ポルテッロ所有の33 "Periscopica"

ティーポ33の開発は1965年から始まった。33の名称はアウトデルタでの開発プロジェクト名"105.33"から来ている。エンジンは90度V型8気筒エンジンを採用。このエンジンは1950年代に試作されたエンジンがベースとなっている。排気量は1995cc、最高出力は230bhpを記録した。また、エンジン上部に吸気用のエアインテークが設けられ、その特徴的な外見から"Periscopica"(潜望鏡)と呼ばれた[1]

1965年後半に1号車が完成。バロッコにあるアルファロメオのテストコースでテオドール・ツェッコリによりテストが重ねられ、1967年3月12日ベルギーのフレロンで行われたヒルクライムのイベントでデビュー、ツェッコリがドライブして優勝を飾る。国際スポーツカー選手権には第2戦セブリング12時間から参戦、ニュルブルクリンク1000kmでツェッコリとロベルト・ブッシネロが5位入賞を果たした。

33/2

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アルファロメオ・ティーポ33/2デイトナ・クーペ
アルファロメオ・ティーポ33/2ル・マン (1968)

1968年に進化版の33/2が登場。オープンボディからクーペタイプに変更。空気抵抗を減らすためフロントのラジエターをボディ両サイドに移設、ノーズ部分が低く設計された。

ドライバーはニーノ・ヴァッカレラウド・シュッツが加入。また、レースによっては開催地の地元ドライバーをスポット参戦させる方針を取った。国際メーカー選手権初戦のデイトナ24時間でヴァッカレラ/シュッツ組がクラス優勝(4位)、他の2台も6・7位で完走しプロトタイプ2リッタークラス上位を独占した。その後タルガ・フローリオナンニ・ギャリ/イグナツィオ・ギュンティ組が2位、ル・マン24時間でギャリ/ギュンティ組が4位(いずれもクラス優勝)など好成績をあげ、選手権3位に輝いた。


33/3

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Alfa Romeo 33/3
Alfa Romeo 33TT3
概要
別名 Alfa Romeo
デザイン Autodelta
パワートレイン
エンジン 2998 cc V8
400 bhp @ 9000 rpm
440 bhp @ 9800 rpm
車両寸法
車両重量 700 kg/650 kg (1971)
(1543 lb)/(1433 lb) (1971)
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アルファロメオ・33/3をドライブするナンニ・ギャリ。1971年、ニュルブルクリンクにて

1969年、3リッタークラス用に33/3を開発する。新設計のエンジンは90度V型8気筒で総排気量は2998cc、出力は400bhp/9000rpm。シャーシはアルミモノコックを採用、車体はオープンタイプに戻された。

33/3は3月22日のセブリング12時間でデビューしたが、全車リタイヤ。その1週間後に行われたル・マン・テストデイでルシアン・ビアンキの33/3がミュルサンヌでクラッシュ、ビアンキが死亡する事態に見舞われてしまう。この年はビアンキの事故とマシンの熟成不足のため選手権シリーズを欠場、開発に専念した。


In 1970 the bigger 5.0L Porsche 917 and Ferrari 512 dominated, yet Toine Hezemans and Masten Gregory took third overall at Sebring, and Andrea De Adamich and Henri Pescarolo won their class in the 1000km Zeltweg, finishing second overall. Also in 1970, an Alfa T 33/3 was one of the "actors" of Steve McQueen's movie Le Mans, released in 1971.

In 1971 the Alfa Romeo racing effort was finally successful. Rolf Stommelen and Nanni Galli won their class at the 1000km Buenos Aires (followed by De Adamich and Pescarolo), before taking another class win (and second overall) at Sebring. De Adamich and Pescarolo later won outright at the 1000km Brands Hatch, a significant result against the "invincible" 917s. They then took a class win at Monza (where Alfa Romeo took the three podium slots in the prototype class) and another one at Spa. At the Targa Florio, Vaccarella and Hezemans won outright, followed by teammates De Adamich and Gijs Van Lennep. Hezemans and Vaccarella won their class at Zeltweg, and De Adamich and Ronnie Peterson won overall at Watkins Glen. Alfa Romeo finished the season second place in the championship. In 1972 the 5 litre Group 5 Sports Cars were banned and the 3 litre cars of Alfa Romeo, Ferrari and Matra, redesignated as Group 5 Sports Cars, competed together for outright victories.

Alfa Romeo T33/4

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A 4 litre version was entered to 1972 and 1974 CanAm series by Otto Zipper, driver was Scooter Patrick. Autodelta was also one of entrants with T33/4 in season 1974. T33/3 version was also used in CanAm series earlier.

Alfa Romeo 33TT12

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Alfa Romeo 33TT12
概要
デザイン Autodelta
パワートレイン
エンジン 2995 cc F12
500 bhp @ 11000 rpm
車両寸法
車両重量 670 kg (1477 lb)
テンプレートを表示
ティーポ33TT12をドライブするブライアン・レッドマン(1974年、ニュルブルクリンク)

33TT12 (TTはTelaio Tubolate、チューブラー・シャーシの意味) appeared in 1973 with the Carlo Chiti-designed 12 cylinder 3.0L flat engine (500 bhp). The 1973 season was more or less development time and in 1974 the car won at Monza 1000 km and finished the season with second place in the championship. It wasn’t until 1975 that, after years of trying, Alfa Romeo won the World Championship for Makes. The season was one of almost total domination with seven wins in eight races.,[2] Winning drivers were: Arturo Merzario, Vittorio Brambilla, Jacques Laffite, Henri Pescarolo, Derek Bell and Jochen Mass. For 1976 Autodelta was concentrating on other things and the car was rarely used in competitions.

1975年はイタリア国内の不況のあおりを受けレース活動が危ぶまれたが、レーシングドライバーのウィリー・カウーゼンが資金提供を行うことになった(マシン開発はアウトデルタが行う)。チームの運営はカウーゼンとアウトデルタが共同で行う。

33SC12

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33SC12ターボ

33SC12は33TT12の後継モデルとして1976年に登場。シャーシがスペースフレームからモノコックへ変更、そのためイタリア語でモノコックを意味するSCatolatoの略称であるSCがつけられた。3.0リッターのフラット12気筒エンジンの出力は520 bhp (390 kW)、12000rpm。

1976年シーズンはカウーゼンとの提携を終了、アウトデルタ単独で参戦を行う。

With this car Alfa Romeo won the 1977 World Championship for Sports Cars, the 33SC12s driven by Arturo Merzario, Jean-Pierre Jarier and Vittorio Brambilla having won every race in the series. At the Salzburgring the car reached an average speed of 203.82 km/h (126.6 mph); in that same race Arturo Merzario also tested a 2134 cc turbocharged SC12 producing 640 bhp[3] finishing second with that car. The SC12 Turbo was Alfa's first twin turbocharged V12-engine and it was introduced around same time as Renault's Formula One turbo engine. In the Alfa Romeo engine each bank was fed with its own turbocharger; that feature was adopted by many racecar makers in the following years.[2]

The flat-12 engine was later used on Brabham-Alfa BT45, BT46 and Alfa Romeo 177 F1 cars.

ル・マン24時間での成績

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チーム No. ドライバー クラス マシン シャーシNo. 順位/リタイヤ 周回数
1968 イタリアの旗 アウトデルタ SpA 38 イタリアの旗 カルロ・ファチェッティ
イタリアの旗 スパルタコ・ディーニ
P2.0 ティーポ33/2 018 5位 315周
39 イタリアの旗 イグナツィオ・ギュンティ
イタリアの旗 ナンニ・ギャリ
017or024 4位 322周
40 イタリアの旗 マリオ・カゾーニ
イタリアの旗 ジャンピエロ・ビスカルディ
026 6位 305周
41 イタリアの旗 ニーノ・ヴァッカレラ
イタリアの旗 ジャンカルロ・バゲッティ
022 燃料ポンプ 150周
ベルギーの旗 Racing Team VDS 37 ベルギーの旗 テディ・ピレット
オランダの旗 ロブ・スロートマーカー
020 ドライブシャフト 104周
65 ベルギーの旗 セルジュ・トロッシュ
ドイツの旗 カール・フォン・ヴェント
012 エンジン 7周
1969 ベルギーの旗 Racing Team VDS 36 ベルギーの旗 テディ・ピレット
オランダの旗 ロブ・スロートマーカー
P3.0 ティーポ33/2.5 - 油圧 36周
38 フランスの旗 グスタフ・ゲスラン
ベルギーの旗 クロード・ブルゴワーニュ
P2.0 ティーポ33/2 - 事故 76周
1970 イタリアの旗 アウトデルタ SpA 35 ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
イタリアの旗 ナンニ・ギャリ
P3.0 ティーポ33/3 007 失格 220周
36 イタリアの旗 アンドレア・デ・アダミッチ
イギリスの旗 ピアス・カレッジ
010 ピストン 222周
37 アメリカ合衆国の旗 マステン・グレゴリー
オランダの旗 トニー・ヘゼマンズ
014 ピストン 5周
38 イタリアの旗 カルロ・ファチェッティ
イタリアの旗 テオドール・ツェッコリ
009 事故 43周
1970 イタリアの旗 アウトデルタ SpA 17 イギリスの旗 ヴィック・エルフォード
オーストリアの旗 ヘルムート・マルコ
P3.0 33TT3 002 クラッチ 232周
18 イタリアの旗 アンドレア・デ・アダミッチ
イタリアの旗 ニーノ・ヴァッカレラ
- 4位 307周
19 ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
イタリアの旗 ナンニ・ギャリ
- デフ 263周

脚注

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  1. ^ Alfa Romeo Australia – 1960-1970”. myalfaromeo.com.au. 2007年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月9日閲覧。
  2. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「italiancar.net」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  3. ^ Alfa Romeo 33 Sport Prototipo”. 2009年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月9日閲覧。 (スペイン語)

参考文献

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  • 檜垣和夫『スポーツカープロファイルシリーズ 7 アルファ・ロメオ 33 33/2 33/3 33TT3 33TT12 33SC12』(二玄社、2010年)ISBN 978-4-544-40048-9

外部リンク

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Category:プロトタイプレーシングカー Category:アルファ・ロメオの車種

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