利用者:ぽたしか/sandbox
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2004年
[編集]- 第1幕
- タッキーはオーディションでボクシング映画の主演を勝ち取るが、モデルとなるチャンプの反対により撮影は中止に。撮影続行を望む映画プロデューサーの説得と誘惑を受けたタッキーは彼女と夜の街に消え、チャンプの女に手を出したタッキーは彼女を懸けてボクシングで決闘することとなる。
- 親しくなった不良少年や仲間たちと練習を重ね、ついに試合の日が訪れる。苦戦するタッキーだったが、渾身のアッパーがチャンプの顎に決まり、動かなくなったチャンプのもとに妻子である映画プロデューサーと不良少年が駆け寄る。そして映画プロデューサーがタッキーのグローブから取り出した鉛の板により、チャンプ殺しの汚名を着せられたタッキーは一時サーカスに身を隠し、辛い現実から逃避する。
- そのころ世間では作者不明の「DREAM BOY」が流行歌だった。病気で車椅子生活の少年は音楽番組にて、楽曲に勇気をもらったと感謝を述べる。それを見た真の作曲者・タッキーは番組に飛入りで出演。放送を見て復讐のためテレビ局へ訪れたチャンプの門下生を、止めに入った不良少年がナイフで刺してしまう。
- 第2幕
- 「何もかも引き受け」たタッキーは不良少年をかばって逃げ続ける。行き場のない憤りをぶつけあうタッキーの仲間たちとチャンプの門下生たち。そこへ刺傷した青年が訪れて真相を語り、後悔した映画プロデューサーが鉛の件を自白したことでタッキーへの疑いは晴れる。しかし不良少年を守るための沈黙が無意味と知ったタッキーは怒り狂う。
- そして高層ビルから転落間近の不良少年に手を伸べたタッキーは代わりに落下し「生と死の狭間」に降り立つ。そこで再会したチャンプは息子をかばったタッキーに感謝し、天国へ旅立っていく。逃亡を続けた孤独なタッキーはチャンプの死と向き合い、最後に映画プロデューサーと抱擁を交わした。
2006年
[編集]- 第1幕
- チャンプ・スバルの半生を映画化するため映画プロデューサー・ヨコヤマは、スバルのかつてのライバル・カズヤを主演に選ぶ。しかし互いを良く思わぬ2人は決裂。撮影は中止されるも、自身の死期を悟るスバルは弟・ユウキのために役者を探していた。一方のカズヤも出演料を前借りしたコウキのために主演として撮影再開を申し出る。
- カズヤの主演を懸けてボクシングで闘う2人。過去の因縁があり目に後遺症を負う両者は互角だったが、スバルは頭蓋骨のヒビに起因する症状で倒れてしまう。スキャンダルを目論むヨコヤマは試合後のカズヤのグローブに鉛の板を仕込み、疑いをかけられたカズヤはサーカスへ逃げ込む。
- カズヤの旧友・アカニシは自作曲が無断使用されていることを訴えるが、ユウキが拾い上げたサーカス用のナイフが、アカニシに突き刺さってしまう。カズヤは代わりに逮捕されようとするが、ユウキの心臓病を知り、彼を救うため警察から逃亡する。
- 第2幕
- 刺傷したアカニシとその旧友・リョウは病院にいた。病床のスバルはカズヤの無実と弟の心配を口にして息を引き取る。彼を死を受け人々の抗争は激化してゆく。
- 病室から抜け出したユウキを助けようとしてビルから転落したカズヤは、天国でスバルと再会する。スバルは弟のために自身の心臓を託し、カズヤを現世に戻す。
- そして争う人々の元にカズヤ、アカニシ、リョウが現れ、スバルの遺言を語る。名指しされた黒幕・ヨコヤマは悪びれる様子もなく次の標的を探しに去る。和解した人々はボクシングジム再建に取り組み、のちにユウキは新たなチャンプとなった。
2007年
[編集]- 第1幕
- バックダンサーとしての不遇に不満を覚え、コウキはボクシングチャンプ、ヤラはミュージシャンの夢を追い始める。10年後、いまだ夢のないカズヤは伝説のボクサー・コウキを題材にした映画の主演になぜか抜擢されるが、半端なカズヤに苛立つコウキは中止を言い渡す。出演料を前借りし主題歌の内定まで取り付けていたヤラは焦って説得し、カズヤは撮影再開のため土下座。コウキは条件としてカズヤにボクシングの試合を申し込む。
- 試合はチャンプ優位で進むが、蓄積されたダメージによる頭蓋骨のヒビで容体が悪化したコウキはカズヤに敗れる。目を疑うチャンプチームが映画プロデューサーに促されカズヤのグローブを確認すると、そこには鉛の板が入っていた。
- 無実の罪に追われるカズヤはサーカスに身を隠し、時が過ぎるのを待った。しかしチャンプチームの青年がナイフを持って現れ、争ううちにコウキの弟である少年が、青年を刺してしまう。カズヤは実の弟のようにかわいがっていた少年をかばって逃走。少年は心臓発作で倒れてしまう。
- 第2幕
- 「何もかも引き受け」たカズヤが逃亡する中、ヤラは映画プロデューサーの用意した曲で歌番組に出演していた。彼が見舞いに訪れた病室で、心臓病の弟を想いながら瀕死のコウキは息絶える。
- 一方、ショービジネスに生きて家族を捨てたマダムと、息子であるカズヤは相対する。すべては映画プロデューサーの謀略だったが、身を挺して息子を守るマダムに心揺らぐ映画プロデューサー。自身も息子を捨てた過去があり、その少年は今、コウキの弟として心臓病を患っていると告白。大金は手に入れたもののドナーが見つからないことを嘆く。
- 病院から抜け出した少年はビルの屋上にいた。助けようと手を伸ばしたカズヤは転落し、天国でコウキと再会する。コウキは自身の心臓を弟に移植するよう依頼し、カズヤを元の世界へ戻す。怒りと疑念で争う人々は、刺傷した青年の言葉でカズヤへの疑いを晴らした。少年の心臓移植は無事成功する。
- カズヤは母と共にステージに立ち、家族を誇らしげに紹介する。それを天国から見守るコウキ。チャンプチームはジムを再建し、数年後、弟はボクシングの新チャンプとなった。