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利用者:じょうえん/sandbox

皆さん:     おはようございます、最近の半導体技術の発展から、発光ダイオード(LED, Light Emitting Diode)、半導体レーザー(LD、Laser Diode)が、植物栽培の光源としての可能性が高まってきました。従来からよく使われている高圧ナトリウムランプなどの光源は赤色光と青色光のスペクトルバランスが悪く、また多量の熱放射が空調負荷を大きくし、植物との距離を十分にとる必要があるために、施設が大型化する欠点があります。すなわち、光源の発光スペクトルをどのように設計するかが重要なことなのです。  蛍光灯はなんといっても安価で取扱が簡単ではあるが、LEDには蛍光灯にはない利点があります。LEDの色は、現在、工業的に使われている赤色(660nm)と青色(450nm近辺)が使え、これがちょうど植物の葉緑素であるクロロフィルの吸収ピークにほぼ一致しています。これは偶然のようにみえて、これからの植物工場の発展を示唆しているといえましよう。現在、青色LDが次世代光ディスク(BDやAODなど)の大容量化に発展しつつありますが、LDとはLEDの光をコヒーレント化(位相を揃えた発振光にする)したもので、青色LDの発展はまた、青色LEDの発展にもつながっているのです。このように他の工業製品の発展と結びつくことが信頼性の向上や、コスト低減にもつながるものです。  植物は基本的に光合成によって生育しますが、従来の光合成の研究や実際の栽培場面はほとんど連続照射下で行われてきました。ところで光合成の反応経路を子細に見ると、その中には光を当てる必要のない部分があることがわかります。光合成において光を必要としない時間には光を当てず、光を必要とする時間だけ光を当てるようなパルス照射を行えば、単位光量当たりの光合成速度を増大させることができます。このことは完全制御型のような光の電力コストが問題になるシステムではとても大切で、これによって2~3割の省エネが達成できますので、植物工場の普及に貢献すると考えられます。 赤色LEDだけでレタスが栽培できる例を下の写真で示します。また、最近、光の三原色の赤、青、緑色のLEDを用いた太陽光と類似の白色光が得られる白色LEDを用いてレタスを栽培している様子を下の写真に示します。既に、LEDを光源とする植物工場も立派に稼動しています。また、LEDによる栽培は生きたインテリアとしての利用も考えられます。   [url=http://www.cidly.com]LED[/url]