利用者:おでん食べたい/sandbox
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指輪
[編集]指輪は手(まれに足)の指につける環状の装飾品。 装身具の代表格として、結婚をはじめとする儀式や装飾品の一部として一般に定着している。
指輪の起源
[編集]麻や葦などの植物の紐で結び目を作り、魔除けや無病息災などのおまじないとして体の一部分に巻く風習から始まり、地位や身分の証明、婚約や既婚のしるし、武器などの目的から装身具としても使用されてきた。 紀元前の古代エジプトではすでに指輪は存在しており、遺跡から出土した宝飾品の中から金や銀の指輪が見つかっている。その後、指輪を身につける文化は古代ギリシア・古代ローマに広がり発展した。
ヨーロッパにおける指輪の歴史
[編集]古代ローマはじめとするヨーロッパでは、権威の象徴、願いの実現のために使用された。 婚約の証として指輪を贈る習慣が始まったのも、古代ローマ時代からと言われている。結婚指輪の原型も同時代に誕生した。当時は指輪の交換ではなく、契約証として花嫁側の家に指輪を贈るのが習慣であった。 結婚の証として指輪が公にみなされたのは、9世紀のローマ教皇ニコラウス1世によるところだと言われる。 現代のような結婚指輪の交換は、11世紀頃の記録に初めて登場し、ヨーロッパ各地に広がった。
アジア・日本における指輪の歴史
[編集]アジア、特に中国ではその起源は定かでありませんが、紀元前にはすでに存在していたという説がある。 指輪を中国語では「戒指」と書き、「指を戒める」、直訳すると「(指で)まちがいを起こさぬよう注意する」という意味になる。古来中国では、男性の権力の象徴として、女性の装身具として「戒指」は用いられ、権力者がまちがいを起こさないように、当時女性の月経は不浄と考えられ身体に触れないように、という戒めの意が込められていた。 日本においては、中国から縄文時代ごろに伝わり、シャーマンなどが呪術的な意味を持つ証として身につけていたり、埋葬の際に副葬品としての役割があったとされている。その後日本から指輪は消えるが、江戸時代になってから再び文献などで登場する。当時は「ゆびがね」や「ゆびはめ」と呼ばれていた。