利用者:おおはらせいじ
大原誠弍(おおはらせいじ、1980年10月9日)は、日本の俳優、ナレーター、映画監督、脚本家、映画プロデューサー。静岡県静岡市清水区(旧清水市)出身。株式会社CREATE-Links[1]代表取締役、演劇ユニットLAPITA☆SHIP[2]メンバー、株式会社ビートワン[3]所属。
来歴
生い立ち
静岡県の静岡市に次男として生まれ、4歳から清水市(現静岡市清水区)で過ごす。物心がついた頃から父親は時々会う人との認識であったが、後に、離婚していた事を知る。
母が片親で働いていたため、保育所の送り迎えを、近所に住む親せきの叔父さんたちが代わる代わる行ってくれた。その際、昼ご飯にも連れて行ってくれた事がキッカケで、ラーメン好きになる。母親が兄弟の末っ子であり自身も末っ子のため、親戚中の叔父叔母に愛される甘えん坊であった。
小学校に入ると、兄の影響もあり、母の残業を家に一人で待たせないようにと、小2でミニバスケットボールを始める。いすゞバスケットボール部の指導、大学で上位チームに所属していたコーチの教えもあり、市民大会では常勝であった。一方、休日は親が体を休めるため外出せず、家で大人しくアニメや漫画を見ていた。ゲゲゲの鬼太郎や聖闘士星矢、ふしぎの海のナディア、そしてスタジオジブリ作品を特に鑑賞していた。特に、ふしぎの海のナディアに登場するジャン、天空の城ラピュタに登場するパズーに惹かれ、発明家を志す。静岡県立静岡工業高等学校、国立沼津高等専門学校専攻科を卒業し、愛知県豊橋市の車子部品の一貫加工メーカーに就職する。企画・設計・開発・試験を行う部署に配属となり、思い描いていた仕事を行っていたが、お客様の喜ぶ顔が直接見たいと悩んでいた。それまで映画を見てこなかったが、アニメの実写版である映画「ラフ」(主演:長澤まさみ、速水もこみち、配給:東宝)を鑑賞した時、人の心を動かす「ものづくり」には俳優の道もある、と直感し、2007年に東京の俳優養成所へ通い出し、2008年リーマン・ショックの時に会社を辞め、未知なる世界の俳優活動を始める。
養成所での俳優活動
27歳の未経験からでも所属できた、東京都豊島区にある養成所に入所した。感情開放や身体制御、発声トレーニングと未経験の事を吸収し、自分に変化が起こる事が楽しくなっていた。楽しいレッスンに講師やマネージャーの評価も良く、2009年NHK大河ドラマ「天地人」に初めての役付き出演が決まる。その後、ほとんどの大河ドラマへ出演し、連続テレビ小説や天才てれびくんなど、NHKでの出演が多くなっていく。と同時に、フジテレビやTBS、テレビ朝日、日本テレビなどの民放への出演も増え始めるが、脇役から抜け出せないジレンマに悩み始める。一方、舞台の出演も行い、他キャストや演出家との出会い、何より、他団体の芝居に対する考え方を学ぶ。共演者である、丈(小野寺丈改め)と出会い、演技に対する取り組み方に感銘を受ける。10年の節目を持って、次のステージに上る為、お世話になった養成所を退所する。
フリーで活動開始
俳優や台本の書籍を読む中で、映画24区スクールの存在を知り、ワークショップを受講する。三谷一夫や冨樫森、市井昌秀らの教えに感銘し、新たな芝居のアプローチの仕方を学ぶ。また、丈(小野寺丈改め)が新たな人材の発掘と育成を掲げ設立する演劇ユニットLAPITA☆SHIP[2]のメンバーに応募し、オーディションに合格する。丈(小野寺丈改め)が初めて監督・脚本をした映画「7ナナ」(製作:JOE Company)へ出演し、同時に助監督として経験を積む。株式会社レオーネにて、制作を学びながら出演をする。映画「風が通り抜ける道」(監督・脚本:田中壱征、製作:FEEL PICTURES[4])に助監督・出演として参加した際に、映画作りのいろはを盗む。
映画監督として
2020年、コロナ禍で俳優活動が縮小した中での新たな活動として、短編自主映画「ハッピーは、すでに」を企画・制作。自分の考えてる世界は自分の心を開かないと見えないものをテーマに執筆し、仲間と共に撮影した。この経緯を、田中壱征監督に話すと、長編映画を撮ってみたら、世界が変わるよと勧められ、その気になって企画を始める。2021年7月より映画「虹、結」の企画・脚本を書き始め、10月にクランクインという、短期間での準備ながらも、出演者、制作スタッフに支えられ完成にいたる。2022年11月上演を予定している。
会社設立
2020年のコロナ禍で時間を持て余した頃、ファイナンシャルプランナーの勉強を開始する。2021年に映像制作会社としてオオハライド合同会社を設立し、短編自主映画「ハッピーは、すでに」を制作。2022年、映画・舞台制作も手掛ける、株式会社CREATE-Links[1]として組織変更し、劇団不協和音「天使になったドラキュラ」[5]の舞台製作、自社製作映画「虹、結」を制作。
出演・関与作品
長編映画
- 461個のおべんとう[7](2020年、東映)ーバーテンダー役
- 7ーナナー(2021年、JOE Company[8])ー助監督・チンピラ役
- クロガラス3(2021年、エイベックス・ピクチャーズ)ー制作主任・同僚2役
- クロガラス0(2021年、エイベックス・ピクチャーズ)ー制作主任
- 風が通り抜ける道(2023年予定、FEEL PICTURES[4])ー助監督・仙崎弘一役
短編映画
- ハッピーは、すでに(2021年、オオハライド)ー監督・脚本・編集・主演
テレビドラマ
- 大河ドラマ「八重の桜」(2013年、NHK)ー伝令の兵・巡査役
- 大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年、NHK)ー黒田家臣役
- ためしてガッテン(2014年、NHK)ーピロリ菌役
- HERO 第2期(2014年、フジテレビ)ー報道陣役
- 大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年、NHK)ー香川半助役
- Let‘s天才てれびくん・花燃ゆコラボ(2015年、NHK)ー長州藩士役
- 大河ドラマ「真田丸」(2016年、NHK)ー北条家臣役
- 連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年、NHK)ー大工役
- 相棒 season14(2016年、テレビ朝日)ー刑務官役
- キャリア~掟破りの警察署長~(2016年、フジテレビ)ー春本のお供役
- 大河ドラマ「おんな城主直虎」(2017年、NHK)ー雑兵役
- 悦っちゃん~昭和駄目パパ恋物語~(2017年、NHK)ー受付役
- 小さな巨人(2017年、TBS)ー豊洲警察署 小宮雅史役
- まだ結婚できない男(2019年、フジテレビ)ー父親役
- ラストライン(2020年、テレビ東京)ー配達員役
- 人生いろいろ(2022年、TOKYO MX)ーカメラアシスタント
- 彼が僕に恋した理由(2022年、TOKYO MX)ー制作応援
Twitterドラマ
舞台
- ラ・ポエーム(2011年、NHKホールオペラ)
- ドン・カルロ(2011年、NHKホールオペラ)
- 金子みすゞの世界5 (2008 年、座・ 東京みかん[15] 、座・高円寺)
- 法廷の銃声 (2014年、劇団東俳、シアター1010)
- 俺は、君のためにこそ死ににいく (2015年、劇団夜想会、靖国神社 奉納野外劇)
- リア王(2016年、 TY プロモーション[16]、三越劇場)
- トライアル[17] (2017年、A.R.P.[18]、阿佐ヶ谷アルシェ)
- 「ええ、アイ」(2018年、JOE Company[8]、中野ザ・ポケット )
- ラストステージ[19](2018年、A.R.P.[18]、小劇場B1)
- アヴニール夢見が丘[20](2018年、A.R.P.[18]、千本桜ホール[21])
- 律女、立つ(2019年、劇団匂組[22]、中野 MOMO)
- THE KIDS 2020(2020年、LAPITA☆SHIP[2]、中野ザ・ポケット)
Vシネマ
- ザ・娼年倶楽部(2020年、彩プロ)ー制作応援・劇団員役
- 欲しがり奈々ちゃん ~ひとくち、ちょうだい~(2021年)ー制作応援・村田役
- 扉を閉めた女教師(2021年)ー制作応援
- パパ活 恋愛方程式(2021年)ー制作応援・中年男性役
- ミッドナイト・シンデレラ(2021年、彩プロ)ー制作応援・男役
- ザ・娼年倶楽部2(2021年、彩プロ)ー制作応援
- ザ・娼年倶楽部3(2021年、彩プロ)ー制作応援・使者役
- 夫婦交換 -クロッシング-(2022年、ブリーズ)ー制作応援・夫役
- 農家に嫁いだ女 危険な同居愛(2022年、ブリーズ)ー津村知樹役
教育映像
- 公正な採用と選考(2022年)ー四谷正一郎役
脚注
- ^ a b “トップ│create-links”. create-links. 2022年8月12日閲覧。
- ^ a b c “ホーム”. LAPITASHIP. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “Beat One | 株式会社ビートワン”. beatone. 2022年8月12日閲覧。
- ^ a b “FEEL PICTURES”. feelpictures.jp. 2022年8月12日閲覧。
- ^ (日本語) クーペ追悼 劇団不協和音復活公演「天使になったドラキュラ」 ダイジェスト版 2022年8月13日閲覧。
- ^ “〈日本和装製作映画「青時雨」マドリード国際映画祭ノミネート〉香川京子さん、ノミネートに喜びのコメント 日本国内でプレミアム上映決定!”. www.atpress.ne.jp. 2022年8月13日閲覧。
- ^ TOEI. “映画『461個のおべんとう』公式サイト”. 461obento.jp. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b “JOE company 小野寺丈 改め 丈の公式ホームページ”. joe-company.com. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “映画「いちばん逢いたいひと」公式サイト”. www.ichi-ai.com. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “アーティストのためのマネージメントプロダクション TTGlobal(ティーティーグローバル)”. www.ttglobal.tokyo. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “Twitterドラマ「はつ恋とビー玉~10の約束~」が配信スタート!”. しながわ観光協会 (2021年2月5日). 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b c “下町かぶき組公式サイト”. www.s-kabuki.com. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b “大人のための癒しの空間 | 山桜 桃の湯(岩手県一関市)”. www.momonoyu.co.jp. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “東京二期会オペラ劇場 -東京二期会ホームページ-”. www.nikikai.net. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “「この街で」「金子みすゞの世界」公演詳細!”. https://www.mikan0902.com エンゲキ座・東京みかんホームページ!. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “TYプロモーション公式ホームページ”. 2022年8月13日閲覧。
- ^ A.R.P (2017年6月8日). “トライアル”. 舞台脚本/演出 A・ロックマン プロデュース「A.R.P」. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b c “舞台脚本/演出 A・ロックマン プロデュース「A.R.P」”. 舞台脚本/演出 A・ロックマン プロデュース「A.R.P」. 2022年8月13日閲覧。
- ^ A.R.P (2018年2月11日). “ラストステージ”. 舞台脚本/演出 A・ロックマン プロデュース「A.R.P」. 2022年8月13日閲覧。
- ^ A.R.P (2018年8月20日). “アヴニール夢見が丘 2018”. 舞台脚本/演出 A・ロックマン プロデュース「A.R.P」. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “千本桜ホール”. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “劇団 匂組(わぐみ)”. ameblo.jp. 2022年8月13日閲覧。