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利用者:جبل فوجي/Notabilityのスポーツ項目に「アマチュア」という語を含めるのは妥当か

先ず最初にお断り。このページは暫時手を入れる可能性が存在します。時々新しい文書が加わっていたりします。


enにはen:Wikipedia:Notability (people)という項目が存在し、これをjpにも適用する作業が現在進行中です。Wikipedia:著名性 (人物)

原文となるenの方ですが、Athletesの項目に以下のような一文が存在します。

  • Competitors and coaches who have competed at the highest level in amateur sports (who meet the general criteria of secondary sources published about them).

enではen:amateur sportsの部分にリンクがかかっていて「アマチュアスポーツ」とは何ぞや?という説明に飛んでいます。(よくも「アマチュアスポーツ」というものを説明しようという気になったな。というのが正直な感想です。)

ここで問題になるのはamateur sports、もしくはamateurという語の定義内容です。この語が不明な限りこの一文の意味そのものが不明になってしまいます。

「アマチュア」とは何ぞや?

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先ずこの一文では「アマチュア」をどのような意味文脈において用いているのか?という点において一切が不明です。enのamateur sportsについても同様で最初報酬の話が出てきたと思ったら、個別の競技の段になっていつの間にかカテゴリの話しに摩り替わっていたりしてこれまた不明です。ですので以下において、この場合の「アマチュア」がどのような意味文脈において用いられているのか想定しながら議論していく事にします。

状態としての「アマチュア」

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状態としてのアマチュアの場合「職業としていない」「報酬を得ていない」事が基準となります。ただし1980年代にIOCが「オリンピック憲章」の「アマチュア条項」を廃止してからこっち一定度のレベルの選手がアマチュアに固執する必要性は一切存在しなくなったため、この状態の「アマチュア」というのは(若干極端な話ですが)河川敷で草野球をやっている商店街のオジサンくらいしかいなくなりました。従ってこの段階で検証可能性を満たす事自体が非常に難しいのでこの段階でNotabilityで何らかの規定を設ける必要性があるのか?という議論において存在価値が著しく低いのではないでしょうか?

カテゴリとしての「アマチュア」

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IOCが「アマチュア条項」を廃止すると多くのIFやNOCがこれに追随しました。一方で何らかの内部事情によって「アマチュア」という「モノ」を維持していく事を迫られた団体も幾つか存在しました。最たるものが日本の野球ですね。そこで日本の野球というのは「カテゴリ」として「アマチュア」を維持していく事にしました。このへんについては利用者:جبل فوجي/「アマチュア野球選手」なるものの掲載は認められるか で行った議論の方が詳しいです。

上記議論でも示した通り、カテゴリとして「アマチュア野球」であっても、選手として「アマチュア」であるとは限りません。高野連は躍起になってつぶそうと試みましたが、他スポーツと競合して選手を取り合っていく以上野球だけが「スポーツ特進制度」を廃止するメリットというものが存在しません。従って一定レベル以上の選手は段階はあるでしょうが何らかの経済的援助を受けています。(現状で高校野球選手が「スポーツ特進制度」の適用を受けていないと証明するのは非常に難しいでしょう)これは「スポーツ特進制度」「奨学制度」を設けてある他スポーツも変わりありません。サッカーのクラブユースの場合、特にJリーグクラブユースの場合やってる選手自身は(もちろん家庭も含めて)恐らくクラブに対して何の支払いも行っていないでしょう。それでも彼等はユニホームを与えられ、練習着を与えられ、練習場所を与えられ、夜間練習を行っても照明代を負担する事は無いのです。

何をもって「アマチュアスポーツ」とするのか

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これは非常に難しい問題です。

IOCが「オリンピック憲章」の「アマチュア条項」で「アマチュア」の定義を行い、この定義に従った者で構成されるスポーツが「アマチュアスポーツ」というのであれば議論は極めて単純だったでしょう。

ただし現状では、そのもそも一定レベル以上において「アマチュア」という状態にある選手そのものがほとんど存在しない。カテゴリとして「アマチュア」の中にあっても選手の状態は「アマチュア」ではない。という場合がほとんどです。

例えば「アマチュア野球」というものが「アマチュアスポーツ」といえるかどうかについては多分に議論の余地があるでしょう。