利用者‐会話:Love S. Dove/過去ログ1
このページは過去の議論を保存している過去ログページです。編集しないでください。新たな議論や話題は、利用者‐会話:Love S. Doveで行ってください。 |
「LSD_(薬物)」の冒頭について
[編集]初めまして。「アヤワスカ」におけるLove S. Doveのように「LSD_(薬物)」(以下本項)の記事の大部分を記述したにっかんです。
本項の冒頭は一応、「Psychedelic Drugs Reconsidered」(ニューヨークに在住とのことですが、これは神保町の本屋でも手に入ったぐらいだから、容易に手に入るんじゃなかろうか)を参照して書きました。ここでの「化学合成」とは一からリゼルグ酸等前駆物質を作り、LSDを合成すること、「誘導」は例えば麦角等、植物(というかこの場合菌ですが)に含まれる物質を利用してLSDを合成、つまり半合成をすることを意図したつもりの言葉です(私の訳がまずかったかもしれませんが)。
Love S. Doveが要約欄に書いたサイトは飛ばし飛ばしで流し読みしかしてないのでもし間違っていたら大変申し訳ないのですが、 大意としては、ここで紹介されているmethodは朝顔の種からできるだけ純粋なLSAを抽出しようとするものである。ただ、その抽出物は純度が高まっているものの、まだまだ様々な不純物が混じっている上にLSDではなくLSAであるために、その作用は類似はしているが、厳密には純粋なLSDとは同様ではない。LSAからLSDを合成する方法やその可能性については様々な議論があるが、(専門的な知識やそれなりの設備が必要で素人には困難であるし)それよりは色んなチャンポンを試した方が建設的である、というところでしょうか。しかし、このサイトの記述からはLSAからLSDへの誘導ができないと明言をしているとは判断できないと思います。
万が一LSDがLove S. Doveの記述のように麦角からしか合成されないとあれば、麦角自体が入手困難(多くの国で規制されている上、意図的に麦角を発生させることも困難)であるためにその生産量は非常に不安定かつ少量であり、LSDはあくまで実験的ドラッグとして留まり、その普及率の低さからヒッピー文化やサイケデリック文化等を生み出すことはなかったでしょう。
これについてはジュンク堂でパラパラと立ち読みしただけで私は持ってませんが「乱用薬物密造の化学」という本で、前駆物質の合成やLSDの合成について様々な考察や方法が紹介されています(ただし、記述には所々間違いがあるらしく評価はあまり芳しくない)。
本項冒頭の記述は上記の本を参考にしているため裏付けはあること(この本が絶対的に正しいと言うつもりはありませんが)、サイトの記述は必ずしもLSAからはLSDは誘導できないと明言したとは判断できないことから一応、Love S. Doveの記述を差し戻しておきます。もう一度精査の上お願いします。--にっかん 2008年3月6日 (木) 03:12 (UTC)
- にっかんさん、こんにちは。Psychedelic Drugs Reconsideredは、図書館のカタログにありましたので今度出向いた際に確認します。
- 要約欄のコメントでは、かなり言葉が足りなかったと反省しています。リンク先では、にっかんさんも書いていらっしゃるとおり、議論の余地があると言っており、可能性はゼロではないと言えます。しかしながら、そのような実験に実際に取り組む人がいないんですね。この決定的な理由として、非経済性があげられます。アサガオなどの種を原料に使おうとすると、相当大量な種が必要になります。これはコストがかかりすぎて、現実的ではありません。また、アサガオなどの種にはリゼルグ酸の外に、別のタイプのアルカロイドが含まれている。そのため純粋なLSDが作れない(取り除くために余計な手間がかかる)。
- また英語なんですが、アメリカの麻薬取締局(DEA)が公表している資料LSD Manufactureによると、LSDは、麦角アルカロイドのエルゴタミンを原料にして製造されると書かれています。このエルゴタミン酒石酸は、アメリカ国内では入手困難なため、これを持っているLSD製造業者の数は限られている。しかしながら、少量の原料で大量のLSD生産が可能なので、にっかんさんが書いていらっしゃるような普及の問題はおきないのです。
- ちょっと話がそれるかもしれませんが、Practical LSD Manufactureというアングラ文書(?)では、麦角菌を育てるのは難しくないと書かれています。胞子を器具の中で培養して、ある程度増えたところでライ麦にスプレーする、とある。(が、これは危険なんじゃないだろうか?)2〜3千坪のライ麦畑があれば、アメリカ全土にLSDを供給できるくらいの量の麦角菌が育てられるそうで、またこの菌(Claviceps)はきちんと管理すれば、半永久的に生きているそうです。ただ、この本はその情報の性質上、信頼できる情報源とはいえないかもしれません。「乱用薬物密造の化学」は未読なんですが、やはり上記の本やPsychedelic Chemistryあたりを参考にして書かれてそうな気がしますね。
- 結論としては、
- 1. LSDは麦角から取れるアルカロイドから合成される。
- 2. 他の製造方法は、セオリーとしての可能性はあるが、実用された例はない。
- 現在の記述ですと、アサガオ等から誘導する方法が一般的であるように私には解釈できるのですが、どうでしょうか?--Love S. Dove 2008年3月7日 (金) 20:44 (UTC)
返事が遅れてしまいすみません。ここ数日箱根に滞在していたもので。
このような話は言葉尻をとらえるような議論になるのであまり好きではないのですが、ただ、Love S. Doveの発言からお互いの記述について多少誤解があるような気がしたので、私の記述について補足的に説明します。
朝顔等の種からLSDを合成しようとするのは私も記述しましたが、専門的な技術やそれなりの設備がいること、Love S. Doveの指摘のように非経済的(ハワイアン・ウッドローズ等はLSAをふんだんに含むことから5粒から10粒ほどでLSD1ヒットぐらいの効果を持つようですが)であること等からLSDを合成する一般的な手段とはなり得ないでしょう。しかしだからと言って、これに取り組む人がいない、需要が無いものとは言えないのではないでしょうか。もちろんこの方法は商用ベースには乗りにくいものですが、LSDを購入したことから足がついて逮捕されるのを恐れる人や極小規模のマーケットにおいて、違法であったり非常に入手しにくいものからではなく、合法的なものからできるために一定の需要があるのではないかと思います。一種の地産地消のようなものですね。
そして麦角菌を生育することについてですが、生育は麦角菌さえ手に入れば難しくないでしょう(私はやったことがないので知りませんが)。ただし、私は麦角や麦角菌を「生育困難」ではなく「入手困難」と書いたはずです。
麦角から成分を抽出したものは言わずもがな、麦角や麦角菌自体であっても、例えば日本の「農産物検査手帳」の、本項に特に関係ある部分として様々な農産物につく病気はどこぐらいまでなら認容されるのか、もしくは廃棄されなければならないのかが記述されている箇所がありますが、ここにおいて麦角の混入限度は0.0%となっています。つまり一粒の混入も許されないものとなっており、麦角は防疫上からも厳しく取り締まられています。また、中世に度々流行したとはいえ、麦角は生育環境を整えたからといってすぐ発生するほどありふれたものでもありません。「Practical LSD Manufacture」はいつか私が見た核爆弾の作り方を掲載したサイトを思い起こさせます(《これで本当に核爆発するかどうかはともかく》核爆弾を作る作業自体はいたって簡単でしたが、「材料に書いてあるプロトニウムはどうやって手に入れるんだ」と)。
最後に本項冒頭の記述についてですが、本項冒頭の「Aは○○であるが、B、C、Dからも○○される」という文章は「Aが主、BとCとDは従」として読み取れると思います。
LSD合成の一般的な方法(密造に一般的も何もないような気もしますが)は一から合成した前駆物質やエルゴタミンやエルゴタミン製剤を利用して化学合成することです(前述の通り麦角は入手困難であるため)。エルゴタミンやエルゴタミン製剤はもともと麦角由来のものではありますが、現在これら(正式に製薬会社によって合法的に作られたもの)は麦に発生した麦角それ自体から作られているわけではありません(製薬会社がどこかの山の中にでも麦畑を所有して、麦角菌を麦にスプレーしているとは常識的には考えられないとは思いますが)。
これに対し、入手困難であることに加え、合成時に残留物があれば中毒の可能性もある麦角や合成するのに専門的な技術やそれなりの設備がいることや非経済的であること等から素人には手を出し辛い(「天然のソフトLSD」と呼ばれそのまま食べられることの方が多いと思いますが)ハワイアン・ウッドローズ等、天然の物質からもLSDは(純度はともかくとして)作ることは可能です。ただ、これらは一般的な作り方ではないために従として扱い、「麦角菌やソライロアサガオ、ハワイアン・ベービー・ウッドローズやハワイアン・ウッドローズ(本項より)」と列記しました。--にっかん 2008年3月11日 (火) 16:10 (UTC)
- 冒頭の記述に関して、にっかんさんの意図するところはわかりました。ただ、本項をはじめて訪れた読者は、にっかんさんの意図するとおりに正しく推測しながら読むことができるのでしょうか?私はちょっと厳しかったですよ。本項の大半を書かれたそうで、愛があるのでしょうから、にっかんさんがご自分の言葉で、より明確に書き直されることを提案します。--Love S. Dove 2008年3月15日 (土) 23:13 (UTC)
とりあえず、私の意図していたところを理解していただいたようでよかったです。
まあ、確かに本項に愛が無いと言えば嘘になりますが、これは私が私のためだけに書いたページではないので、編集したいように編集していただければいいと思いますよ(今回は冒頭の一部分の記述が消えてしまったので少し吃驚しましたが)。それで何かあれば例えば今回のようにノートなり会話ページなりで議論をしていけば、それによってますます記事は磨きあげられていくものだと思いますから。
後、これはWikipediaの公式のガイドラインではないのですが、私はWikipediaの編集の基本は、今まで書いてある情報に加えてそこに書いてない情報を加える 「加筆」、もしくは今まで書いてある情報の補足的な情報をそこにある記述と自分の記述を整理した上で組み込んで全体の文章を整理して統一感を出す「整理」だと思っています。そして、もし自分が書こうとしている内容ともともとの内容が相容れない場合、その内容も相手が何らかの意図をもって書いたのですから、いきなりその内容を削除するのではなく、一度ノートで議論をして(呼びかけて)からの方がスムーズにいくのではないでしょうか。
それでは、今までありそうで無かった記事「アヤワスカ」の充実を楽しみにしております。--にっかん 2008年3月19日 (水) 13:01 (UTC)