冬景色
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『冬景色』(ふゆげしき)は、歌曲。文部省唱歌。作詞、作曲ともに不詳。4分の3拍子。
初出は1913年発行の尋常小学唱歌教材第5学年用(第13曲)[1]。
2006年(平成18年)に文化庁と日本PTA全国協議会が「日本の歌百選」に選定した[2]。
歌詞
[編集]- さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の
舟に白し、朝の霜。
ただ水鳥の声はして
いまだ覚めず、岸の家。 - 烏(からす)啼(な)きて木に高く、
人は畑(はた)に麦を踏む。
げに小春日ののどけしや。
かへり咲(ざき)の花も見ゆ。 - 嵐吹きて雲は落ち、
時雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
若(も)し灯火(ともしび)の漏れ来(こ)ずば、
それと分かじ、野辺(のべ)の里。
脚注
[編集]- ^ 文部省編尋常小学唱歌教材解説. 第5編 第5学年
- ^ “日本の歌百選” (PDF). 文化庁. 2024年3月24日閲覧。
関連項目
[編集]- ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原 - ボクくんの下宿先の長女・緑が8月31日にクラス対抗合唱会があるため、この歌をよく庭で練習している。