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円興寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
円興寺
境内
所在地 岐阜県大垣市青墓町880
位置 北緯35度23分55.91秒 東経136度33分20.75秒 / 北緯35.3988639度 東経136.5557639度 / 35.3988639; 136.5557639座標: 北緯35度23分55.91秒 東経136度33分20.75秒 / 北緯35.3988639度 東経136.5557639度 / 35.3988639; 136.5557639
山号 篠尾山
宗派 天台宗
本尊 聖観音菩薩(石上観音)
創建年 伝・790年延暦9年)
開基 伝・最澄
中興年 1658年万治元年)
札所等 西美濃三十三霊場32番
文化財 木造聖観音立像(国の重要文化財)ほか
法人番号 3200005004493 ウィキデータを編集
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円興寺(えんこうじ)は、岐阜県大垣市にある天台宗寺院である。山号は篠尾山。本尊は木造聖観音菩薩立像(国の重要文化財)。西美濃三十三霊場第三十二札場。

かつては山頂に存在していた。旧円興寺跡地には礎石が残り、源朝長の墓、源義朝源義平の供養塔などが残る。現在の円興寺には源朝長の位牌や関わる遺品がある。

沿革

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寺伝によれば、790年延暦9年)、美濃国不破郡青墓(現大垣市青墓町)の大炊氏に懇願され、最澄が開山したという。

1574年天正2年)、織田信長により焼き討ちにあい、全てを焼失する。この際本尊が勝手に動き、石の上へ難を逃れたという。このことから、本尊を石上観音と呼ぶ。

1658年万治元年)に再興され、現在地へ移転する。

文化財

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重要文化財(国指定)

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  • 木造聖観音立像[1] - 像高140.7cm。平安時代中期。カヤ材の一木造。寺伝では最澄作とされ、後に空海が一寸八分の黄金仏を刻み本像の頭上に安置したというが、実際の作者は不明である。

大垣市指定史跡

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  • 源朝長の墓[2]

所在地

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  • 岐阜県大垣市青墓町880

交通アクセス

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その他

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2007年撮影

境内は紅葉の名所であり、飛騨・美濃紅葉三十三選に選定されている。

脚注

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  1. ^ 木造聖観音立像”. 岐阜県. 2013年5月15日閲覧。
  2. ^ 指定文化財一覧表” (PDF). 大垣市 (2013年3月1日). 2013年5月15日閲覧。