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円也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

円也(えんや、? - 1584年天正12年)9月5日)は、安土桃山時代浄土宗の僧。秀蓮社雲誉を号す。筑後国柳川の出身で、俗姓を中西氏という。菊池氏の末裔とも伝わる。周防国の出身との異説もある[1]

略歴

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若い頃より諸国を歴訪し、名僧を尋ねた。

伊勢国悟真寺6代目住職を務めた後、職を辞し関東へ移った。

初め増上寺9世貞把に学び、後に存貞の弟子となった。

1563年永禄6年)存貞より相模国大長寺住職の座を譲り受け、2代目住職となる[2]

1566年(永禄9年)10月14日、増上寺法主の座を存貞より譲り受け、11代目法主となる。

1582年(天正10年)11月、火災により増上寺を焼失。境内の再建に努めるが[3]、この頃より隠棲を志す。

1584年(天正12年)8月、弟子の慈昌に増上寺法主の座を譲り、天光院を開いて隠棲する。

同年9月5日、天光院を念誉春貞に譲り入寂する[4]

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脚注

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  1. ^ 天光院史より、周防説の詳細については記載なし
  2. ^ 相模国風土記稿 大長寺の項
  3. ^ 天光院史 ただし本格的な再建は次代に持ち越される。
  4. ^ 天光院史より
  5. ^ 注記の無い部分については日本仏家人名辞書の記載に拠った

参考文献

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