コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

内須川洸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

内須川 洸(うちすがわ ひろし、1928年1月1日 - 2016年11月10日[1])は、日本の教育心理学者。筑波大学名誉教授。吃音教育が専門。

東京出身[2]。1955年東京大学教育学部卒、1960年同大学院博士課程満期退学、62年「吃音の診断法に関する臨床心理学的研究」で教育学博士。1960年東京慈恵会医科大学助教授、1963年東京学芸大学特殊教育研究施設助教授、1974年大阪教育大学教授、1978年筑波大学教授、92年定年退官、名誉教授、昭和女子大学教授・生活心理研究所所長[3]従四位瑞宝中綬章追贈[4]

著書

[編集]
  • 『臨床児童心理学』協同出版 1969
  • 『吃音診断学序説』風間書房 1986
  • 『言語障害』放送大学教育振興会 1986
  • 『ことばの伸び方・心の成長』全国心身障害児福祉財団 両親指導の手引き書 1993
  • 『言語臨床入門』風間書房 2000

共編著・監修

[編集]
  • 『どもりの話』神山五郎共著 東京大学出版会 東大新書 1967
  • 『人間とコミュニケーション 吃音者のために』大橋佳子,伊藤伸二共訳・編 日本放送出版協会 1975
  • 『言語障害事典』高野清純共著 岩崎学術出版社 1979
  • 『講座言語障害治療教育 1 総説 1』中野善達共編 福村出版 1982
  • 『講座言語障害治療教育 2 総説 2』笹沼澄子共編 福村出版 1982
  • 『講座言語障害治療教育 3 言語発達遅滞』鈴木昌樹共編 福村出版 1982
  • 『講座言語障害治療教育 4 構音障害』長沢泰子共編 福村出版 1982
  • 『講座言語障害治療教育 5 吃音』神山五郎共編 福村出版 1982
  • 『講座言語障害治療教育 6 難聴』中野善達共編 福村出版 1982
  • 『講座心理臨床の実際 6 吃音の心理臨床』編 福村出版 1984
  • 『幼児吃音に関する診断・治療法研究』早坂菊子共著 風間書房 1988
  • 『言語障害用語辞典』監修 風間書房 1991

翻訳

[編集]
  • M.E.ブラック『学校における言語治療』若葉陽子共訳 日本文化科学社 言語障害基礎シリーズ 1967
  • ヴェンデル・ジョンソン『どもりの相談』日本文化科学社 1967

論文

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ おくやみ・内須川洸氏:東京新聞
  2. ^ 訃報に藤沢市出身とあるが他の史料では東京出身。
  3. ^ 『現代日本人名録』
  4. ^ 『官報』6922号、平成28年12月19日