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内藤明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
内藤 明
誕生 (1954-08-10) 1954年8月10日(70歳)
東京都大田区東馬込
職業 歌人
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 早稲田大学卒業
ジャンル 短歌
所属 短歌結社 まひる野
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内藤 明(ないとう あきら、1954年8月10日 - )は、日本国文学者万葉学者歌人早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授。 宮中歌会始の儀」選者。

人物

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専門は、万葉集を中心とした日本古代の詩歌の研究。加えて、古代から近代・現代に至る和歌・短歌などの日本文学を通して、日本文化の変遷、伝統と革新、現代文化のあり様を広く考察する。

歌人としても活動し、正統的な格調を備えた作品を中心に[1]、「食」を題材とした作品なども少なくない[2]

第三歌集『斧の勾玉』は、芸術選奨新人賞寺山修司短歌賞を受賞した。「上代文学会」常任理事、現代歌人協会賞選考委員、歌壇賞選考委員のほか、宮中歌会始の選者を務める。

略歴

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学外での活動

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受賞歴

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著書

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  • 『はじめて学ぶ日本文学史』(分担執筆)(2010) ミネルヴァ書房
  • 『万葉集神事語辞典』(分担執筆)(2008) 國學院大學日本文化研究所
  • 『正岡子規 斎藤茂吉』(2008) 晃洋書房
  • 『窪田空穂-人と文学』/「窪田空穂の短歌鑑賞」(2007) 柊書房
  • 『比較文化の可能性』/「〈近代化〉と〈短歌〉」(2007) 成文堂
  • 『万葉の歌人と作品巻12巻』/「万葉秀歌抄」(2005) 和泉書院
  • セレクション歌人21 内藤明集』(単著)(2005) 邑書林
  • 『高市黒人・山部赤人』/「山部赤人秀歌鑑賞」(2005) おうふう
  • 『窪田空穂歌文集』/「窪田空穂年譜・著書目録」(2004) 講談社文芸文庫
  • 『名歌・名句鑑賞辞典』(項目執筆)(2004) 三省堂
  • 『現代短歌大事典 普及版』(編集委員)(2004)三省堂
  • 『斧と勾玉』(歌集)(2003) 砂子屋書房
  • 『近代短歌の鑑賞77』(2002) 新書館
  • 『「音」の万葉集』/「『万葉集』に鳴く鳥」(2002) 笠間書院
  • 『万葉集研究第25集』/「二景対照様式の生成と展開」(2001) 塙書房
  • 『万葉の歌人と作品 第7巻』/「筑波山に登る歌」(2001) 和泉書院
  • 『万葉ことば事典』(項目執筆)(2001) 大和書房
  • 『現代短歌大辞典』(共編集)(2000) 三省堂
  • 『柿本人麻呂 全』/「吉野讃歌」(2000) 笠間書院
  • 『古代文学の思想と表現』(戸谷高明編)/「短歌の構造と主体」(2000) 新典社
  • 『現代短歌ハンドブック』(項目執筆)(1999) 雄山閣
  • 『佐佐木幸綱の世界10』/「柿本人麻呂の世界」(1999) 河出書房新社
  • 『戦後短歌結社史』(共編集)(1998) 短歌新聞社
  • 『短歌名言辞典』(項目執筆)(1997) 東京書籍
  • 『うたの生成・歌のゆくえ-日本文学の基層を探る』(単著)(1996) 成文堂
  • 『海境の雲』(歌集)(1996) ながらみ書房
  • 『西本願寺本萬葉集巻十一』翻刻(1995) おうふう
  • 『現代の短歌』/「現代短歌と都市」(1994) 勉誠社
  • 『自然と技術』/「自然描写の成立」(1993) 勉誠社
  • 『和歌の本質と表現』/「最近における本質と表現の研究」(1993) 勉誠社
  • 『壺中の空』(歌集)(1991) ながらみ書房
  • 『一冊の講座古今和歌集』/「万葉・古今・新古今の歌風の特色」「晴と褻」(1987) 有精堂
  • 『虚空の橋』(歌集)(2015)短歌研究社
  • 『薄明の窓』(歌集)(2018)砂子屋書房
  • 『内藤明歌集』(2018)砂子屋書房
  • 『続内藤明歌集』(2018)砂子屋書房

脚注

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  1. ^ 藤原龍一郎「内藤明論-葛藤から格調へ」『セレクション歌人21 内藤明集』 邑書林、2005年。
  2. ^ 『 内藤明の飲食(おんじき)の歌 短歌一口講座 鍋』 「初めての俳句・短歌」  日本経済新聞 土曜夕刊 ―〈耳を澄まして あの歌この句〉 2011年12月10日。
  3. ^ 「内藤明略歴」『セレクション歌人21 内藤明集』 邑書林、2005年。
  4. ^ 武川先生、そして佐々木君

外部リンク

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