コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

兵藤正之助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

兵藤 正之助(ひょうどう まさのすけ、1919年12月2日[1] - 1995年10月1日[2])は、文芸評論家。

長崎県生まれ。京都帝国大学哲学科卒。久松真一に仏教を学ぶ。戦後、京都の生活社に勤め[3]、文学者たちと交流、文芸評論を書く。1950年代に関東学院女子短期大学助教授、のち関東学院大学教授、1985年定年[4]、名誉教授。関東学院大学では兵藤奨学金を出している[5]

著書

[編集]
  • ロマン・ロラン 生涯と芸術』蜷川譲共著 社会思想研究会出版部・現代教養文庫 1958
  • 『ロマン・ロランの世界 「ジャン・クリストフ」と「魅せられた魂」を中心に』論争社 1962 ぺりかんしんしょ のちぺりかん社、1967
  • 正宗白鳥論』勁草書房 1968
  • 野間宏論』新潮社 1971
  • 坂口安吾論』冬樹社 1972
  • 『坂口安吾』講談社現代新書 1976
  • 武田泰淳論 昭和史に閃鑠する作家』冬樹社 1978
  • 川端康成論』春秋社 1988
  • 『わが昭和の青春 心のルーツをたずねて』春秋社 1990
  • 『立原正秋』(編集・評伝/吉本ばなな共著) -新潮日本文学アルバム 1994

[編集]
  1. ^ 文藝年鑑1978
  2. ^ 朝日新聞訃報
  3. ^ 『西洋古典学会』発足の頃(2) - 日本西洋古典学会
  4. ^ 「兵藤正之助先生略歴・著作年譜 (兵藤正之助先生定年記念特集) 『関東学院大学文学部紀要』1985
  5. ^ 関東学院大学 文学部