コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

共産主義批判の常識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
共産主義批判の常識
(きょうさんしゅぎひはんのじょうしき)
著者 小泉信三
発行日 1949年3月15日
1954年12月25日
1969年2月24日
1976年6月30日
2017年8月10日
発行元 新潮社
新潮社新潮文庫
日本ソノサービスセンター
講談社講談社学術文庫
中央公論新社中公クラシックス
ジャンル 思想評論経済学
日本の旗 日本
形態 単行本、文庫本
ページ数 (新潮社版)175頁
(新潮文庫版)225頁
(日本ソノサービスセンター版)258頁
(講談社学術文庫版)228頁
(中公クラシックス版)196頁
公式サイト 中央公論新社
コード ISBN 978-4-06-158044-2
ISBN 978-4-12-160176-6
ウィキポータル 経済学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

共産主義批判の常識』(きょうさんしゅぎひはんのじょうしき)は、1949年(昭和24年)に刊行した小泉信三の著作で、古典派経済学の立場から共産主義マルクス経済学を研究した上で合理的な批判をしたものと評価されている。

目次

[編集]

初刊単行判は1949年(昭和24年)3月15日新潮社で出版、その年のベストセラーになった。
初版単行本は「階級と民族」までの全6篇。、文庫判(1954年(昭和29年)12月25日新潮文庫)で「搾取論」「共産党宣言の今昔」が追加。
のち1969年(昭和44年)2月24日に日本ソノサービスセンター、1976年(昭和51年)6月30日講談社学術文庫2017年(平成29年)8月10日中公クラシックスで新版再刊。

  1. 再建と共産主義
  2. 東欧と西欧
  3. エルフルト綱領の教訓
  4. 社会主義批判
  5. マルクシズム概観
  6. 階級と民族
  7. 搾取論
  8. 共産党宣言の今昔

書誌情報

[編集]
  • 『共産主義批判の常識』新潮社、1949年3月15日、175頁。 
  • 『昭和文学全集 第27巻(小泉信三集)』角川書店、1953年。  - 収録:「マルクス死後五十年」、「学窓雑記」、「大学生活」、「社会思想史研究」、「読書雑記」、「福沢諭吉」、「共産主義批判の常識」、「私とマルクシズム」、「今の日本」、「読書の記憶」、「共産主義と人間尊重」、「平和論」、「朝の思想」、「旅信」。
  • 『共産主義批判の常識』新潮社〈新潮文庫〉、1954年12月25日、225頁。 
  • 『小泉信三全集 第10巻』文藝春秋、1967年。  - 収録:「共産主義批判の常識」、「私とマルクシズム」、「共産主義と人間尊重」、「追録」。
  • 『共産主義批判の常識』日本ソノサービスセンター、1969年2月24日、258頁。 
  • 『現代日本文学大系97(現代評論集)』筑摩書房、1973年。  - 「共産主義批判の常識」(抄)を収録。
  • 『共産主義批判の常識』講談社〈講談社学術文庫44〉、1976年6月30日、228頁。ISBN 978-4-06-158044-2 
  • 『共産主義批判の常識』楠茂樹・楠美佐子 解説、中央公論新社〈中公クラシックス J66〉、2017年8月9日、196頁。ISBN 978-4-12-160176-6  - 小泉 (1954)を改訂再刊。

脚注

[編集]

参考文献

[編集]
  • 川崎巳三郎 著「「共産主義批判の常識」の批判――主として経済論について」、労働文化社 編『批判と反批判 マルクシズムに対決するもの』労働文化社、1949年。 
  • 宮川實「批判と質問に答へて――小泉信三「共産主義批判の常識」について」『資本論研究』第6巻、青木書店、1949年、59-70頁。 
  • 石上良平「小泉信三著「共産主義批判の常識」――資本主義擁護の非常識」『知性』第2巻第6号、国土社、1949年6月、48-49頁。 
  • 大谷三夫「現代保守思想の頭脳-2-小泉信三著「共産主義批判の常識」について――戦後日本の反動化-4-」『理論』通号10・11、理論社、1949年11月、122-125頁。 
  • 姉歯三郎「常識はずれの批判――小泉信三著「共産主義批判の常識」」『何を読むべきか』第1巻第1号、農民の友社、1950年1月、46-47頁。 
  • 遠藤湘吉「小泉信三「共産主義批判の常識・通俗理論の限界」――戦後ベストセラー物語-11-」『朝日ジャーナル』第7巻第53号、朝日新聞社、1965年12月、42-46頁、ISSN 0571-2378 

外部リンク

[編集]