八甲田トンネル
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座標: 北緯40度46分44.6秒 東経140度55分49.7秒 / 北緯40.779056度 東経140.930472度
開業前の設備工事中の八甲田トンネル七戸側坑口 | |
概要 | |
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路線 | 東北新幹線 |
位置 | 青森県(七戸十和田駅-新青森駅間) |
現況 | 供用中 |
起点 | 青森県上北郡七戸町 |
終点 | 青森県青森市 |
運用 | |
建設開始 | 1999年(平成11年)6月 |
完成 | 2005年(平成17年)2月27日 |
開通 | 2010年(平成22年)12月4日 |
所有 | 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 |
管理 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
通行対象 | 鉄道車両(新幹線専用) |
技術情報 | |
全長 | 26,455m |
軌道数 | 2(複線) |
軌間 | 1,435mm(標準軌) |
電化の有無 | 有(交流25,000V・50Hz) |
設計速度 | 260km/h |
勾配 | 10‰ |
最小曲線半径 | 8,000m |
八甲田トンネル(はっこうだトンネル)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北新幹線の七戸十和田駅 - 新青森駅間にある新幹線専用のトンネルである。東岳山地・折紙山の北麓下を通り七戸町と青森市との間に位置する。全長26,455m。2005年2月27日に貫通した。2010年12月4日に供用を開始し、岩手一戸トンネルを抜いて日本でもっとも長い陸上鉄道トンネルとなった。
また開業時点ではなく貫通時点で比較すると、2005年2月27日の貫通時点で岩手一戸トンネルを抜いて、世界一長い陸上鉄道トンネルとなっていたが、同年4月28日、約2か月後にスイスのレッチュベルクベーストンネル(全長約34.6km)がこれを上回った。レッチュベルクベーストンネルは単線断面で掘られているため、複線断面の陸上トンネルとしては八甲田トンネルが、2010年12月4日の開業時点で世界最長となっている。
なお、2031年予定の北海道新幹線札幌延伸により、新函館北斗駅 - 新八雲駅(仮称)間で掘削中の渡島トンネル(全長32,675m[1])が本トンネルを上回る予定である。
建設は独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が担当している。貫通までの建設費は667億円。
施工を担当したのは、佐藤工業JV、清水建設JV、鹿島建設JV、奥村組JV、飛島建設JV、前田建設工業JV。
歴史
[編集]- 1998年8月 - 準備工事着手
- 1999年6月 - 掘削開始
- 2000年12月14日 - 市ノ渡工区内で発生した土砂崩れで作業員1人が死亡
- 2005年2月27日 - 貫通
- 2006年10月 - 七戸側でレール発進式
- 2007年7月 - 青森側でレール発進式
- 2010年12月4日 - 東北新幹線の該当区間開業に伴い供用開始
周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ “32キロの陸上トンネル誕生へ 北海道新幹線、国内最長”. 北海道新聞 どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年7月22日) 2016年7月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東北新幹線八甲田トンネルの施工 - 世界一長い陸上複線トンネル - (日本建設機械施工協会、『建設の施工企画』2005年11月号)