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八桙神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八桙神社
所在地 徳島県阿南市長生町宮内463
位置 北緯33度55分12.7秒 東経134度36分58.9秒 / 北緯33.920194度 東経134.616361度 / 33.920194; 134.616361 (八桙神社)座標: 北緯33度55分12.7秒 東経134度36分58.9秒 / 北緯33.920194度 東経134.616361度 / 33.920194; 134.616361 (八桙神社)
主祭神 大己貴命
社格 式内社旧郷社
創建 (伝)753年天平勝宝5年)[要出典]
別名 八鉾神社
地図
八桙神社の位置(徳島県内)
八桙神社
八桙神社
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八桙神社(やほこじんじゃ)は、徳島県阿南市長生町に鎮座する神社である。

歴史

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天平勝宝5年(753年)の創建とされる[要出典]元慶7年(883年)、神階従五位上を授けられる。長寛元年(1163年)に二条天皇勅願所となり、紺紙金泥法華経(後に国指定重要文化財[1])を奉納され、田地5神領として寄進された。『土佐日記』によれば、紀貫之海賊を避けるため祈願したとされる。

古事記』にまつわる大国主命を祀った延喜式内社で、大己貴命立像や男神立像などは国の重要文化財に指定されている。中でも神社が所有する1163年長寛元年)の紙本墨書『二品家政所下文』(にほんけまんどころくだしぶみ、重文[1])は、徳島県に現存する最古の文書といわれている。2022年3月27日、これら文化財を保管する収蔵庫の完成神事が行なわれた[1]

1991年平成3年)、徳仁天皇行幸を受けた。また別当寺に八桙寺がある。

祭神

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  • 大己貴命
    他三十四柱の神々
  • 祭神について『神名帳考證』『阿波志』では八千矛神、『特撰神名牒』『大日本史神祇志』では祭神八桙神は建御名方神の子または曾孫としており[2][3]、『諸系譜』第六冊の「長公系図」には、弟を意味する「イロト(色止・伊呂止)」を名にする伊侶止命の子に八上乃命(やかみのみこと)が挙げられており、これが八桙神、つまり建御名方神の子・八杵命にあたると考えられる[3]

境内社

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  • 奥山神社
  • 天神社
  • 山神社
  • 大将軍神社

文化財

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重要文化財(国指定)
  • 木造大己貴命立像 像高108.8cm
  • 木造男神立像 像高81.2cm
  • 紙本墨書二品家政所下文1巻(附 紺紙金泥法華経8巻)

交通

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脚注・参考文献

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  1. ^ a b c 「地域の宝 後世に収める/収蔵庫が完成 徳島」『読売新聞』朝刊2022年5月1日(紡ぐ面)
  2. ^ 延川和彦「諏訪氏系図」『修補諏訪氏系図.正編』(飯田好太郎、大正10年)18頁
  3. ^ a b 宝賀寿男『長髄彦の後裔とその奉斎神社』2008年

外部リンク

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