全世界海洋情報サービスシステム
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全世界海洋情報サービスシステム(ぜんせかいかいようじょうほうサービスシステム、Integrated Global Ocean Service System)とは、海洋観測データの国際的な収集・利用のための計画[1]。
略称はIGOSS。
全世界海洋情報サービス計画、総合世界観測網計画、アイゴス計画ともよばれる。
解説
[編集]1963年にユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)に固定海洋観測所(Fixed Ocean Stations)に関する作業部会が設置され、その作業部会に世界気象機関(WMO)が加わり、これがIGOSSの原形となる。当初の名称はIntegrated Global Ocean Station Systemであったが、目的の変更とともに現在の名称になった。1999年の世界気象会議とIOC総会において、IGOSSはWMOの海洋気象委員会(Commission for Marine Meteorology、CMM)とともにWMO/IOC 合同海洋・海上気象専門家委員会(Joint WMO/IOC Technical Commission for Oceanography and Marine Meteorology、JCOMM)を構成し、両者はJCOMMとして活動を開始した。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- World Meteorological Organization (WMO) (2020), The Establishment of the Joint WMO/IOC Technical Commission for Oceanography and Marine Meteorology: A Personal History, 02, ISBN 978-92-63-11250-7
- 「アイゴス計画」『日本大百科全書(ニッポニカ)』 。コトバンクより2021年9月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 『全世界海洋情報サービスシステム』 - コトバンク