入谷寛
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人物情報 | |
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生誕 |
1979年10月13日 日本大阪市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 甲陽学院中学校・高等学校、京都大学理学部、 京都大学大学院理学研究科 |
学問 | |
研究分野 | 微分幾何学・代数解析 |
博士課程指導教員 | 中島啓 |
指導教員 | 深谷賢治 |
学位 | 博士(理学)[1] |
称号 | 京都大学大学院理学研究科教授 |
主な業績 | ミラー対称性の研究 |
学会 | 日本数学会 |
主な受賞歴 | 2016年 日本数学会春季賞 |
公式サイト | |
https://www.math.kyoto-u.ac.jp/~iritani/index.html |
入谷 寛(いりたに ひろし、1979年10月13日 - )は、日本の数学者。京都大学大学院理学研究科数学教室教授。 専門は微分幾何学、代数解析学・数理物理学。ガンマ構造の導入により量子コホモロジーとミラー対称性の研究に新たな展開をもたらした。博士課程指導教員は中島啓。
人物
[編集]1979年大阪生まれ、甲陽学院中学校・高等学校を経て、1998年4月京都大学理学部入学[2]、2001年4月京都大学大学院理学研究科に進学(飛び級)。深谷賢治、中島啓の下で研究を行い、2005年3月25歳で博士号[1]を取得(課程1年短縮)、2006年10月 九州大学大学院数理学研究院助教、在職中の2007年10月から2年間ロンドン・インペリアル・カレッジに留学、2010年4月京都大学大学院理学研究科数学教室准教授、2018年4月 同教授。グロモフ・ウィッテン不変量とミラー対称性をはじめとして量子D加群に関する研究を進め、ガンマ構造の導入による量子コホモロジーとミラー対称性の新たな展開を行った。
職歴
[編集]- 2006年10月 九州大学大学院数理学研究院助教
- 2007年10月 Research Associate, London Imperial College
- 2010年 4月 京都大学大学院理学研究科数学教室准教授
- 2018年 4月 同 教授
業績
[編集]- グロモフ・ウィッテン不変量とミラー対称性の研究
- 量子D加群に関する研究
- ガンマ構造の導入による量子コホモロジーとミラー対称性研究の新展開
顕彰・招待講演
[編集]- 2007年 井上奨励賞 井上科学振興財団
- 2009年 建部賢弘賞(特別賞) 日本数学会 [3]
- 2011年 科学技術分野の文部科学大臣表彰(若手科学者賞)
- 2015年 幾何学賞 日本数学会 [4]
- 2016年 春季賞 日本数学会 [5]
- 2018年 日本学術振興会賞 日本学術振興会
- 2022年 ICM 2022 Virtual 招待講演者[6]
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Quantum D-modules and equivariant Floer theory for free loop spaces『量子D加群と自由ループ空間に対する同変フレア理論』、京都大学、2005年。博士(理学)。NAID 500000315555
- ^ Curriculum Vitae(英文)
- ^ 日本数学会賞建部賢弘賞受賞者リスト
- ^ 幾何学賞受賞者リスト
- ^ 彌永賞・日本数学会賞受賞者リスト
- ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)