入江駅
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(入江信号場から転送)
入江駅 | |
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2007年当時の新興駅。 「新興駅」の駅名標がある駅舎はかつて入江駅の駅舎で、「入江駅」の駅名標が掲げられていた(※現在は撤去済)。 | |
いりえ Irie | |
上は新子安駅 | |
所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区守屋町 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
電報略号 | イリ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月15日 |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)3月14日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 東海道本線貨物支線(高島線) |
キロ程 | 3.5 km(鶴見起点) |
◄鶴見 (3.5 km) (2.1 km) 東高島► | |
所属路線 | 東海道本線貨物支線(新興線) |
キロ程 | 0.0 km(入江起点) |
(2.7 km) 新興► |
入江駅(いりええき)は、かつて神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-14にあった日本国有鉄道(国鉄)東海道本線貨物支線(通称、高島線および新興線)の貨物駅(廃駅)である。電報略号は、イリ。
駅概要
[編集]京浜工業地帯に位置し、駅周辺には多くの工場が立ち並んでいる。当駅はそれらからの専用線が多く接続していた。
最盛期の1970年代には、駅東側にある麒麟麦酒横浜工場や日本石油精製(現・ENEOS)横浜製油所第一工場、南側にある安田倉庫や日本配合飼料、西側にある太陽油脂、出田町埠頭にあるケイヒンへの専用線がそれぞれ分岐していた。
しかし鉄道貨物輸送の衰退に伴い専用線は順次廃止され貨物取扱量が減少、1985年(昭和60年)に隣駅の新興駅に併合され廃駅となった。そのため、当駅は新興駅として存続したが、その新興駅も2010年(平成22年)に廃駅となっている。なお、入江駅から引き継いだ新興駅駅舎の跡地は京浜急行バス新子安営業所の用地となった。
なお、新興駅の構内扱いとなった後も日本石油精製専用線はパラフィンなどを発送していたが、1999年(平成11年)10月に廃止になった。
歴史
[編集]- 1917年(大正6年)6月17日:入江信号所開設[1]。
- 1922年(大正11年)4月1日:入江信号場に改称。
- 1929年(昭和4年)9月15日:貨物駅に昇格、入江駅として開業[1][2]。
- 1934年(昭和9年)3月1日:新興駅へ分岐する貨物支線(新興線)が開通[1]。
- 1949年(昭和24年)6月6日:小口扱貨物の取扱を廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:新興駅に併合される形で廃止[1][4]。
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 4 関東2、新潮社、2008年、33頁。ISBN 978-4-10-790022-7。
- ^ 「鉄道省告示第178号」『官報』1929年09月10日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 「日本国有鉄道公示第49号」『官報』1929年06月04日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 1985年(昭和60年)3月12日日本国有鉄道公示第178号「駅の廃止」