元賛
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元 賛(げん さん、生没年不詳)は、北魏・西魏の皇族。広平王。西魏の十二大将軍のひとり。
経歴
[編集]広平王元悌の子として生まれた。広平王の爵位を嗣いだ。532年(永熙元年)12月、驃騎大将軍・開府儀同三司の位を受けた。534年(永熙3年)、叔父の孝武帝に従って関中に入った。孝武帝が宇文泰に殺害されると、元賛を皇帝に擁立する動きがあったが、結局元宝炬(文帝)が擁立された。535年(大統元年)1月、西魏が建てられると、元賛は司徒に上った。537年(大統3年)4月、太尉に転じた。543年(大統9年)7月、司空となった。553年(廃帝2年)11月に尚書の元烈が宇文泰に殺された事件について、皇帝元欽が不満を漏らしたため、元賛は淮安王元育とともに泣いて諫めたが聞き入れられず、翌554年1月に元欽は廃位された。
伝記資料
[編集]- 『北史』巻5 魏本紀第5