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元素構成比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
元素の存在度から転送)

元素構成比(げんそこうせいひ)とは、対象になるものの中にどの元素がどれほど含まれているかを表示するものである。

宇宙

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太陽系

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地球

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地球全体

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地球の元素存在度英語版

大気

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大気の組成は、粉塵ミスト水蒸気を除いた、成分気体の体積比(vol%)で表すのが普通である。

成分気体[要追加記述] 体積比(vol%)[1]
窒素ガス N2 78%
酸素ガス O2 21%
アルゴンガス Ar 00.93%
炭酸ガス CO2 00.039%

[要出典]

重量比(wt%)で表すと以下のようになる。

構成元素[要追加記述] 重量比(wt%)
窒素 N 75.5%
酸素 O 23.2%
アルゴン Ar 01.3%
炭素 C 00.016%

海水

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地殻

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構成元素[要追加記述] 存在比率
二酸化ケイ素 57.3%
酸化アルミニウム 15.9%
酸化鉄 9.1%
酸化カルシウム 7.4%
酸化マグネシウム 5.3%
酸化ナトリウム 3.1%
酸化カリウム 1.1%
酸化チタン 0.9%

出典:Tayler & S.H.McLennan 著『The Continental Crust, 1985』

マントル

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構成元素[要追加記述] 存在比率
二酸化ケイ素 46%
酸化マグネシウム 37.8%
酸化アルミニウム 4.1%
酸化鉄 7.6%
酸化カルシウム 3.2%
酸化ナトリウム 0.3%

出典:A.Zindler & S.Hart 著『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』

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に含まれる元素構成比率を示す。

構成元素 存在比率
89.6%
ニッケル 5.4%
酸素 4.7%
コバルト 0.2%

出典:A.Zindler & S.Hart 著『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』

人体

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以下は、人体70キログラムに含まれる各元素の体内存在量である。

多量元素

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多量元素とは、体内存在量が1%を超えるもので、体内の98.5%を占めている。6元素ある。

構成元素 存在量(キログラム)
酸素 45.50
炭素 12.60
水素 7.00
窒素 2.10
カルシウム 1.05
リン 0.70

少量元素

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少量元素とは、体内存在量が0.01%~1%のもので、多量元素と合わせて体内の99.4%を占めている。5元素ある。

構成元素 存在量(g)
硫黄 175
カリウム 140
ナトリウム 105
塩素 105
マグネシウム 105

微量元素

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微量元素とは、体内存在量が0.0001%~0.01%(1ppm~100ppm)のものである。10元素ある。

構成元素 存在量(mg)
6×103
フッ素 3×103
ケイ素 2×103
亜鉛 2×103
ストロンチウム 320
ルビジウム 320
臭素 不明
120
マンガン 100
80

超微量元素

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超微量元素とは、体内存在量が0.0001%(1ppm)未満のものである。14元素ある。

構成元素 存在量(mg)
アルミニウム 60
カドミウム 50
スズ 20
バリウム 17
水銀 13
セレン 12
ヨウ素 11
モリブデン 10
ニッケル 10
ホウ素 10
クロム 2
ヒ素 2
コバルト 1.5
バナジウム 不明

出典:『Newton 完全図解周期表 第二版 ~ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる~』、株式会社 ニュートンプレス、2011年10月20日発行

必須微量元素

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ヒトで必須性が認められている、微量元素、超微量元素を、必須微量元素と呼ぶ。以下の9元素が必須微量元素であるとされている。 亜鉛マンガンセレンヨウ素モリブデンクロムコバルト

多量元素、少量元素も、必須であるため、合計すると20元素が必須な元素となる。

出典:『元素118の新知識 引いて重宝、読んでおもしろい(ブルーバックス)』桜井弘講談社、2017年8月17日発行

出典:『ミネラルの働きと健康』渡辺和彦農山漁村文化協会、2011年10月1日発行

脚注

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  1. ^ 理科年表 平成30年』p. 87.

参考文献

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『Newton 完全図解周期表 第二版 ~ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる~』、株式会社 ニュートンプレス、2011年10月20日発行

『The Continental Crust, 1985』、Tayler & S.H.McLennan、1985年

『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』、A.Zindler & S.Hart、1986年

関連項目

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外部リンク

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