元城 (陸奥国)
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元城 (青森県) | |
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別名 | 深浦館、深浦元城 |
城郭構造 | 山城 |
築城主 | 安東氏 |
築城年 | 不明 |
主な城主 | 安東氏、葛西頼清、千葉弾正 |
廃城年 | 戦国時代 |
指定文化財 | 町指定史跡 |
位置 | 北緯40度38分06.2秒 東経139度55分33.8秒 / 北緯40.635056度 東経139.926056度 |
地図 |
元城(もとじろ)は、青森県西津軽郡深浦町にあった日本の城(山城)。深浦町指定史跡[1]。
概要
[編集]深浦港の南方500メートルの沢に挟まれた丘陵端に位置する。南方に5本の空堀があり、他の三方は沢に続く急斜面となっている。曲輪は2つあり、北側の一段高い位置に東西33メートル、南北88メートルの主郭がある。二の郭は東西80メートル、南北100メートルほどの規模だった。
南部氏によって所領を失った安東氏が当地に来て再起を図り、当城を築いた。その後、葛西頼清が本拠とした。最後の城主は千葉弾正で、戦国時代まで使用されていたものと推測される。
構造
[編集]城の規模 東西150m×南北200m。 内部は北郭(東西30m×南北80m)、 南郭(東西80m×南北100m)、南郭は南北に3段に分かれている。 西側斜面に敷設された帯郭は5〜15mの幅を持つ。
深浦館最大の特徴は、南側の幅50〜60mの稜線を直線状に断ち切った五重堀で、北東北ではほとんど類例のない大規模な遺構。 南郭に隣接したものが一番規模が大きく、幅10m×深さ7〜8mほどとなっている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典(2.青森県)』、角川書店、1988年
- 日本歴史地名大系 (オンライン版)