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元 凝(げん ぎょう、生年不詳 - 533年)は、北魏の皇族。字は定興。
章武王元彬の子として生まれた。恒州征虜録事参軍を初任とし、護軍長史に累進した。前将軍・太中大夫となった。528年(永安元年)、東安王に封じられた。持節・安東将軍・兗州刺史に任じられ、安東将軍のまま済州刺史に転じた。533年(永熙2年)、死去した。持節・都督滄瀛冀三州諸軍事・驃騎大将軍・冀州刺史の位を追贈された。
子の元彦友が後を嗣ぎ、東魏の武定年間に光禄大夫となった。
- 『魏書』巻19下 列伝第7下
- 『北史』巻18 列伝第6