偏波分割複信
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偏波分割複信(へんぱぶんかつふくしん、英語:polarization division duplex、略称:PDD)は、送信と受信とに同じ周波数を割り当て、全二重通信を行う電気通信技術である。複信の一方式である。
特徴
[編集]次のような特徴がある。
- 同一周波数帯域で同時に送受信ができる。
- 隣接配置送受信アンテナ間の高アイソレーションが必要である。→ 直交偏波導波管スロットアレーアンテナとキャンセラで100dB達成した。
- 周波数利用効率は、周波数分割複信や時分割複信の2倍となる。
学会発表にて実機公開されたPDD無線通信装置の写真
The 3rd IEEE Tokyo Young Researchers Workshop, 2006年12月11日(金)開催において、IEEE最優秀賞及びビジネスプラン賞の2つを受賞している。
上側が送信用と受信用の25GHz帯無線装置部品を内蔵した直交偏波対応一層構造逆相給電導波管スロットアレーアンテナで、下側が回り込み信号キャンセラー部分
用途
[編集]- 固定無線通信(Fixed Wireless Access: FWA)で用いられる。
- 主にマイクロ波帯、準ミリ波帯、ミリ波帯で使われる。
関連項目
[編集]- 周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD):複数の周波数帯を用いて送信・受信を同時に行う全二重通信
- 時分割複信(Time Division Duplex、TDD): 時間軸圧縮を行い、同一周波数を用いて送信・受信を切り替えて行う全二重通信
- ワイヤレスファイバー