倉田保雄
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倉田 保雄(くらた やすお、1924年3月19日[1] - 2011年11月18日[2])は、国際問題評論家、エッセイスト。
略歴
[編集]東京都生まれ。暁星中学を経て1945年慶應義塾大学経済学部卒業後、時事通信、ロイター、UPI通信社東京支局勤務。
1952年フルブライト留学生として米国留学。1953年共同通信に入社。ロンドン特派員、パリ支局長、編集委員。早稲田大学・慶大講師。
1989年から2002年までNHK「視点・論点」のコメンテーター。1994年フランス国家功労勲章(シュバリエ級)受章。ヨーロッパ特に英国、フランスについての著書多数。
2011年11月18日、虚血性心疾患のため死去。87歳没[2]。
著書
[編集]- 夫婦留学 アメリカ通信(六興出版社、1953年)
- 女王のいる共和国イギリス(恒文社、1966年/「女王陛下と英国気質」、三修社文庫、1984年8月)
- セーヌのほとり パリ祭(ホンヤク出版社、1974年/廣済堂文庫、1995年2月)
- ジャポネとフランセ パリ特派員の日仏比較観察論(サイマル出版会、1975年)
- パリ探訪記 いつどこでなにを(倉田文子共著、三修社〈コロンブックス〉、1975年/三修社文庫、1983年6月)
- パリ・私のプルコワ 続・ジャポネとフランセ(サイマル出版会、1977年)
- エリセーエフの生涯 日本学の始祖(中公新書、1977年4月)
- 夏目漱石とジャパノロジー伝説 「日本学の父」は門下のロシア人・エリセーエフ(近代文芸社、2007年4月)。改訂版
- ニュースの商人ロイター(新潮選書、1979年7月/朝日文庫、1996年1月)
- ジョンブルとマリアンヌ 現代ヨーロッパ診断(文藝春秋、1980年9月)
- エスプリ入門 ニュースのなかの微笑(朝日イブニングニュース社、1980年2月)
- 国際情報に強くなる 世界の動きの読み方(PHP研究所、1982年9月)
- エッフェル塔ものがたり(岩波新書、1983年4月)
- エッフェル塔ミステリー(近代文芸社、2010年2月)。改訂版
- スクープ 国際報道の舞台裏(講談社現代新書、1985年10月)
- ナポレオンの馬 パリ特派員の週末(筑摩書房、1987年9月)
- ヤルタ会談 戦後米ソ関係の舞台裏(筑摩書房〈ちくまライブラリー〉、1988年7月)
- 新ジャポネとフランセ ボンジュールさん、こんにちは(サイマル出版会、1990年12月)
- 実話リーダー論(情報センター出版局、1991年5月)
- エープリル・フール物語(文藝春秋、1993年3月)
- ニュースの料理人 できたての世界史と煮詰めた情報(廣済堂出版、1994年4月)
- 女王陛下の英語 エレガンスとユーモア(講談社現代新書、1994年4月)
- なぜフランス人は自信満々なのか(海竜社、1998年2月)
- ナポレオン・ミステリー(文藝春秋〈文春新書〉、2001年8月)
- ヨーロッパ取材ノート(三修社、2004年3月)
- 世界の王室の真実(海竜社、2006年2月)
翻訳
[編集]- ケネディとともに12年(エベリン・リンカーン、宮川毅共訳、恒文社、1966年)
- ケレンスキー回顧録(アレクサンドル・ケレンスキー、宮川毅共訳、恒文社、1967年、改題「ロシアと歴史の転換点」)
参考
[編集]- 著書記載の紹介文
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.218
- ^ a b 訃報:倉田保雄さん87歳=国際問題評論家 - 毎日jp(毎日新聞)