倉敷繊維加工
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 倉敷繊維加工、KS |
本社所在地 |
日本 〒541-0056 大阪市中央区久太郎町2-4-31 クラボウ本社ビル4階 |
設立 | 1948年12月27日[1] |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 | 8120001078446 |
事業内容 |
不織布の製造[1] ニット製品・生活用品の製造[1] 補強ネットの製造[1] |
代表者 | 青山髙明(取締役社長) |
資本金 | 3億5000万円[1] |
純利益 |
3億5,100万円 (2024年3月期)[2] |
純資産 |
58億6,600万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
77億5,500万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 | 297名[1](2012年8月時点) |
主要株主 | 倉敷紡績株式会社 |
外部リンク | http://www.kurasen.co.jp/ |
特記事項: |
倉敷繊維加工株式会社(くらしきせんいかこう、英語:Kurashiki Textile Manufacturing Co., Ltd.)は、日本の繊維製品メーカー。旧社名は山陽レース株式会社(さんようれーす、英語:Sanyo Lace Co., Ltd.)。
概要
[編集]繊維製品メーカーであり、主として不織布、ニット製品、生活用品、補強ネットなどの製造を手掛けている[1]。1950年代より不織布の商品開発を開始し、同時期に参入した日本クロス工業、金星製紙、金井重要工業、富士帽子工業、日本フエルト工業、日本フエルト、辻富麻紡績などと並んで、日本の不織布業界の黎明期から存在する古参企業のひとつとして知られている[3]。
大原財閥の流れを汲み、倉敷紡績を中核とするクラボウグループの一角を占める[4]。かつては岡山県倉敷市に本社を置いていたが、いったん岡山県岡山市に移し、現在は大阪府大阪市に所在する[5]。ただ、現在も岡山県に生産拠点が複数置かれており、倉敷市の倉敷工場や都窪郡早島町の早島工場が操業している[6]。社章は、社名のローマ字の頭文字「K」と「S」とを図案化したものである。
特徴
[編集]設立直後はレースの製造と輸出販売を主としていたが、1960年に旭町工場に不織布製造設備を設置するなど、本格的に不織布の製造・販売に参入した[5]。その後、「クランボン」や「クラングラフト」などのブランドを展開するなど[7][8][9]、衣料品分野や資材分野で不織布事業を手掛けている[1]。また、ニット製品の製造・販売も行っており[1][10]、クラボウとして「リンパーノ」などのブランドも展開している[11]。そのほか、補強用の繊維資材である補強ネットの製造・販売も行っており[1]、クラボウとして「クレネット」などのブランドも展開している[12][13]。
2012年、日本原子力研究開発機構との共同研究により、水に溶けた放射性セシウムだけを選択的に吸着する捕集材の開発に成功した[8][14][15][16][17]。この研究成果を生かし、その捕集材を充填したカートリッジを開発するなど、製品化に成功した[8][14][16][17]。これらの研究を通じて「井戸水や沢水などを水源としている方々の『水の安心』に寄与できる」[18] としている。
拠点
[編集]沿革
[編集]- 1948年 - 岡山県倉敷市にて「山陽レース株式会社」設立。
- 1960年 - 「倉敷繊維加工株式会社」に社名変更。
- 1974年 - 静岡工場完成。
- 1989年 - 倉敷工場完成。
- 1989年 - 御船工場廃止。
- 1995年 - 早島工場完成。
- 1995年 - 旭町工場廃止。
- 1995年 - 岡山県岡山市に本社移転。
- 1997年 - 大阪府大阪市に本社移転。
- 2002年 - 静岡工場がISO14001認証取得。
- 2003年 - フィルター部門がISO9001認証取得。
- 2005年 - 不織布の開発・製造・販売についてISO9001認証取得。
- 2006年 - 不織布・生活資材関連製品の開発・製造・販売についてISO9001認証更新・拡大認証。
- 2007年 - クレネット部門がISO9001認証取得。
- 2009年 - 早島工場がISO14001認証取得。
- 2010年 - 倉敷工場がISO14001認証取得。
- 2018年 - 海外拠点「佛山倉敷繊維加工有限公司」(中国 広東省)を設立。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 「会社概要」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ a b c 倉敷繊維加工株式会社 第81期決算公告
- ^ 「不織布について」『不織布について|日本不織布協会ANNA ALL NIPPON NONWOVENS ASSOCIATION』日本不織布協会。
- ^ 「繊維」『グループ企業一覧(国内グループ会社)|企業情報|クラボウホームページ』倉敷紡績。
- ^ a b 「沿革」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 「事業所紹介」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 「衣料品分野」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ a b c 「資材分野」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 「倉敷繊維加工『クラングラフト』/グラフト重合で消臭性付与」『繊維ニュース』ダイセン、2003年3月31日。
- ^ 「限りなく、優しく、人に近づく。」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 「ダイニング・キッチン(まんぷく空間)」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 「街に生き続けるエナジー。」『倉敷繊維加工株式会社』倉敷繊維加工。
- ^ 倉敷紡績繊維事業部繊維素材部繊維資材課「2軸積層ネットCRENETTE」『クラボウ 繊維事業部 | 補強用繊維資材 | 2軸積層型 クレネット 特長』倉敷紡績。
- ^ a b 日本原子力研究開発機構・倉敷繊維加工「水中の放射性セシウム除去用カートリッジを製品化――電子線グラフト重合技術により高性能セシウム捕集材の開発に成功」『日本原子力研究開発機構:プレス発表』日本原子力研究開発機構、2012年11月7日。
- ^ 「セシウム除去で新素材――井戸水、基準値以下に」『セシウム除去で新素材 井戸水、基準値以下に(福島民友ニュース)』福島民友新聞社、2012年11月8日。
- ^ a b 「原子力機構など、水溶セシウムを除去する捕集材開発――カートリッジ製品化」『原子力機構など、水溶セシウムを除去する捕集材開発-カートリッジ製品化:日刊工業新聞』日刊工業新聞社、2012年11月8日。
- ^ 「補足説明資料」『日本原子力研究開発機構:プレス発表』日本原子力研究開発機構。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 倉敷繊維加工株式会社 - 公式サイト