佐野章二
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佐野 章二(さの しょうじ、1941年 - )は、日本の社会活動家。『ビッグイシュー』日本版創刊者。
経歴
[編集]1941年に大阪府大阪市で生まれる。1965年に立命館大学法学部を卒業後[1]、映像制作会社、大学の学生部勤務、都市計画プランナーの仕事を経て独立し、地域調査計画研究所を設立。その後、NPO法の制定に関する基礎調査をはじめ、日本各地のNPO支援センターの立ち上げ支援を行なう。阪神・淡路大震災の後は、三つの応援組織の立ち上げを支援した[2]。
2000年代からは、ビジネスによる社会問題の解決を提案。2001年NPO「シチズンワークス」を設立し、イギリスで取り組みの始まっていた『ビッグイシュー』を知って、その日本版を発行するアイディアが生まれる[3]。2003年5月有限会社ビッグイシュー日本を設立、共同代表に就任。2003年9月ホームレスの仕事をつくり、自立を応援する雑誌『ビッグイシュー日本版』を創刊。2003年12月、東京で発売開始以降、発売エリアは全国に広がる。
2007年ビッグイシュー基金設立、理事長就任。2010年 - 2011年には、内閣府「新しい公共」円卓会議の委員も務めた。2012年6月ビッグイシュー基金が、国税庁から認定NPO法人として認定される。
著作
[編集]- 『ビッグイシューの挑戦』(講談社)
脚注
[編集]- ^ 「りつめい」No.261 - 立命館大学校友会(2015年7月)
- ^ 「先輩社会事業家のビジネスモデルを学ぶ」第13回『社会事業家100人インタビュー』 - ソーシャルビジネスネットワーク(2013年4月4日)
- ^ ホームレスがビジネスパートナー『ビッグイシュー』とはどんな雑誌? - 神戸学校(フェリシモ、2009年2月7日)